バカラ(baccarat)グラスやワイングラスの様々なモデルをご紹介します!
バカラ(Baccarat)グラスあなたにぴったりのグラスをご紹介します!
バカラは各国の王族や貴族に愛され、そのガラスの美しさと品質の良さから高い名声を得て、その評判はヨーロッパだけにはとどまらず、アメリカや日本の皇室からも長い間愛され現在も『クリスタルの王様』の名を欲しいままにしています。
いかに、バカラの職人達がこれまで技術の発展に貢献してきたか窺い知ることができます。
それでは、世界最高格付のガラスブランド・バカラの中から抜粋したデザインパターンを
ご紹介していきたいと思います。
バカラワイングラス ベガ ブルーグラスバージョン(VEGA)
6個のダイア型連なったラインのステムが特徴的な「ベガ」シリーズのワイングラスです。
Savinel & Rozéというデザイン会社がバカラのためにデザインをしたモデルでございます。
ジグザクにカットされたステムがモダンで目を引き、
コバルトブルーに色付けされたボウルとステムの配色がとても美しい輝きを放っています。
インテリア工芸品としての価値もあり、非常に人気の高い20世紀のモデルです。
「ベガ」とは、こと座α星の一等星のことです。
織姫星といえばおわかりでしょうか。
この星は、こと座の中で一番明るく輝いています。
また、ベガはアルタイル(彦星)とデネブとともに夏の大三角を形成している星です。
夏の夜、東の空を眺めながらその星空のもとで、
このグラスで特別な人と過ごしながら飲むワインは格別ですね。
器の曲線とステムの無骨な組み合わせが魅力的なステムの一等星の輝きを
手に持っていただくと、驚くほど手に馴染み持ちやすいのが特徴です。
長時間持っていても手が疲れませんので、立食のパーティでもグラスを持っていられます。
サイズも18cmとなっていますので、女性でも男性でも手に収まるサイズとなっています。
容量が200mlで口径が6cmのこの器の大きさはワインの香りと風味を楽しめる形状と
なっております。
インテリアとしてお部屋に飾るのもいいですね。
グラスから放たれる光に魅了されそうです。
バカラワイングラス パーフェクション(PERFECTION)
1886年にデザインされたグラスでございます。「パーフェク=完璧」を意味し、
このモデル名がつけられました。
その名のとおり、かなりシンプルなデザインですが、その洗練された形は優美です。
装飾を一切施していない為、使用感とガラスの質が重要視されるほかございませんが、
ボウル、ステム、フット、のバランスが黄金比となっており、
まさに「パーフェクト」に設計された逸品のモデルでございます。
シンプルなグラスの魅力は、ガラスの透明度が重要です。
その点において、バカラのクリスタルは世界でも他に例を見ないくらいの透明度を持っています。
ですから、装飾がなくともクリスタルガラスの放つ美しい輝きでかなりの重厚感があり、
バカラだからこそ、このパーフェクトなグラスを作り上げることができるのです。
また、このグラスにおいてはバカラの中でも比較的お求めやすい価格設定になっており、
さらに、どのような場面でご使用いただいても完璧にカーバーしてくれるということも
兼ね備えたグラスとして、初めて高級グラスをお買い求めになる方にも大変人気があります。
何気ない日常で、こんな素敵なバカラグラスでいただくお酒は心も豊かにしてくれます。
バカラワイングラス アルクール エンパイアモデル(HARCOURT)
「アルクール」はバカラの中でも一番人気がある商品でございます。
こちらの画像の商品は金彩が施され美しさと高級感が漂うワイングラスです。
・直径 : 7.62cm
・高さ : 13.6cm
フランスを象徴するアールデコ様式の芸術的なデザインが特徴です。
このモデルは1825年にアルクール公爵家のためにデザインされ制作された作品でしたが、
ナポレオン3世がパリのエリゼ宮殿で愛用していたことでも知られています。
841年にアルクール1841というモデルが正式に作られ、フランス国内で人気を集めました。
また、1917年に当時のローマ法皇によりバチカンで制式採用されるグラスに
選ばれたことがきっかけで、
バカラガラスを世界中に有名にした火付け役がこのモデルです。
このアルクールの特徴は、なんといってもアールデコ様式の建築物を彷彿させるフォルムです。
滑らかにカットされたボウルとステムの独特なデザインに六角すいのフットがおぎなす芸術は
見るものを魅了します。
金彩で施された、ガラスの縁と模様からは高級感と美しさが放たれています。
どの目線からみても華麗なグラスからはバカラの職人の高等な技術が感じとれます。
アルクールは、シャンパングラス、シャンパンフルート、タンブラーなど色々な用途の
グラスがシリーズでございます。
アルクールで頂くお酒は、味わいが特別に感じられますね。
日本ではウィスキー用に使われることが多いようですが、ブランデー、ワインでも
どのシリーズでも気にせず使用してみてはいかがでしょうか。
私は、アルクールのオールドファッションにクラフトビールを注いで飲む時が度々あります。
クラフトビールとバカラグラスのお互いの伝統の共有を楽しむのもいいです。
また、ガラスの重量感がビールジョッキの重量感に似ているのも、その理由のひとつです。
バカラワイングラス アサス(D'Assas)
アサスは1981年から1991年の10年間だけ製造されたアールデコ様式が組み込まれた
とてもレアな作品でございます。
限定モデルといってもいいですね。
・高さ : 17.7cm
・直径 : 7 cm
こちらのグラスは一般的な規格のワイングラスでございます。
「アサス」はフランス南部の都市「D'ASSAS=アッサス(フランス語)」からモデル名がつきました
全体のフォルムがスマートで統一感がございます。
器の内側がエッチング加工されていることにより、注がれたワインとガラスに光の反射と
屈折がキラキラと美しい輝きを放ちます。
高級クリスタルグラスは、その作品だけでも美術品として大変価値がございますが、
やはり、ワインを注いで命を吹き込むと、新たな価値が生まれ、魅力が増します。
高級クリスタルグラスの活かしかたは、そのグラスの持ち主です。
それはある意味、自分のためのオリジナルグラスと考えてもいいですね。
バカラワイングラス マッセナ(MASSENA)
バカラのモデルではアルクールに次いで大変人気がある「マッセナ」シリーズ
1980年に制作されたモデルシリーズです。
こちらの画像のワイングラスはそのシリーズの赤ワイン専用のグラスでございます。
・高さ: 16cm
・直径: 7cm
とても精巧で持ちやすい形状に仕上がっております。
「マッセナ」シリーズのモデルはバカラの中でも、
特に細かく気配りがなされた、最高品質にこだわった製品でもあります。
「マッセナ」のモデル名はフランス第一帝政下の元帥「アンドレ・マッセナ」から名づけられました。
このフォルムの特徴はガラス一面に鮮やかにカットされたリリーフ模様です。
ステムからフッドまで流れるように美しいシャープなカットが施され、煌びやかで目を奪われます。
カッティング加工が深く細かいため、ガラスが乱射して放つ輝きが美しいです。
バカラクリスタルの魅力をあますところなく表現し、重厚感と華やかさがあふれる作品に
仕上がっております。
誰もが魅了され、贅沢な雰囲気を漂わせるこのグラスはどんな場面であっても、
華やかで優雅な時へと導いてくれますね。
バカラワイングラス ラグニー(LAGNY)
色付けガラスに深いデザインカッティングが施されているのが特徴の「ラグニー」シリーズ
1912年から1993年の長い期間におよんで生産されたモデルです。
現在は廃盤になりましたが、細部にまでこだわったカッティングデザインの芸術性の高さは
かなり称賛されました。
高さ: 14.6cm
表面の色付けガラスの装飾デザインは、エメラルドの宝石をカッティングのモチーフにしています。
ご覧のとおり、緑色の色付ガラスに深さをつけ、緻密にデザインカットが施されているため、
グラスに液体を注ぐと神々しい光のプリズムが放たれます。
ボウルを覆う丁寧に施された複雑なカット、ステムは細かな刻みを入れ
結晶のようなカットがフットを彩りますね。
ステムそのカットはそのデザイン性もさることながら、手に馴染みやすくフィットします。
美しさだけでなく、品質・実用を兼ねそろえた、バカラならではの作品です。
廃版品のため、入手しにくい商品となっております。
気になる商品がございましたら、私のほうにお気軽にお問い合わせください。
ご注文も承っております。
バカラワイングラス パルメ(PARME)
「パルメ」はバカラの得意とするエッチングが有名な定番シリーズの一つです。
1939年にパリ郊外の大統領用ハンティングロッジで使用する製品としてデザインされました。
世界中の政府に愛されたバカラの実力わかる作品です。
このシリーズは『忘れられた時を求めて』の著者である
「マルセル・プルースト」が愛用していました。
高さ: 14cm
※こちらのグラスは白ワイン(高さ:11cm)用よりも少し大きい、赤ワイン用のものです。
赤ワインは常温で楽しみますので大きい方が好まれますね。
パルメのエッチングは、「楽園に住む夢想の鳥」をモチーフにして
植物にかこまれた独特な世界観を表現しています。
その中で、尾の長い煌びやかな鳥が思い思いに羽を伸ばしている姿は、
躍動感が伝わり、アジアンテイストな謎めいたムードに加え、
底部の深いカットが美しい光の屈折を放つ逸品は
眺めているだけで優雅な気分にさせてくれます。
バカラワイングラス セヴィーヌ(SEVIGNE)
「セヴィーヌ」は1899年に発表されたモデルシリーズです。
現在は廃盤となり生産はされておりません。
ボウル上部のエッチング装飾はこの時代の王政期のフランスを代表するような
ロココ様式を取り入れているのが特徴の一つです。
・高さ :約 17.5cm
・直径 :約 4cm
また、ご覧いただいたグラスはフルートグラスと呼ばれ、細口で深い作りが特徴的です。
シリーズにはタンブラーや、オールドファッション、ワイングラスなどがございます。
セヴィーヌはルイ14世の時代に活躍した書簡文学の作家である「セヴィニエ侯爵夫人」から名づけられたモデルでございます。
本体はシンプルでございますが、グラスの上部は
優美で繊細なロココスタイルを思わせるデザインが施されています。
また、夫人の名を冠しているだけあり、女性らしい魅力のあるデザインに人気がございます。
バカラのクリステルは重量感があるイメージが強いですが、
フルートグラスは軽い作りをしているので、特に女性におすすめできる作品です。
こちらの商品も人気シリーズで現在は生産されていないことから希少モデルとなっています。
入手が難しいことから、価格がやや割高な製品となっておりますが、
大切な方への結婚のお祝いなどに大変喜ばれる商品です。
また、自分がいただいても嬉しい商品でございますね。
このペアグラスで相手の方といただくお酒はこの上ない幸せな時間とともに
流れていきますね。
バカラワイングラス ドンペリニヨン(Dom Perignon)
「ドンペリニヨン」はアルクールと肩を並べバカラを代表するモデルです。
1964年のバカラ創立200周年記念の展覧会を誰もが知るフランスのルーブル美術館で開催され
発表されたのが、このモデルシリーズです。
ドンペリニヨンというと、高級シャンパンのドンペリニヨン、通称:ドンペリが脳裏に浮かびます
まさに、このグラスはそのドンペリ専用のシャンパングラスとして作らた品です。
世界で一番美しいシャンパングラスとして称賛されています。
・高さ : 23.4cm
・直径: 5cm
ドンペリを楽しむために計算しつくされた精巧なサイズといわれております。
このシリーズは巧みな設計概念から作られています。
ボウルからステムにかけてのつなぎ目をなくすことで、
注がれたシャンパンの弾ける気泡が垂直に上昇するような設計になっております。
これにより、シャンパンの香りを弾ける気泡とともに、楽しむことができるのです。
デザイン性が美しいだけではなく、精巧に計算された機能も兼ね備えている
バカラのデザイナーは本当に素晴らしいですね。
ぜひ、このグラスでシャンパンを楽しんでいただきたいです。
貴方は白とロゼどちらがお好みですか。
ドン・ペリニヨンの由来は
シャンパンパイオニアとも言われていた、ヴェネデイクト派の修道者となった、
「ドン・ピエール・ペリニヨン」から名づけらたと言われています。
現在は、モエ・エ・シャンドン社のもつ一つのブランドです。
ハーモニー(HARMONY)
「ハーモニー」はウイスキー用のタンブラーやオールドファッション限定のモデルとして
1975年に発表された製品です。
シンプルな作りで、厚みのあるガラスに深い縦のカッティングがシャープで重厚感と高級感を
漂わせ男性に大変人気のあるモデルとなっています。
・タンブラー ・オールドファッション
高さ: 12cm 高さ: 10.5cm
直径: 5cm 直径: 8.1cm
ご覧のとおり、シンプルでよくあるデザインのグラスに思えますが、
じつは、このデザインはバカラがグラスに、このようなエッチング加工初めて施し、
このモデルを発表したことがきっかけとなり、
他社のガラス製造会社も真似てこのようなデザインを生産しはじめ広まったのです。
このバカラのグラスはクリスタルグラスのため重量感がありますが、その感覚から
重厚感を覚え、特に男性からの支持を得ていて人気が高い品となっております。
どのグラスも手に馴染んで収まる形状になっておりますので、安心してご使用いただけます。
サイズに合ったロックアイスや丸氷を1つ入れてウィスキーをいただくとまた格別な味わい
贅沢な時間を約束してくれます。
もちろん女性でもお使いいただいて問題ありませんが、
やはりこのタイプ厚みのあるグラスは重みがありますので、男性向けでしょうか。
旦那様や男性へのプレゼントとして贈られても大変喜ばれますね。
ホライズン(HORIZON)
バカラのデザイナー「アレック・レヴィ」がデザインしたモデルのシリーズです
ホライズンとは、「地平線」を意味し
その名の通りグラスには、底面と平行に横に帯状のラインがございます。
「アレック・レヴィ」はアンタンジブルというコレクション・シリーズを手がけており、
ホライズンもその中の一つです。
他の作品モデルにはスピンやスモークなどがございます。
精巧にバランスよくエッチングデザインが施され、配置されています。
まさに地平線のような壮大なイメージが湧きおこる作品です。
生産数が少ないため、日本国内では手に入りにくいレアなシリーズとなっています。
シンプルでありながら、近代的なモダンなデザインをしていますので、
美的感性やセンスのある方やグラスをコレクションしている方にお勧めできる商品です。
また、画像をご覧いただいたとおり、他のバカラのクリスタルガラスと違い
クリスタルが薄いため、見た目の重量感とは違い軽いグラスとなっています。
シンプルで軽いそして近代感を漂わせるモダンなデザインは、
お洒落な女性にピッタリの商品です。
こちらのグラスは、水をはり緑の濃い観葉植物を活けたり、アロマポットとしてインテリアの
一つとして飾られても素敵ですね。
お部屋の雰囲気が華やかになります。
H2O(H2O)
「H2O」は水を意味する元素記号ですね。
このシリーズはその元素記号の名から付けられたシリーズです。
シンプルながら滑らかで穏やかな水の流れを表現した作品です。
水は自然界からの恵で得ていて、人々にとって生きるために欠かせない大切な品でありながら、
あたりまえのもの・・・。そんなあたりまえを貴重なものと再認識するイメージで生まれた作品です。
このグラスは湧水のような澄んだ透明感が特徴的です。
この澄んだ透明感も「パーフェクション」シリーズと同じように
バカラの最高質のクリスタルだからこそ表現できる品ですね。
このグラスもクリスタルが薄く比較的軽いグラスとなっております。
シンプルな形は、どんな場面においても使用できます。
自分の愛用グラスとしてお使いいただいてはどうでしょうか。
バカラグラスのなかでも、お買い求めやすい価格となっております。
グラスには興味がなかった方にもぜひ、お手に取って使用してみてほしい品です。
贅沢すぎると思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、長く愛用することで
そのグラスの持ち主として相応しい自分になれると思いませんか。
プレゼントとして贈られても大変喜ばれますので、
大切な方の誕生日や記念日にプレゼントなさってもいいですね。
ローラ(LOLA)
「ローラ」は「ベガ」シリーズのモデルをデザインした「サヴィネル・ロゼ」が手掛けた作品で
2009年に発表され、バカラでは比較的新しいモデルのシリーズです。
ローラとは地中海周辺ではよく名づけられる女の子の名前です
明るくチャーミングなイメージを持つ名の通り
バカラの「ローラ」も陽射が地中海の波に乱射してキラキラと輝きを放つ
すがすがしさを感じさせるデザインをしています。
この美しい輝きが放たれる秘密はエッジング加工によるものです。
地中海の小波をカッティングで交互に連なるように表現させることで
美しい光の乱射が生かされています。
インテリアとして飾っていただいても、その輝きは存在感と高級感を演出してくれますが、
飲み物をいただくグラスとして制作されておりますので、お水をはっていただくと、
より、インテリアとしてお楽しみいただけます。
アロマオイルなど数滴たらしてみてはいかがでしょうか。
地中海の小波に見たてた、可愛らしい印象も与えてくれますね。
女性好みの美しく可憐なフルートグラスですので、
ワイン、シャンパン、カクテルなどにご使用いただけます。
どのような場面で使用しても高級品が放つ品格が発揮されます。
バカラのグラスセットは、結婚祝いや記念品として大変人気がございます。
お祝いの贈答品として大切な方へいかがでしょうか。
ブリュンメル(BRUMMEL)
「ブルュンメル(ブルンメル)」はバカラの重厚感を感じさせないシンプルな
モデルのシリーズです。
(みなさまに色々なバカラのモデルを知っていただくために、あえて選抜したシリーズです。)
このブリュンメルは、他のバカラ製品とは違い、クリスタルが薄く繊細に仕上げられています。
このグラスはガラスが唇に触れた時の感覚がとても軽やかなのが特徴的です。
ボウルからステム、フットへと流れるような曲線美がとても優雅でそのフォルムだけで
高級感が漂ってきます。
シンプルなデザインで画像では伝えにくいのですが、実物を是非、ご覧になっていただきたい
製品です。実物は可憐で繊細なクリスタルグラスとなっています。
バカラのクリスタルグラスはよく月の美しさや星の輝きにたとえられます。
太陽の輝きと違い、夜空に浮かぶ月の輝きのような、おごそかな美しさからでしょうか。
ブリュンメルは、その美しさが特徴的といってもいいでしょう。
グラスはステムが短くボウルが浅いため12.7cmとなっております。
カクテル、シャンパン、ワインを注いで香り豊かなお酒をお楽しみいただけます。
フルーツカクテル、オリーブ、ピクルスなどを盛り付けてもいいですね。
サンレミ(St.Remy)
「サンレミ」は数あるバカラグラスのモデルの中で最も優美なフォルムが特徴的な品です。
ボウルからステムの上部まで流線を描くような独特な曲線が目を引きます。
ティアドロップ型のボウルが特徴的で神秘的な雰囲気を漂わせています。
ボウル底部は鋭角上(三角錐)になり、くぼみが頂点のようになっています。
「ドンペリニヨン」シリーズでご紹介したように、気泡の出方を追求し精巧に制作された
作品となっております。
弾けた気泡から放たれる香りを存分に楽しむことのできる、
ワイン好きの方に喜ばれるグラスとなっています。
さらに、 バカラ社の思い入れの強い作品としても有名なモデルです。
この極上のワイングラス「サンレミ」という名をお聞きになり、
サン・レミ教会を思い出された、知っている方はいらっしゃいますか。
この教会はバカラ社の故郷いわば原点であるフランスのナンシーからほど近い
ロレーヌ地方にある小さなバカラ村にある「サン・レミ教会」のことです。
このサンレミグラスはこの教会から名づけられました。
この教会は20世紀半ばに再建されたものですが、内装はなんと、
バカラのガラス職人が手がけた色彩豊かなステンドグラスの装飾が施されています。
バカラ村には、バカラ本店もございます。
小さな村にある本店の店内には美しいシャンデリアが出迎えてくれます。
バカラの軌跡がところどころに見受けられる村となっています。
サンレミ教会もその一つですね。
もしバカラ村を訪れる際はこの教会とともにサンレミグラスを思いうかべてみて
ください。
また、違ったバカラの軌跡を感じられるかと思います。
コルベルト(COLBERT)
「コルベルト」は、1907年に制作発表されてから2004年まで販売された
100年近く続いたモデルシリーズでございます。
現在は廃盤となっておりますが、
バカラの豪華さが全面にでた重厚感のあるカットグラスの代表する
一つとして挙げられるほど有名で、現在でも根強い人気がございます。
廃盤をきっかけに、コレクターたちも収集に力を入れているモデルです。
丸みのあるボウルには、ラグニー同様アールデコ様式模様が
バランスよく施されているところが特徴的です。
伝統があるシリーズなだけあって、シルエットが優雅で
重厚感が漂うカットがバランスの良く素敵なグラスです。
ステムからフットにかけてダイアモンドカットが施されており、
高級感を演出し、さらに持ちやすさを兼ねそなえています。
重量感がありますが、みためほどの重さはございません。
見た目の高級感もさることながら、使いやすさも人気の理由ですね。
コルベルト、ラグニーのような伝統がり、アールデコスタイルのデザインが、
廃盤になってしまった事は残念でありますが、その時代の流行が大きく
左右されていることがわかり、
グラスデザイン一つとってみても世間の時代を背景を窺い知ることができますね。
こちらの、グラスも100年の歴史に幕をおろし、現在は店頭に並ぶことはないのですね。
シスル(THISTLE)
「シスル」はバカラの限定モデルでございます。
1960年代に製作発表されたシリーズで
ご覧いただいたように、少し変わったフォルムが特徴のグラスです。
限定モデルのため大変珍しい商品です。
当時、このフォルムが流行だったというわけでもなく、
バカラで色々試行錯誤し完成したデザインモデルといわれています。
個性的な形でございますが、ガラスは薄く軽量で容量がはいります。
使用感は理想的な仕上がりとなっています。
このグラスの個性を生かし、ヴィンテージワインやブランデー
やバーボンなど蒸留酒をいただいてみてはどうでしょう。
どことなく、懐かしさを感じさせることができます。
このような限定モデルは、コレクターの方々には欠かせない一品です。
バカラグラスの多様性を知っていただきたく、
こちらモデルもご紹介させていただきました。
パリ(PARIS)
「パリ」のモデルは芸術の都パリからそのまま名づけらたシリーズです。
1931年に制作発表されてから1993年まで制作されていたモデルシリーズで
グラス、ジョッキ、ピッチャー、ゴブレット、タンブラー など、
このモデルのシリーズは様々な製品が生産されています。
ご覧の画像のウォーターゴブレットは、当時は一番流通されていたグラス
でございます。
高さ: 10.8cm
一般的な大きさののゴブレットです。
ボウル部分のカットが特徴的でガラス面をたたいたような模様が印象的です。
この形状は30年代に流行したデザインで、流行の尖端を走るパリでは
当時、かなりの人気があったのはシリーズ展開から考えると
間違いありませんね。
今となっては懐かしさを感じさせる、デザインとなっています。
やはり時代の流れには逆らえず、21世紀を迎える前に廃盤となりました。
生産数が多いため、現在でも市場などでお買い求めができる製品でもあります。
ローズ・ティエンテ(ROSE TIENTE)
「ローズティエンテ」は一風変わった色付けされたガラスデザインが特徴のモデルです。
1916年に制作発表され1997年まで制作されていたシリーズです。
現在は生産停止となっておりますが、この可憐なデザインは女性からの人気が
大変あります。
この可愛らしい色合いと形は当時かなり注目を集めました。
フットが薔薇の花びらのようにカットされボウルは薔薇をイメージさせる
花模様にカッティングされています。
こちらで使われているガラスはバカラの展開するクリスタルガラスではなく
琥珀ガラスを使用して制作されています。
バカラといえば、クリスタルですがこの琥珀ガラスで製品を制作したことは
かなり話題性があったことは窺い知ることができますが、
私たちの想像をはるかに超えるくらい注目を浴びる製品となりました。
また、ガラスのグラデーションの色付けには金が混ぜられていること
でも有名です。
アンティークと呼ぶにはまだ新しい製品ですが、
このモダンなデザインと話題性がある作品は
ヨーロッパの近代に向けての成長する時代背景を窺がえる作品であることは
間違いありませんね。
ノルマンディ(NORMANDY)
最後にご紹介しますのが、この「ノルマンディー」モデルでございます。
1953年で廃盤となったモデルシリーズです。
グラスはこの大きいボウルが特徴となっています。
「ノルマンディ」はフランスの北西部の地名から名づけられました。
グラス全体の半分以上をこの大きなボウルが有しています。
どのような、飲料を注いでも適量はいるように作られています。
ステムには流動的な曲線に加え持ちやすい装飾デザインがされております。
デザインのアクセントと使いやすさが兼ね備えられています。
フットは大きいボウルを支えるためにしっかりとした大きめの作りと
段差がついいたデザインとなっています。
ボウルの大きさの割に不思議と全体のバランスが良い形状となっております。
シンプルながらも力強さを感じる作品として多くの人に人気がありました。
制作された当時は世界大戦も終息し、一般市民にも高級なガラス製品や
ハイグレードな生活を楽しむ人が増えたため、実用性も兼ね備えたこの
優雅なグラスが世間から親しまれ人気商品となりました。
ワインと食材・マリアージュ
マリアージュとはフランス語で「結婚」の意です。
そうですね、ワインでいうなら、そのワインと相性のいい
食事という事になります。
ここでは、Baccarat(バカラ)グラスでいただくワインをさらに美味しくするための
マリアージュの方程式を少しご紹介します。
やはり、高級ワイングラスでワインを楽しむには相性のいい
食材はかかせません。
・色彩を合わせる
一般的には、メイン料理の色とワインの色を同じ色彩に
合わせることです。
メインが肉料理なら、お肉の赤い色から赤ワイン。
白身の魚介系でしたら、白ワインなどで合わせると
ワインと食材がマッチします。
・風味を合わせる
ワインを飲んでみて、フルーティな香りや爽やかな香りなんて
感じる事はありませんか。
そうです、それです。もし、フルーティーな甘酸っぱさを感じたら
フルールでいうと何を感じますか。
そのフルーツをサラダや肉料理に絞って果汁を加えればいいのです。
そして、爽快なハーブのような風味を感じたら、メーン料理に
バジルやミントを散らすのです。
これも、マリアージュです。
・味を補う
渋めのワインには、食材は少し油っ気のあるもの。
脂の多いサーモンには辛口のロゼなど
付け合せ感覚で互いの味で物足りないものを補います。
・味の濃さ
同じ肉・魚料理でも、味付けによってワインを変えます。
さっぱりした味付けには、軽めの白ワイン
ちょっとこってりした味付けには重めの白ワイン
こってりした、味付けには中ぐらいの赤ワイン
を選ぶのがいいですね。
よくボトルの後ろに表記されていますので、参考にするといいですね。
この、4つの法則を知っておくと、ワインが一層
楽しめますので参考にしてみてください。