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こちらの作品はまるで生きているかのように、とても細かく繊細に彫刻がされた、躍動感あふれるすばらしい作品です。
この作品は1870年頃に作られたモデルですが、作者はわかっておらず、しかしながら、作品のスタイルがケンドラーに似ていることから、ケンドラーの影響をうけた人物が作成したものだと考えられています。
作品の原材料には白のポーセリンが使用され、すばらしい光沢仕上げ、そして最古の塗装技術を取り入れながら丁寧に塗装仕上げされた、とても優れた手作り陶器人形です。
モデルになっているのは、真っ白な馬にまたがった兵士です。
このヒゲの生えた軽騎兵はエレガントな赤いジャケットを身に着け、毛皮で飾られた青いマントを羽織っています。
彼の右手にはサーベル(Sabel 軍人や警官が腰に下げた西洋風の洋剣)を持ち、右肩部分にあてています。
美しい白い馬は兵士の握る手綱によって導かれています。
土台からは、木が生えていて、馬はこの木によってサポートされています。
こちらのフィギュアは楕円形の岩の形をした土台に固定されています。
細部までとても丁寧に作られたこの作品は、マイセンならではの細やかな職人技が見受けられる、とても素晴らしい作品と言えます。
こちらのフィギュアには19世紀のマイセンの双剣マーク(贋作防止のため、マイセンの陶磁器には交差した2本の剣のトレードマークが1723年から用いられており、これは現在まで使われているトレードマークの中ではもっとも古くからあるものの一つ。なお、刃や鍔の傾きなどは年代によって変化している)が記載されています。
その他に、モデル番号 1132 / 形成番号 140 と言う記載があります。
画家番号も記載されているのですが、とても見にくく読み取ることが非常に困難です。
全体的に非常に良好な状態で、修復もなく、欠けやひび割れ、細かな線もありません。
こちらの製品は新品ではなく骨董品(アンティーク品)であることをご了承ください。
製造窯: マイセン製作工場
寸法: 高さ26.5cm 横幅20.5cm
製造年: 19世紀 1870年
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