ドーム兄弟（ドームナンシー）秋景色のミニチュアール

春夏秋冬の中で、夏と秋が一番少ないように思われます。

秋のミニチュアールなので、さらに珍しい作品です。

なかなかこのサイズのミニチュアールは出てきませんので、ミニチュアールコレクターの方は必見の作品ではないでしょうか。

ドームの四季風景シリーズの作品は、１８９０年代頃から１９００年代初頭にかけて製作された物で、当時の様々なガラス工芸技術を高レベルで駆使された作品群です。

この冬景色の作品は、色を混ぜ合わせたヴィトリフィカシオンの素地に被せガラスを施し、驚くような細やかさで風景の輪郭をカメオ彫り（酸化腐食彫り）とグラビュール（手彫り）で浮かび上がらせ、情緒有る繊細さを以ってエナメルで着色を行った非常に手間がかけられた装飾の作品で、その完成度で美術市場で非常に高く評価される物です。


サイズ
　高さ　　約 4cm
　最大直径　　約 1.7cm

状態
目立つかけ、割れ、傷なく基本的良好な状態です。

注意

最後の写真はイメージです。

ブログはこちらから

ドーム兄弟がミニチュアールを作った理由を解説しておりますので、興味のある方はご覧くださいませ。