バカラグラス(BACCARAT)クリスタルの本物・偽物見分け方
バカラクリスタルの起源は19世紀よりも前に遡ります。
しかし、その会社がフランス国外に展開し、上質な香水瓶やグラス、
そしてペーパーウェイトを製造する会社として知られるようになったのは19世紀半ば頃になってからでした。
バカラの会社は創業時から、クリスタル製の製品には会社のマークを入れていましたが、
そのマークやその作り方は時代とともに変わっていきました。
マークには会社の名前が表記されることもありましたが、
初期の製品には会社のイニシャルBと製造年が記されていました。
バカラのロゴを探す
バカラクリスタルの製品にはデカンタから香水瓶、そして脚付きグラスなどがありますが、
その多くには会社の名前入りのロゴが入っていました。
また、1920年代初期の製品の多くには、カラフェやゴブレット 、またはワイングラスの絵が、
バカラあるいはフランスの文字とともに、円形のロゴとして記されていました。
脚付きグラスやカラフェの場合、そのロゴは底に入れられています。
ペーパーウェイトにおいては特定の場所は決まっていませんが、
ラベルに入っていたり、セットの場合は、そのどれか1つにロゴが入っていたりします。
現代ではレーザー彫刻という技法が用いられていますが、
バカラという文字だけにその技法が使われているので、ロゴの中でもひと際目立っています。
また、ロゴが作られるようになったのは1800年後半だったので、
最初の頃に作られたペーパーウェイトにはロゴが入っていませんでした。
その代わりに、ペーパーウェイトのどこかにBのイニシャルと製造年が記されているはずです。
バカラの模様から調べる
ガラス性のバカラクリスタルの製品の模様にはたいていモデル名が付けられていますが、
製品が入っていた箱を保存していないとついつい忘れがちです。
模様のモデル名がわからない時は、製品交換用のウェブサイトに載っているギャラリーの欄から、
自分が持っているものと似た模様のガラス製品を探し出すことが出来ます。
それらしい模様の製品を見つけたら、画像検索でその模様の名前を調べてみると良いでしょう。
なるべく多くの画像をじっくりと観察することで、自分のものと同じであるかどうか確かめることができます。
会社に問い合わせてみる
もし、持っているバカラの製品が最近作られたものである場合、
あるいはそもそもそれがバカラの製品であるかどうかわからない時は、
会社のカスタマーサービスに問い合わせてみると良いでしょう。
会社のオンラインカタログを調べて似たようなガラス製品を探すことで、
その模様の名前突き止めることができます。
また、バカラの小売店の詳しい人に尋ねれば、自分の持っている製品について教えてくれるかもしれません。
バカラクリスタルかどうかわからない時は
持っているガラス製品がバカラのものかどうかわからなくて、
それが比較的新しめのものである場合、バカラの小売店に持って行きましょう。
新しめのものでない場合は、クリスタルやアンティークものに詳しい骨董屋に持っていくのが良いかもしれません。
いずれにせよ、お店の詳しい人は数年に渡って数えきれない程の製品を鑑定してきているので、
持って行ったものが偽物か価値あるものかどうかを教えてくれるはずです。
また、写真入りのクリスタル図鑑も、その製品が本物かどうかを見分けるのに役立つはずです。