パテシュールパテってどんな技法なの?
パテシュールパテとは?
パテシュールパテという言葉をご存知ということは、アンティークにとても熱心な方かと思われます。
といいますのも、現在では再現することが出来ないかなり難しい技法で作られているからです。
このパテシュールパテという技法は、セーブル窯で開発されました。
普仏戦争でセーブルがダメになった時に、ソロンという職人がイギリスに亡命し、ミントンが破格の待遇でソロンとその弟子のセーブル職人を雇用して、この特殊な技術をイギリス職人に教えました。
給与はもちろん待遇も破格で、その当時ミントン窯では公用語がフランス語になったそうです。
その技術を受け継いだのが、イギリス人のアルボイン・バークス。
彼の作品は第一次世界大戦後にティファニーとかコレモアを通じてアメリカの成金から注文を受け、ニューヨークやフィラデルフィアのお金持ちのステイタスになりました。
パテシュールパテはどんな技法なの?



パテシュールパテという技法は、薄く陶土を溶いた液体を焼成しつつ重ね塗りしてカメオのような風合いを出す技法です。
上記の画像はそれぞれパテシュールパテの技法が使われた作品になり、1枚目は作書不明、2枚目はソロンによるものです。
しかし、バークスは第二次世界大戦で命を落とし、この技術は廃れてしまいました。
生みの親であるソロンの作品は非常に少ないですが、バークスの作品も残っているものはほとんどありません。
バークスが次に継承してなかったために、今では再現不可能な技術とされ現在でも高額で取引されております。
ミントン社製 ソロンが作った飾り皿はこちらから
ミントンの商品一覧はこちらから
生みの親であるソロンの作品は非常に少ないですが、バークスの作品も残っているものはほとんどありません。
バークスが次に継承してなかったために、今では再現不可能な技術とされ現在でも高額で取引されております。
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