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イギリス(英国)のロイヤルウースター(RoyalWorcester)英国の歴史とペインテッドフルーツとペインター
イギリスのロイヤルウースター(royal worcester)の歴史を詳しく解説していきます。
世界的に有名なイギリス(英国)の陶磁器メーカーのロイヤルウースターは、
王室御用達ブランド用品としても名高いです。
(省略してRWと呼ばれることもあります) さらに、ウースター社の創業は1751年と長い歴史があり、イギリス(英国)老舗陶磁器メーカーのアンティーク製品としても人気があります。
今から遡ること260年以上前。
いかに古いかがわかりますね。
その古さはイギリス最古の創業が、ロイヤルクラウンダービーの1750年に対してわずか1年遅れてますがイギリスでは2番目に古い釜になります。
イギリスのブランドで最も有名なウェッジウッドでさえも1759年なので、それよりも前からあるというのは驚きですよね。
当時、薬剤師の「ウイリアム・ディビス」が経営者として、科学者で医師の「ジョン・ウォール博士」が技術面の指導者として二人を中心に、15人の株式出資者を集い、イングランド西ミッドランズ地域にあるウースター市のセヴァーン川のほとりにウースター・トンキン工場として創業されました。
出典:ロイヤルウースターミュージアム
出典:depositephotos.com
翌1752年には、素地にソープストーン「ステアタイル」を混ぜて軟式磁器を製作した、
ブリストル工房を合併・買収しました。
このソープストーン磁器ペーストで薄く製法処理できる技法は1796年にスポードが「ボーン・チャイナ」を発明するより先で、この薄く高品質の陶磁器を製造する技術を確立し事業の拡大を進めて行きました。
当時のヨーロッパの人々にとって憧れの、中国の陶磁器と思わせる程の薄く高品質な磁器に人気を博したと言われてます。
それ以後この製法で、釉薬の上にエナメルカラーで絵付けを施す高度な技術や「ジェット・エナメル」と呼ばれる黒の絵付けなどがあり、さらに、銅版画転写法の技法により大量生産を可能としました。
このように、高品質の製法技術と生産性の確立で会社は成長していきました。
このように急成長したウースターですが、当時はまだ、ウースターというブランドメーカーでした。
そんな時に1788年に国王ジョージ3世とシャーロットが窯を訪れます。
ジョージ3世は藍の染付「ブルー・リリー」を大変気に入り、1789年、ロイヤル・ウースター社は、英国の陶磁器界で初めてロイヤル・ウォラント(王室御用達勅許状)を授けられました。
同年にはジョージ3世より、英国の陶磁器会で初の王室御用達(ロイヤル)の称号を得ました。
「ロイヤル」の称号が得られることは、そのブランドメーカーの社運に大きく働きかけます。
王室御用達ブランド=世界で通用するブランドであり、納品先が王室から世界と一気に広がるからです。
現在、イギリス(英国)王室御用達の食器メーカーは5社あります。
その5社の中で最初に称号を得たのはウースターです。
5年に一度商品審査があり、審査を無事通過した商品だけが継続して「ロイヤル」の称号を高々と掲げ、恩恵を授かることができるのです。
今も尚、1789年に授かった称号を現在も継承し続けているウースターは陶磁器メーカーの最高峰に位置づけされています。
アンティーク食器・陶磁器を購入する際に重要なのが、自社製品の証となるマークです。
年代とともにマークに変更があったり、判断が難しいところでもあります。
ですが、年代ごとのマークを知ることで製造年がわかるのも事実です。
ですから、陶磁器の裏底に刻印(バックスタンプ、裏印、窯印)してあるマークをしっかりと見極めることが大事です。
ロイヤルウースター歴代のマーク表記の流れ
ロイヤルウースターのシンボルマークについて表記していきます。
製品に興味があり、これから購入を考えている方だけではなく、イングランド製のロイヤルウースターを愛用している方々にもお役に立てればと思います。
ロイヤルウースターの初期のマーク・サイン
創業1751年のロイヤルウースターですが、有名な冠のシンボルマークを入れ始めたのは1862年とされています。
しかし、そのマークを入れることが根付いたのは、さらに1867年以降となります。
ですから、1867年以前に作られたロイヤルウイスターの作品にマークが表記されていることは、極めて珍しい品です。
ロイヤルウースターは、1700年代はビュート型カップの制作を一歩先を行くメーカーでした。
この年代で表記されているマークは下の三日月マークで、1783年以前の15人の創業者の中の一人である、ドクター・ウォールの時代の品です。
ロイヤルウースターのマーク 1867年~1915年
ロイヤルウースターのマークは手書きではなく、転写によるプリントで、真ん中に「51」と数字があります。
この「51」は創業年の1751年の下二桁の数から取られています。
このマークを表記した当初は、王冠が円線より、若干上に描かれていますが、1876年以降は円線と王冠が接して描かれています。
マークの色も同色ではなく、色も様々使用されています。
1862年にロイヤルウースターは社内改善を行い、その時にマークと製造年を刻印(バックスタンプ、裏印、窯印)で表記することが導入されました。
1862年から1867年
この5年間は西暦の下2桁が円の下にプリントまたは押印で表記
しかし、特に押印された文字表記は釉薬を塗った後、醜悪な状態になってしまうことも
1867年から1877年
この10年間は、西暦下2桁または大文字の英字がプリント表記されています。
英字はAから始まり、B、C、D・・・と続きJまでです。
1877年以降
1877年以降は西暦の数字は使用されなくなり、大文字英字の表記のみとなりました。
1890年
1890年は小文字のaが使用されましたが、その後小文字は使用されていません。
アルファベットの大文字表記が終わり小文字の導入を考えたのかもしれませんね。
1891年以降
1891年は英数字が使用されず、ROYAL WORCESTER ENGLANDという文字が表記されます。
それ以降は王冠や円の下に「・」を印につけ加えることで、製造年を記録していました。
ここで、ロイヤルウースターのアンティーク陶磁器に表記されている、 複雑な製造年のナンバリングシステムを図表にまとめてみました。
1867 67 または A 1868 68 または B 1869 69 または C 1870 70 または D 1871 71 または E 1872 72 または G 1873 73 または H 1874 74 または I 1875 75 または K 1876 76 または L 1877 77 または M 1878 N 1879 P 1880 R 1881 S 1882 T 1883 U 1884 V 1885 W 1886 X 1887 Y 1888 Z 1889 O 1890 a |
1891 ROYAL WORCESTER 1892 王冠の左側に点が一つ 1893 王冠の両側に点が一つずつ 1894 左側2点、右側1点 1895 左側2点、右側2点 1896 左側3点、右側2点 1897 左側3点、右側3点 1898 左側4点、右側3点 1899 左側4点、右側4点 1900 左側5点、右側4点 1901 左側5点、右側5点 1902 左側6点、右側5点 1903 左側6点、右側6点 |
1904 1903年のマーク+円の下に点が1つ 1905 +円の下に点が2つ 1906 +円の下に点が3つ 1907 +円の下に点が4つ 1908 +円の下に点が5つ 1909 +円の下に点が6つ 1910 +円の下に点が7つ 1911 +円の下に点が8つ 1912 +円の下に点が9つ 1913 +円の下に点が10つ 1914 +円の下に点が11つ 1915 +円の下に点が12つ |
ロイヤルウースター(RoyalWorcester)のマーク 1916年から1948年
さて、1915年までに24個の「・」が配置されるようになりました。
そこまで「・」が増えるとロイヤルウースターのマークが窮屈に。
その結果、1916年に増え続けた「・」すべての代わりに「*」が1つ使用されるようになりました。
「・」を増やしていくと消費者からしてみると、面倒な表記でしたが、製造元にとって利得があったのです。
「・」を増やすだけのこの作業は、製造年表記の専用に作られた銅プレートをちょっと手を加えることで、簡単に表記変更が可能だったため、大掛かりな作業をさけ、コストが安く抑えられたからです。
「・」が増えた後は、表記は様々な記号が使用されるようになりました。
1916年から1948年までのナンバリングシステムを図表にまとめると以下のようになります。
1916 *アスタリスク 1917 *と点が1つ 1918 *と点が2つ 1919 *と点が3つ 1920 *と点が4つ 1921 *と点が5つ 1922 *と点が6つ 1923 *と点が7つ 1924 *と点が8つ 1925 *と点が9つ 1926 *と点が10つ 1927 *と点が11つ 1928 四角 1929 菱形 1930 割り算サイン |
1931 連なった円が2つ 1932 連なった円が3つ 1933 3連の円と点が1つ 1934 3連の円と点が2つ 1935 3連の円と点が3つ 1936 3連の円と点が4つ 1937 3連の円と点が5つ 1938 3連の円と点が6つ 1939 3連の円と点が7つ 1940 3連の円と点が8つ 1941 3連の円と点が9つ |
1942 3連の円と点が10つ 1943 3連の円と点が11つ 1944 3連の円と点が12つ 1945 3連の円と点が13つ 1946 3連の円と点が14つ 1947 3連の円と点が15つ 1948 3連の円と点が16つ |
※ただし、上記の条件で1942年~1948年は製造年が刻印されていないものが多数あり。
ロイヤルウースター(RoyalWorcester)のマーク 1949年から1963年
1942年頃から、マークの色は黒色になり、1949年からは一度英字方式に戻ります。
しかし、またすぐに「・」式に表記にもどります。
1949年から1963年のナンバリングシステムをまとめる以下のようになります。
1949 V 1950 W 1951 W +点が1つ 1952 W +点が2つ 1953 W +点が3つ |
1954 W +点が4つ 1955 W +点が5つ 1956 W +点が6つ 1957 W +点が7つ 1958 W +点が8つ |
1959 W +点が9つ 1960 W +点が10個 1961 W +点が11個 1962 W +点が12個 1963 W +点が13個 |
1963年以降は、再度マーク表記が変わりました。
まず、1966年から1973年の7年間、「W」だった製造年の表記マークが
「R」がプリント表記されました。
レジスターマーク®とよく似ていますね。
そして、製造年はなくなり、「パターン・模様・シリーズの名前」となります。
「そのパターンが最初に販売された年」が表記されるようになりました。
いわば、毎年行われる新作コレクションのような感じですね。
1988年と1989年は例外です、ダイアモンドの中にM(1988年)とN(1989年)と表記されたものがマークの下にプリントされました。
しかし、1990年に再度、コレクション・パターンをプリントする方式に戻ります。
1990年代は通常のマークの他に、リトグラファーの識別番号と製造年(下1桁または下2桁)が灰色でプリントされています。
2000年代はこれが白色でプリントされています。
灰色でプリント 1990 39-0 1991 39-1 1992 39-2 1993 39-3 1994 39-4 1995 39-5 1996 39-6 |
白色でプリント 2000 39-00 2001 39-01 2002 39-02 2003 39-03 |
ロイヤルウースター(RoyalWorcester) アンティーク食器のマーク
1960年代になると、ロイヤルウースターの中で、食器のデザインに名前をつけるのが主流になりました。
それ以前はデザインに名前をつけるのがそれほど一般的ではなかったので、 工場ではパターン別に番号を振って識別し、手書きで表示していました。
1860年代
4桁の数字を識別番号として表示していました。
1862年中頃から使用され、7247番から始まり、1876年8月の9685まで続きました。
1876年~
Bから始まる番号で識別するようになり、 1883年5月のB1081まで続きました。
1833年~
新作のパターンはWと数字で識別するようになります。
W1から始まり、1913年中頃のW9978まで続きました。
1913年~
頭文字はCに変わり、C1から始まって1928年製造のC3390まで続きました。
1928年~ 頭文字はZになり、1962年頃まで続きました。
これらのパターンに関する記録は、高価で貴重なハンドペイントされたものだけ現存しています。
現存する記録から、どのような食器で、装飾やペインターの名前などがわかるようになっています
残念なことに、記録がない物は食器がどのような形をしていたかどうかは、もう知り得ることはできません。
『ペインテッドフルーツ』
ハンドペイントによる絵付けから、焼成を6回繰り返した後、上から金彩師による
洗練された特殊技法により22金が施され、11時間かけて磨き上げた最高級品が出来上がったのです。
深みのある手描きで描かれた洗練されたデザインのりんごや葡萄やベリー等のフルーツは、カップの外側だけでなく金彩が施された、内側にまで描かれ浮き上がるように立体的に見えます。
手で直接触れることができ、鑑賞できる実用性のある芸術作品をこう楽しめるのは、
アンティークの醍醐味と言えるでしょう。
特にりんごや葡萄やベリー等のフルーツが描かれた作品で名高い、ロイヤル・ウースターですが、気軽に楽しめるのが「イブシャムゴールド」です。
白地に色彩豊かな様々なフルーツが描かれたこのイブシャムゴールドのシリーズの由来は、
イギリス(英国)の有名な果物の産地、イブシャム渓谷にちなんだネームが付けられています。
『イングランドのロイヤルウースターのペインター』
20世紀初頭はロイヤル・ウースターの黄金期で、1928年ウイリアム・ホーキンスの後を引き継いでマスター・ペインターを継承者でエドワード・タウンゼントを育てたことで有名な天才絵付師のハリー・ディヴィス(1885-1970年)は、祖父ジョサイア・ディヴィス(1839-1913年)も、また優れた絵付師でもあり金彩師でした。
そんな祖父の勧めもありハリーは、わずか13歳という若さで絵付師の道を歩みはじめました。
するとたちまち頭角をあらわして才能を開花させました。
特に、とりわけ水彩画と陶版画にその芸術性とデザイン性の才能を発揮しています。
ハリーの考案した教えは、現在も ウースターで確立され使われているそうです。
そのハリーが得意とした題材は、自然や風景・ハイランド地方の羊や魚などです。
ソーサーがキャンバスとなり草原の草花と風景が描かれていて、そのカップの外側には生き生きとしたハイランド地方の動物が描かれており本当に素晴らしい作品です。
平面の絵画では表現出来ない、カップ&ソーサーだからこそ出来る今にも動き出しそうな動物の躍動感が感じることが出来ます。
彼の才能が誰でも分かる素敵な作品です。
『ハリーディヴィスによるハイランド地方の羊のカップ&ソーサーセット』
カップ 高さ 5cm
ソーサー 直径 10cm
ハリーは後継者を育てるのにも力を入れました。
そんな彼の目にとまったのは、フルーツ画を得意としたエドワード・タウンゼントでした。
彼はハリーの指導の下、腕を磨きハリーの死後、マスター・ペインターを継承します。
「マスター・ペインターの継承者」
・ウイリアム・ホーキンス
・ハリー・ディヴィス
・エドワード・タウンゼント
こうして集結された優秀な絵付師と、造形師、金彩師が一丸となって、制作されたロイヤル・ウースターの代表作である
「黄金期に活躍した絵付師仲間」
仲間のディヴィスとハリー・スティントンは一つ違いの兄弟で、一緒にプライベートで魚釣りなどをして楽しむ間柄だったそうです。
ウースターの絵付師には他にも、
ぼかしの技法で「孔雀」を描いたホレース・ブライス、
魚の鱗状模様を細部まで施した「エキゾティック・バード」の作者ジョージ・ジョンソン、
フルーツと花の絵を得意とするハリー・オースチン、
白鳥が飛ぶ姿の躍動感を描いたことで有名なチャールズ・ボールドウィン
チャールズ・ボールドウィン
他にも鳥の絵で有名な「ウィリアム・パウエル」がいました。
これらの作品は国内市場で、とても人気が高く現在ではどこにも在庫がないないほどの
品切れ状態になっています。
(ウィリアム・パウエル作 動物シリーズのカップ&ソーサーセット)
カップ 高さ 5cm
ソーサー 直径 10cm
これらの作品は、国内市場でとても人気が高く、現在ではどこにも在庫がないないほどの品切れ状態になっています。
『サギと風景のデミタスカップ&ソーサーセット』
カップ 高さ 5cm
ソーサー 直径 10cm
これらの作品は国内市場でとても人気が高く現在ではどこにも在庫がないないほどの品切れ状態になっています。
ロイヤルファクトリー
ロイヤルウースター社は一般に販売するための商品と、王室に捧げる為の作品を明確に分けていました。
王室の為だけに作る作品はロイヤルファクトリーと言われ1つの作品を、作り上げるのに何ヶ月も制作期間を費やすというものでした。
その分通常に出回るよりもより斬新なデザイン性の用品が多くありました。
ヴィクトリア王朝に認められる為の作品ですので、それだけの制作期間があるのも頷けますよね。
このようにロイヤルウースター社の作品は、一般向けに作られた作品と王室の為だけに作られた用品の、ロイヤルファクトリーに分類されます。
ヴィクトリア王朝に捧げた作品は当然のことながら作られた数は、非常に少なく大変稀少性の高いものばかりです。
どういった商品があるかと言いますと、ドラゴンのハンドルが装飾されている水差しや深海をモチーフにした、サンゴ礁のオブジェなどがあります。
『現在でも輝き続けるロイヤルウースタ(RoyalWorcester)の作品』
ハーブを繊細に描き愛らしい「ウースター・ハーブス」。
ロイヤル・シェイプに金彩の縁どりに浮かぶ数種の花の模様を描く「サンドリンガム」。
ストライプのウェーブのフォームに、清楚で気品を感じるブルーベリー柄が印象的な「ラビニア」。
青と黄の花コントラストが瑞々しい「パストラル」なども人気のシリーズです。
『ラビニア』
『ウースターハーブスのカップ&ソーサーセット』
「サンドリンガムの金彩コバルトのプレート」
ロイヤルウースターroyal worcesterの代表的な作品のご紹介
ロイヤルウースター透かしの技法を取り入れたジャポニズム水差し
ロイヤルウースター 1875~79年製カップトリオ手描き・ジュール
カップジュエルシリーズ:
素晴らしいアンティーク・ロイヤルウースターのセット商品です。
バニラ色のグラウンドカラーに、非常に美しい手描きのブーケと淵周りに金彩・ビーディングを施したデザインです。
エナメルと金彩で薔薇の棘一つ一つまで見える繊細な絵付けは、色合いのバランスが素晴らしく、上品で洗練されています。
熟練の職人によって絵付けされたものであることは疑いの余地がありません。
ソーサーの中央は、カップが納まるようにややくぼんだ作りになっています。
また、ハンドルはリボンを巻いたようなモールド加工がされており、細部に至るまで圧巻の作品です。
裏印と年代: メイン画像2枚目参照。
コーヒーカップ:イヤーナンバー《75》より→1875年
ティーカップとソーサー:イヤーアルファベット《P》より→1879年
状態: 欠け、ヒビ、ヘアライン、貫入、修理箇所ございません。
経年の極わずかなスクラッチ傷と金彩の擦れはありますが、ほぼ完璧な状態です。
ロイヤルウースター ジャポニズムマスクジャグ 1888年製
英国ロイヤルウースター窯のジャポニスム・キャベッジリーフ・マスクジャグの作品です。
注ぎ口の下に小さなマスクが付いてるのが一つの特徴で、いま一つはボディのキャベツの形。
これらは18世紀からの伝統デザインで、それに万国博覧会等で評判になったジャポニスム
(日本趣味)の草花が加えられています。
数字よりも大きく感じる作品です。
底のロイヤルウースター・マークの下にZのイニシャルがあることから
1888年の製品であることがわかります。
状態
とても良い状態でヒビ・欠け・修理は無く、傷も殆ど見当たりません。
取っ手の金彩が一部薄れています。
サイズ
高さ30cm
ロイヤルウースター royal worcester 小鳥が描かれた花瓶
ロイヤルウースター (ROYAL WORCESTER)の豪華な花瓶になります!
花瓶の中央に美しい鳥が描かれた逸品です。
19世紀の作品になります!!!
とても細かく描かれた上品な花瓶で造りの良さを感じさせます。
現代物では決して見ることが出来ない豪華で精緻な絵付けは、
美術館クラスと言っても過言ではありません!
写真をご覧頂ければ分かると思いますが、
このアイテムはもはや芸術品の域に到達しています。
サイズ 高さ 39cm
状態
金彩が薄くなっている部分が若干ありますが、
年代を考えれば気になりませんし、絵柄は美品で全体的に本当に美しい状態です!!!
居間の空間に華を添えることが出来る素晴らしい作品です!!!
ロイヤル ウースター royal worcester 子供の天使飾り壺 フィギュア
英国最古の名窯
「ロイヤルウースター」の子供の天使の飾り壺一対です。
アンフォラを運んでる2人の子供の
重そうな表情がユーモラスですね。
黄色と水色の落ち着いた色合いで上品な雰囲気です。
サイズ
高さ:約16cm
幅:約12cm
奥行:約7cm
状態
目立つ大きな欠け、割れ、傷なく基本的良好な状態です。
アンティークですので細かいキズ等がございます。
参考資料
ロイヤルウースター公式サイト
ミュージアムオブロイヤルウースター
ロイヤルウースターを店頭に飾っております
弊社の扱うロイヤルウースターについて
1751年に創業した英国の中でも数少ない王室御用達のロイヤルワラントの称号を得た高級陶磁器メーカーであるのは既にご存知かと思います。
ロイヤルウースターといえば、セレブで有名な叶姉妹もコレクションをするほどんお素晴らしい芸術性を持ったブランドとなります。
現在では工場生産でプリント印刷の作品がほとんどなっておりますが、私が販売しているロイヤルウースターは1800年代後半〜1900年代前半の作品で全てを職人が作った作品です。
代表作品であるペインテッドフルーツからジョンスティントン、ジェームススティントンが絵付けを行ったハイランド地方の動物シリーズを中心に取り扱っております。
イブシャムゴールドは22金のゴールドを何層にも重ねて簡単には下地が見えないようにコーティングされています。
ロイヤルウースターをコレクションされていらっしゃる方であるならば、ご存知かと思いますが現在ではその絵付けの美しさから、市場に出てくる商品数が非常に少なくなってきております。
もちろん、現在でも生産されているモデルは工場で作られているので、簡単に手に入るのですがロイヤルウースターの黄金時代の1800年代後半〜1900年代前半の商品は、ほとんどが市場に出てくることなくコレクターの手に行き渡ってしまいました。
ですが私のショップでは、そういったなかなか市場に出てこない商品も独自のルートを使って仕入れておりますので、定期的に素晴らしい作品を仕入れる事が出来ています。
なので基本的には在庫を切らさずに運営をしています。
もし、私のショップの店頭に出ていないロイヤルウースターの商品でこういった商品が欲しい、と言った商品が御座いましたらお気軽にお問い合わせください。
弊社の独自ルートで探させて頂きます。
最高の逸品をご提供させて頂きますので是非お気軽にお問い合わせください。