カルティエとジャガーの発明 デプロワイヤントバックルベルトの開発秘話

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カルティエ社性 デプロワイヤントバックル

カルティエとジャガーの発明 デプロワイヤントバックルの開発秘話

本日ご紹介するのは、ブレスレット部分を美しく機能的に見せる『デプロワイヤントバックル』についての秘話です。

1900年代初頭の話ですが、当時『カルティエ』と『ジャガー』は最新技術を共同で研究していました。

これは、現代にも採用されている高級モデルのバックルで、ジャガー社が特許を取得しました。

エドモンドジャガーが特許を取得したデプロワイヤントバックルの設計図

1910年にエドモンド・ジャガーがこの特許を取得しましたが、契約によりカルティエが独占的に使用できることになっていました。

カルティエの資料には、ルイ・カルティエの手紙があります。

この手紙では、カルティエがジャガーに特許取得の許可を出していたことが分かります。

具体的にどの特許かは分かりませんが、カルティエが日常的に許可を与えていたことがわかります。

要するに、カルティエが資金を出しジャガーは、研究開発を任されその成果はジャガーのものにして良いという契約があったんですね。

1900年代初頭 カルティエとジャガーの関係

特許がジャガー名義で取得されたのは、ジャガーに大きな利益をもたらすためだと考えられます。

当時のカルティエは宝飾品ブランドであり、時計についてはジャガーが専門的な知識、経験、情報を持っていたために、ジャガー社に利益を与えることで、自社の時計の開発をスピーディに進める狙いがあったのだと思われます。

ジャガーが開発したデプロワイヤントバックルは、見た目にも美しく、時計が紛失しないような画期的な仕組みでした。

このような細かい部分へのこだわりは、腕時計の研究が丁寧に進められていたことを示しています。

デプロワイヤントバックルを今の私たちが使うことが出来るのは、カルティエ社とジャガーの研究があってのことだったんですね。