オールドバカラグラス フォントネー ローズ アールデコ時代に生まれた最高傑作!

オールドバカラのフォントネー ローズ(バラ)の模様の魅力

オールドバカラ フォントネーローズのデカンタとショットグラス

オールドバカラグラスのフォントネー『FONTENAY』になります。

1925年頃から1936年頃までバカラ専属デザイナーの『ジョルジュ・シュバリエ』によって作られていました。

このジョルジュ・シュヴァリエという方なのですが、バカラの歴代デザイナーの中でも非常に多くの作品を残してきた方です。
ジョルジュ・シュバリエ
パリ国立装飾芸術学校を卒業後、弱冠22歳の1916年からバカラとの仕事を始めます。

オールドバカラ フォントネーローズ ショットグラス
初めは小型の花瓶や小物入れなどからスタートし、1975年までバカラのデザイナーとして活躍しました。

バカラ製品のフォルムや装飾に≪現代性の息吹≫を与えたと評されています。

オールドバカラ フォントネーローズ ショットグラス

幾何学性を取り入れ、クリスタルという素材を活かした数々のデザインは時代を超越した美しさを放っています。
1925年のパリ万博(いわゆるアール・デコ博)では、クリストフル・バカラ・パヴィリオンの内外装を担当しました。

オールドバカラ フォントネーローズ ショットグラス

ガラス作品のデザインのみならず、クリストフルのための銀作品も手掛けました。

ですので、数は多くありませんがバカラとクリストフルの合作の作品というのが存在します。
フランスを代表する高級グラスブランドと、高級カトラリーブランドですので贅沢なタッグですよね。

ちなみに、こちらのデカンタも縁の部分がシルバーで作られており、クリストフルの刻印はありませんが、おそらくクリストフルとの合作ではないかと思われます。

オールドバカラ フォントネーローズのデカンタとショットグラス

では、デザインの特徴を見てみましょう。
バラの柄に、華やかな気品が感じられる美しいシリーズです。

ステムからフットにかけてアシッドエッチングによる優雅な薔薇模様がしっかりと丁寧に入れられ、幾何学的なバラの花が当時のモダニズムを感じさせます。

本国フランスでもアンティークとして人気が高く非常に入手困難となっています。

17世紀から19世紀半ばまでバラの産地として知られていた、パリ郊外、Fontenay aux Rose(フォントネー=オー=ローズ)に由来すると考える方が自然ではないかと思います。
オールドバカラ フォントネーローズ ショットグラス
コロンとしたフォルム、ぽてっとしたショートタイプのステム、手のひらにのってしまう可憐なサイズは、薔薇の模様と相まってとてもロマンティックな気分にさせてくれます。

サイズは高さが4.5cmしかありません。
バカラのグラスの中でも、最小サイズであり現在では作られていないサイズになります。

ショットグラス様に作られておりますので、テキーラやラム酒やジンなどのお酒を注ぐとより美味しく頂くことができますよね。

オールドバカラ フォントネーローズ ショットグラス

 

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