機械式 クロノグラフ エルメスヴィンテージ腕時計の価値 アンティーク時計

エルメスのヴィンテージ機械式腕時計の性能とブランド力


腕時計は、女性にとっても男性にとっても、実用性はもちろんですがアクセサリー感覚で


気軽に身に着けることができるお洒落なアイテムです。


そんな腕時計ですが皆さんはどのように考えていますか。


男性は、有名ブランドで機能性、高級感を兼ね備えた腕時計。


女性は、有名ブランドで流行りと高級感を兼ね備えた腕時計。
 

そして、人により製品に対する価値観の違いがあるのですが、自分にとっての「価値」のある品を
 
と思うのでは。


そうなのです。正直、男女ともにキリがないくらい腕時計に対する憧れとこだわりが織り交ざった
 
 
価値観がたくさんあるのです。


エルメス クオーツ クリッパー コンビ 現行モデル

・エルメス :クリッパー クォーツ コンビ レディース


ただ一ついえることは、その腕時計に愛着が沸いて長く愛用できるという品が自分にとって一番価
 
 
値のある製品だということではないでしょうか。


現在は高級腕時計の製品は女性の一部装飾時計を除いて、殆ど機械式腕時計が主流です。


そして、機械式の腕時計は電池交換不要で寿命のあるクォーツ腕時計と違い、長く愛用できるメ
 

リットがあります。


そんな価値を持つ機械式腕時計といえば最高級ブランドというだけでも十分に価値のあるエルメ
 

スのヴィンテージ腕時計があります。


エルメスヴィンテージ腕時計は現行の腕時計よりも価値のある品が多数存在するのです。

ヴィンテージ エルメス腕時計 ミッキーマウス 機械式

 

そもそも、エルメスはそのブランドイメージは最高級ですね。


それに加えヴィンテージエルメスは当時の時計メーカー最高品質を製造ブランドとして
 

有名なSWISS(スイス)製のランデロン社の機械式ムーブメントを使用しておりその性能は
 

かなりの評価を得ているのです。
 
 
そのため、エルメスのヴィンテージ機械式腕時計は販売された当初のまま現在も時を刻み
 
 
価値を生み出しているのです。
 
 
さらに、最近は女性が大きめのケースの時計を身に着けているのをよく見かけます。
 

すごく目立つので自然と目を奪われますが、それをエルメスの高級ブランドとヴィンテージのメン
 

ズ腕時計の組み合わせで身に着けた姿を想像するとスタイリッシュでかっこよくお洒落なイメージ
 

が湧いてきます。
 

こんな風に人は新たな価値観が見出されるのです。


私もそんな、エルメスヴィンテージ腕時計に新たな価値観を見い出され愛用している一人です。
 

機械式腕時計のからくり

 
 
ヴィンテージ エルメス スケルトン 腕時計


・アンティーク HERMES(エルメス) 2トーン 手巻き腕時計
  ケース  :18K充填モデル
  ケース直径:約33mm(リューズ含まず)
  ラグ幅  : 18mm

エルメス ヴィンテージ腕時計 スケルトン ムーブメント

・ムーブメント:スイス製の手巻き
 
 ここでまず、価値あるヴィンテージ時計を見出すために機械式腕時計のムーブメントについて


知っておきましょう。


男性は性能を重視し機械式時計に詳しい方も多いのですが、装飾時計に目が行きがちな女性は


正直ムーブメントに目を向けることが少ないのではないでしょうか。


この機会に少しでも知っていただけるといいですね。



機械式腕時計とはゼンマイ時計のことです。


時計の裏側を見ると、複数の大小の歯車がありますが、もちろん一つ一つ役割と名称があり


この下の方にあるのがゼンマイなのですが、目視はできません。


まず、ケースの横についているクラウン(リュウズ)に注目です。


このリュウズを巻かなければもちろん時計は動きませんね。


リュウズを上に巻き上げると、歯車が噛み合いゼンマイを巻き上げ時計が動くわけです。


では、素朴な疑問ですがどうして電池を使わずに時計が動くのでしょうか。


リュウズを上に巻き上げると、平衡に繋がっているケース内に収まれたキチ車が


上記画像の左上の丸穴車を左回転させます。


そして、Hermèsの文字が入った角穴車が右巻きに回転します。


この角穴車の芯がゼンマイの収まっている香箱というケースの中心につながっています。

(この文字の下にゼンマイが入っているんです。)


ゼンマイが巻かれ、それをほどく力が左巻きに香箱全体回転させ、外周の歯車、


香箱車が輪列へと動力になり時計が動くのです。


輪列とは二番車(上記画像奥の中心にある金の歯車)表では分針が付き、時計の中心にあり1時間


で1回転します。


そして、その下に三番車がありますが、これは二番車と四番車のいわば中継の歯車で、


二番車のよりやや下に並ぶ四番車が秒針となっています。


三番車は歯車の中心の「カナ」と呼ぶ歯数の少ない歯車と噛み合うことで順に回転数を上げて、ス


ピードの違う分や秒の針を回転させることができるということです。


これが、ゼンマイの機械式時計が動くからくりです。


エルメスヴィンテージ腕時計のムーブメントSWISS(スイス)製のランデロン社

 
 ヴィンテージエルメスのムーブメントはランデロン社が製造した品が多いです。


ランデロンはどんな時計ブランドメーカーだったのかご紹介していきましょう。


ランデロンは1970年代までスイス製のクロノグラフのムーブメントではかなりの


シェアーを占めていた会社です。


スイスといえば高級腕時計ブランドメーカー集結して有名ですよね。


そのスイスで1970年代まで、クロノグラフのムーブメント生産の最高峰にいた


会社ということになります。


ですから、エルメスではないブランドの腕時計のムーブメントにもランデロンの


ムーブメントを使用したヴィンテージ腕時計の存在もかなりあるのでしょう。


しかし、1980年代にランデロンも含めて世界各国の時計ブランドのほとんどが


「クォーツショック」によって大きな打撃を受け倒産してしまったのです。


クォーツショックとは、1969年12月25日SEIKOが手巻きをしなくても電池で1年駆動する


高性能の腕時計を発表したことから始まります。


今まで、機械式腕時計が主流だった時計業界ではかなりの話題となりました。


販売当初は、そのクオーツ時計が車1台分よりも高かったといわれています。


その後、SEIKOが特許得て、製造法を公開するとクォーツの低価格化が進み


誰でも購入できる品になってしまったんです。


この影響で、スイスでは1980年代末には時計産業がピーク時の1970年代の3分の1


にまで減ってしまったのです。


ランデロンもその影響をもろに受けて倒産してしまったのです。


ですから、マニアの間では、このランデロン48という248の初期型のムーブメントが搭載


されたヴィンテージ時計は高値で取引され市場では中々流通せずかなりの人気のある製品


となっています。


今はなき、ランデロンのムーブメントは貴重で価値のある品となっているんです。


機械式腕時計ムーブメントの石の意味


次に、ランデロンの機械式ムーブメントを参考にもう少し構造を知っていきましょう。


精密機械の内部構造に欠かせないのが耐震対策の受石や穴石です。


歯車の芯の上下には石と呼ばれる部品で芯を上から押さえる石(受石)盤と受け間に中受けに


石を使用します。このことで、振動によるショックを吸収する仕組みです。


ヴィンテージの時計には64石~100石使用している品も多く、その数が多いほど


手が込んだ高級品として重宝されていたようです。単純に考え半分で計算すると、


時計の中に64か所も耐震対策用に受石が使用されていたことになりますから、


内部はかなり複雑で繊細な構造になっていたのではないでしょうか。


ヴィンテージ時計は石の数を確認するといいですね。


エルメスヴィンテージ腕時計ムーブメント、ランデロン248では17石となっています。

エルメス ヴィンテージ クロノグラフ ムーブメント

・ヴィンテージ エルメスクロノグラフ ムーブメント :ランデロン248(48後期)17石


ピンクの濃い色の部分が石の使われている部分です。表面だけで4つありますね。


もちろん内部にもありますが、この石は天然のルビーを使用しています。


これだけの複雑構造ですと、やはり石の数も気になりますね。


私は、ヴィンテージの機械式時計を知るまで、宝飾の宝石の数だと思っていましたが。


装飾ではない場所で宝石が使われているとは驚きでした。


ヴィンテージエルメスのクロノグラフは、ストップウォッチ機能が加えられた


機械式腕時計ですが、これも先に話した通りゼンマイが巻かれ逆方向にほぐれる力を動力にした


時計です。


真ん中の金色の二番車がゼンマイの動力をうけて動き出し、


ケースの外側にリュウズを挟んで上下にボタンがついています。


その、ケースの横にある2つのプッシュボタンで、

スタート(上のボタン)・ストップ(下のボタン)・リスタート(上のボタン)

・リセット(下のボタン)ができるのです。


これは、ランデロン248(ランデロン48後期)クロノグラフの特徴ともなっています。


この技術を機械仕掛けで作るとは時計技術者の匠の技に関心してしまいます。

エルメス ヴィンテージ クロノグラフ ケース

・HERMES エルメスゴールドプレートダイアルクロノグラフ腕時計
・ムーブメント:ランデロン248(後期48)


機械式腕時計の繊細な構造を知れば知るほど、その技術力に惹かれてしまいます。


1.2日時計を巻かなければ時計は止まりますが、世話が焼けるのも愛着に繋がります。


そして、やはりクォーツショックの後、1980年からは機械式腕時計の


熟練された技術が再認識され高く評価されるようになったのです。



そんな、技術の組み込まれたランデロンの時計を身に着けた時の満足感も


同時に実感できるのもこのヴィンテージエルメス時計ならではですね。


 高級腕時計と装飾腕時計


 
高級時計ブランドとして誰もが耳にしたことのある「ロレックス」では、女性用の文字盤が


ローマ数字でベルトがステンレス(ローマン)のデイトジャストと腕時計と文字盤がダイアモンド


でベルトにゴールドとステンレスのコンビ(10テンポイント)のデイトジャストでは数十万円価


格が違いますが、この数十万の差は、装飾の値段の差で、装飾が豪華なほど数百万する製品となっ


ているんです。


ですから、デイトジャストの腕時計の内部構造(ムーブメント)はこれらは同じ自動巻き上げの機


械式時計なのです。 


※ロレックスには他にも違う性能が付いた腕時計の種類があります。


※デイトジャストはロレックスが1945年に世界で初めて日付が自動的に現れる腕時計として


販売してから不動の人気を誇る腕時計です。


こう考えると、ヴィンテージエルメス時計の装飾はベルトになりますね。


もちろん、エルメスではエルメスの腕時計であればヴィンテージ品でも


ベルトのオーダーは可能です。


エルメスのベルトのカラーバリエーションは現在205色となっています。


そして、毎年新色が発表されていますので今後さらに増えるでしょう。


その他に素材のバリエーションが45種類以上ありますが、革の種類は概ね7種類となっていま

す。


エルメスの腕時計ベルトに関してはこちらで詳しく説明しています。

エルメス ベルト トゴ カラー



なんといってもエルメスの革製品は最高級品ですから、ヴィンテージ腕時計には


着替えをさせることでかなりの高級感と個性を持った製品としての新たな価値が見出すことが


できます。


エルメスのヴィンテージ腕時計でなくても、同じ革素材を使用した腕時計のベルトの


ハンドメイドのお店など今は、ネットで注文ができますので、そちらを利用するのもいいですね。


革ベルトは劣化しますので、数本持っていて自分の腕時計を四季やお出かけスタイルに合わせ


着替えさせるのも素敵だと思いませんか。