指先に纏うアンティークに物語があるように、頭上から降り注ぐ光にもまた、語られるべき歴史があります。
今回ご紹介するのは、エミール・ガレの没後、その魂を継承した「établissement Émile Gallé」の手によるカメオガラス・シャンデリア。深みのあるバーガンディ・レッドで描かれた「Feuilles d'érable(紅葉した楓)」が、柔らかな光の中で鮮やかに浮かび上がる、1920年代パリの至宝です。
「二重の署名(Double Signed)」という希少性 この作品の特筆すべき点は、ガラスボウルのバーガンディ部分と、ベースのライトイエロー部分の二箇所に「Gallé」の署名が刻まれていることです。これは、各層の彫刻がガレ工房の厳格な基準を満たしていることを示す、コレクターにとっても喜ばしいディテールと言えます。
パリの名門 Hettier & Vincent の黄金装具 ガラスを支えるブロンズ装具は、戦間期パリの照明界を代表する名門「Hettier & Vincent(エティエ&ヴァンサン)」によるものです。当時のカタログが示す通り、彼らはガレやドームといった一流工房のガラスに、特許を取得した独自のチェーンを組み合わせ、パリの邸宅を飾る数々の傑作を生み出しました。
時の経過を刻む「金の輝き」 チェーンには当時の金鍍金(Gild bronze)が美しく残っていますが、キャノピーやフックにはあえてメッキの痕跡を残すに留めています。この「時を経てきた証」こそが、新品には出せないアンティークならではの奥行きと、恵比寿の静かな隠れ家店舗にふさわしい落ち着きを与えてくれます。
制作年代: 1925年頃(1920年〜1931年の黄金期)
ガラス制作: Établissement Émile Gallé(ダブル・サイン入り)
装具制作: Hettier & Vincent(パリ)
モチーフ: Feuilles d'érable(紅葉した楓)
技法: 被せガラス、酸化腐食彫り(カメオグラス)、ゴールド・ブロンズ
サイズ:
全高:約 69 cm
ガラスボウル直径:約 39 cm
電装: 日本国内の規格に合わせて、E14ベースのソケットに交換してのお渡しが可能です。
状態
目立つ大きな欠け、割れ、傷なく基本的良好な状態です。
一定金額以上のジュエリーは第三者機関を通して鑑定を行なっております
珍しく貴重な逸品を取り揃えております。大量仕入れは行わず一つ一つ厳選した商品のみ販売しておりますのでご安心ください。
一本一本に異なる魅力を持つからこそ、ゆっくりと時計に向き合っていただきたい。その想いから「予約制」とし、お客様だけの空間・時間をご用意しております。
形状によって出来ないものもございますが、リングのサイズを調整して頂くことが可能です。
現代の既製品にはない、手仕事ゆえのゆらぎや、経年変化による風合い。それらを「傷」ではなく「物語」として愛でる、豊かなライフスタイルの提案。
アンティークは、お客様が手にした瞬間から新しい歴史を刻み始めます。いつかまた誰かの手に渡る時まで、共に時を刻む喜びを分かち合いたいと考えております。