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  • セーヴル焼のダブルL・ダブルCマークとは?
セーヴル焼のダブルLマークは1751年に導入され、1753年には製作年度を示すコードも書き込まれるようになりました。
 
セーヴル焼の製作年コードは1753年に「A」から始まり、1777年に「Z」まで使用されました。
 
その後1778年にコードは「AA」から再スタートし、1793年を表す「PP」まで続きました。
 
1793年以降、ダブルLマークは“République Française(フランス共和国)”の頭文字を取ったRFマークへと変更されました。
 
この変更は、フランス王ルイ16世の王権を転覆させたフランス革命の時代と一致します。
 
1803年、共和政として知られていた時代は統領政府の時代へと移行しました。
 
1804年には、ナポレオン=ボナパルトが自身をフランス皇帝であると宣言したことで帝政が始まります。
 
それから10年後の1814年にナポレオンがワーテルローの戦いに敗れると、王政が復活しました。
 
ルイ18世が新しく国王となったことで、セーヴル窯はダブルLマークを再導入し、その後1824年までこのマークの使用を続けます。
 
それからチャールズ10世が王権を継承すると、ダブルLマークはダブルCマークへと変更されました。
 
1751-1753
セーヴルマーク ダブルL 1751-1753
1751-1753
セーヴルマーク ダブルL 1751-1753
1751-1753
セーヴルマーク ダブルL 1751-1753
1753
セーヴルマーク ダブルL 1753
1755
セーヴルマーク ダブルL 1755
1757
セーヴルマーク ダブルL 1757
1764
セーヴルマーク ダブルL 1767
1778
セーヴルマーク ダブルL 1778
1814-1824
セーヴルマーク ダブルL 1814-1824

 
セーヴル焼のダブルLマークはその他多くの陶磁器メーカーに使用されるようになります。
 
イギリス陶磁器メーカーのコールポートやダービー、ミントンをはじめ、大陸のパリ、リモージュなども使用していました。
 
 

ミントン(イギリス,スタッフォードシャー)

ミントン ダブルL
創業:1793年
創業者:Thomas Minton
使用期間:1800年〜1816年
 
ミントンははじめアーズンウェア(陶器)窯でしたが、1798年からポースレン(磁器)の生産を開始します。
 
セーヴル焼マークの模倣は1800年〜1816年に、セーヴル焼に似た見た目をした製品に対し使用されました。
 
重ねられた「L」の間に必ず模様番号が書き込まれているのが特徴です。
 
 

パリ(フランス,クリニャンクール)

パリ クリニャンクール ダブルL
創業:1771年
創業者:Pierre Deruelle
使用期間:不明
 
クリニャンクール絵画スタジオはフランス王室からの特別な庇護を受けており、1784年5月16日にはフランス王の弟が工房に対しポースレンに多色装飾を施す許可を取り付けました。
 
それまでは、多色装飾はセーヴル窯の専売特許でした。
 
 

パリ(フランス,リュ・ドゥ・ラペ)

パリ リュ・ドゥ・ラペ ダブルL
創業:1820年
創業者:Feuillet
使用期間:19世紀
 
こちらの工房で生産されたポースレンはセーヴル窯を含む複数のポースレンメーカーに販売され、セーヴルスタイルの装飾が施されました。
 
 

パリ(フランス,リュ・ドゥ・フォーブール・ジョアン-マルタン)

パリ リュ・ドゥ・フォーブール・ジョアン-マルタン ダブルL
創業:1870年
創業者:Balthasar Augustin Le Hujeur
使用期間:1870年〜1900年
 
こちらの工房は、後述のEdmond Samsonとならんでセーヴル焼の模造に非常に優れていました。
 
 

パリ(フランス,リュ・バロンジェ)

パリ ダブルL リュ・バロンジェ
創業:1873年
創業者:Edmond Samson
使用期間:19世紀〜20世紀
 
マイセンやセーヴルなど多くの有名陶磁器メーカーの模造品を生産していたことから、「模造のサムソン」と呼ばれていたEdmond Samson。
 
初期のころは個人的なコレクターや博物館のために製造していましたが、のちに変化していきました。
 
 

コールポート(イギリス)

コールポート ダブルL
創業:1796年
創業者:John Rose
使用期間:1840年〜1849年
 
コールポートがこのマークを使用し始めたのは1805年になってからで、それまでの焼き物は外注していました。
 
1820年にWilliam Billingsleyが加わったことで装飾技術が向上され、1830年以降セーヴル焼にならった多色装飾が施されるようになりました。
 
 

ダービー(イギリス)

ダービー ダブルL
創業:1756年
創業者:Planché / John Heath / William Duesbury
使用期間:1840年〜1849年
 
最初のダービー窯は1745年に創設されましたが、長くは続きませんでした。
 
1756年にWilliam Duesburyによって再建され、こちらは成功しました。
 
ダービーの製品は、「ダービー、ドレスデン2世」をスローガンに売り出されたことからもわかるように、マイセンの模倣を目指しました。
 
1784年にチェルシー窯に併合され、19世紀半ばには多くのセーヴル焼を模造しました。
 
 

イル・サン=ドニ(フランス,セーヌ)

イル・サン=ドニ ダブルL
創業:1778年
創業者:Laferté
使用期間:1778年〜1780年
 
イル・サン=ドニ窯が創業したのはセーヴルが多色装飾を独占していたころでした。
 
1778年になるとイル・サン=ドニの商品にダブルLマークが付けられるようになり、1779〜1780年の製品には製作年度も追加されました。
 
 

リヒテ(ドイツ,テューリンゲン)

リヒテ ダブルL
創業:1822年
創業者:Johann Heinrich Leder
使用期間:1824年〜1840年
 
リヒテのこのマークが使用されたのは、リーブマン兄弟が経営していた間でした。
 
1840年にヒューバッハ兄弟が引き継ぐと、このマークは使用されなくなりました。
 
 

リモージュ(フランス)

リモージュ ダブルL
創業:1771年
創業者:Gillet / Massé / Fourneira
使用期間:1784年〜1793年
 
リモージュ窯はアルトワ州の庇護のもとで創立されました。
 
1784年にはフランス王の所有物となり、ダブルLマークが窯のマークとして導入されました。
 
リモージュにはほかにも多くの陶磁器工房がありますが、こちらのリモージュ窯は1796年に閉鎖されました。
 
リモージュ白磁の多くは、セーヴル窯で装飾が施されました。
 
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