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ウォールランプと燭台の歴史

「ウォールランプ」や「突き出し燭台」といった言葉は、壁に取り付けられた照明器具を表現するのに同じように用いられることが度々あります。

しかし厳密に言えば、「ランプ」が照明をもたらすものである一方で、「突き出し燭台」とは壁に取り付けられた物質的な部品を指します。

ややこしいことに、「ブラケット」という言葉は真鍮あるいは鋳鉄製の骨組みを表現するのによく用いられました。

そうした骨組みが19世紀の家屋を徹底して火災から守るために、灯油ランプを壁から引き離していたのです。

こうした真鍮製のウォールブラケットのなかには、ランプを180度水平に動かせるよう設計された可動式の腕を持つものもありました。

ある時期からは、鋳鉄製灯油ランプのウォールブラケットには2つのジョイントがあり、両タイプの多くにはランプのガラスホヤの後ろに反射鏡がありました。

そうすることで様々な方向を照らすことが出来たのです。


他にはダブルブラケットとして知られるタイプがあり、2つの灯油ランプを同じ燭台に取り付けられるというものでした。

明るさという点で反対にあるのは、数ある会社の中でも
シルバーコーポレーションによって開発された小型のウォールランプたる
灯油ナイトランプです。

灯油ナイトランプの場合ブラケットは燃料容器でもあり、
壁のホックにかけられることがよくありました。

優美にカーブしたチューブの端につけられるグラスシェードの色は
パールホワイトからコバルトブルーまで様々でした。

19世紀後半からの初期ガスランプもまた壁に取り付けられました。

Gasoliers(ガス灯のシャンデリア)と呼ばれたガスランプの中には、
燭台を支える3つの腕を持つものもありました。
こうした燭台の真鍮部分にはよく細やかな装飾が施され、
例えば花の意匠やカリカチュアなどがよくあるモチーフでした。

ガスを燭台上のランプに供給するチューブは細いつるや枝に見えるよう
デザインされたものが多く、一方でガスの流れを操作する鍵は
葉や飾り房のように鋳造されていました。

ガス灯のシェードはシンプルなものが好まれましたが、
単なるガラスのボールからロウソク状のホヤや百合のように上を向いた花まで様々でした。

ビンテージもののガス灯の中でも特に面白いものは、
ニッケルメッキ真鍮の「目医者ブラケット」が取り付けられていました。

これは垂直にも水平にも動かせるというもので、
眼科や医者、歯医者が用いたことからその名が付けられたのです。

19世紀末に電気がどんどん一般的になってくると
電化ウォールランプが現れました。

特に1907年の白熱電球発明は、壁付けタイプを含めたあらゆる種類のランプの需要に拍車をかけました(白熱電球はそれまでの白熱灯の半分の電気しか使わなかったのです)。

この時代のランプはアーツ・アンド・クラフツ様式やミッション様式、
アール・ヌーヴォー様式でデザインされました。

電化に関連して重要なことの中でも、ウォールランプがいまや単なるホヤの
代わりにシェードを持てるようになったということは、
当然強調しなければいけません。

シェードは今や下向きにも出来るのであり、灯油ランプやガスランプで可能だったのとは全く違う様に部屋を照らすことが出来るのです。

しかし今でも様式や室内装飾の典型として天上向きのシェードはあります。

またシェードはガラス以外の素材でも作れます。

例えば羊皮紙やシルクのシェードは典型的ですし人気です。

火で照明していた時代に立ち返って、ゆらめく炎をかたどった
電球を持つシェードもあります。

ビンテージウォールランプと燭台について最も視覚的な注意を引く時代は
アール・デコ時代です。

この時代にはシェードで全て覆い隠されて燭台が見えないようなランプがありました。

典型的なのは、黒く塗られた装飾つきのホワイトガラスの電灯です。

その他例えばバスルーム用には、つや消ししたグラスシェードがさび防止のクロムメッキを施された真鍮燭台と組み合されました。
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