ヴァシュロン・コンスタンタン クロノグラフ腕時計の歴史


間違いなく、クロノグラフは、80年代の機械式時計の復活の最大のヒットの一つです。

それは、しかしながらそのムーブメントが非常に複雑な構造でできているという

事実はほとんど知られていませね。

ヴァシュロン・コンスタンタンは1917年に初めての腕時計を製造しました。

それ以来、多様性と多様なデザインがこれまでにない最も望ましいもののいくつかを世に送り出しています。


1776年、ジュネーブの時計製造者ジーン・モイス・ポウザイトが、ジュネーブの芸術協会と独立した時間を持つ時計の発表しました。

秒針は独立した歯車列によって駆動され、時針と分針を駆動する機構とは独立して停止し始めることができるストップウォッチ機能です。

しかし、大きな問題は、秒針をゼロに戻すことができなかったことでした。



パリ、1821年9月1日。
時計メーカーNicholas Rieussecは「秒クロノグラフ」の最初の実際の状況テストとしてシャンパーニュ・マルスの競馬レースで、レースのラップタイムを測定するために考案され、
重要な役割をもつものでした。

マホガニーのケースに収容されたシリンダーの脱進機構は、60分の白いエナメルダイヤルを駆動し、1分毎に1回転し、毎分1回転しました。

オペレータは、測定する開始時および終了時に小さな空洞からダイヤル上に垂下したインクを堆積させた針を押し記録しました。






下図は1917年に発行されたカタログの1ページです。
数字165はあるクロノグラフ腕時計の製品コードです



ヴァシュロン・コンスタンタンは1904年から、すでに一部の腕時計の写真を発表していました。
写真とコードも添付されました。
(番号は1から3800です)この方法は1904年から1937年の間にずっと使われていました。

1938年1月1日から、ヴァシュロン・コンスタンタンは4000からの数字を腕時計の製品コードとして使用していましたが、5000、8000と9000からの数字は使用されていなかったです。また、1970年代中期から、この製品コードは4桁から5桁になりました。

1938年から1950年の間、腕時計の後ろに製品コードが刻まれていなかったですが、1950年以後の腕時計はすべて時計の後ろに製品コードが刻まれています。





1989年から、ヴァシュロン・コンスタンタンのすべてのクロノグラフ腕時計コードは47000と49000からになります。

1916年から1937年までのクロノグラフ腕時計資料です。

1917年製クロノグラフ腕時計(Ref1441):
ケース径:34.5mm。
ケース素材:ゴールド。
文字盤素材:ホワイトエナメル。
ムーブメント:手巻き、キャリバーRA13。
仕様:ワンプッシュ式 30分カウンター。
備考:現時点、ヴァシュロン・コンスタンタンの一番古い腕時計の写真です。



1920年製クロノグラフ腕時計(下図)
ケース径:37.8mm。
ケース素材:ゴールド。
文字盤素材:ホワイトエナメル。
ムーブメント:手巻き、キャリバーRA15。
仕様:ワンプッシュ式 30分カウンター。
備考:このシリーズの腕時計は3本あります。1本目は1916年に作られ、ケース径は38mmです。2本目は1917年に作られ、ケース径は37.75mm。最後の一枚は1920年に作られました(下図)。



1922年製クロノグラフ腕時計:
ケース径:33.5mm。
ケース素材:ゴールド。
文字盤素材:ホワイトエナメル。
ムーブメント:手巻き、キャリバーRA13。
仕様:ワンプッシュ式 30分カウンター、タキメータースケールつきクロノグラフ。
備考:当初ゴールドで合計6本を作りました。



1926年製クロノグラフ腕時計(Ref 2554):
ケース素材:ゴールド。
デザイン:クッション型ケース。
ムーブメント:手巻き、キャリバーRA13。
仕様:ワンプッシュ式 30分カウンター。
備考:このシリーズは1926年、1928年、1939年に3本ずつ作られました。素材はゴールドですが、9本の中に、1本だけは織ゴールドブレスレットです。



1927年製クロノグラフ腕時計(Ref 3307):
ケース径:36mm。
ケース素材:シルバー。
文字盤素材:ホワイトエナメル。
ムーブメント:キャリバーRA13。
仕様:ワンプッシュ式  30分カウンター。
備考:リュウズにプッシュボタンが同軸に組み込まれます。このシリーズの腕時計は、1927年に2本が作られました。素材はシルバー、ケース径は36mmです。1927年から1930年に18枚が作られました。ケース径は33mmのゴールドクロノグラフ腕時計です。また、1930年に、プラチナで2本が作られ、ケース径は33.8mmです。



1928年製クロノグラフ腕時計(Ref3306):
デザイン:クッション型ケース
ムーブメント:手巻き、キャリバーRA13
仕様:ワンプッシュ式、30分カウンター
備考:このシリーズは、2時方向にプッシュボタンが組み込まれたワンプッシュ式、リュウズにプッシュボタンが組み込まれたワンプッシュ式、ダブルプッシュボタン式三種類があります。1928年にプラチナの限定品1本が作られ、1929年に2本目のプラチナ限定品が作られました。また、1929年イエローゴールドで10本、1931年イエローゴールドで3本が作られました。



1930年製クロノグラフ腕時計(Ref2990)
ケース素材:イエローゴールド
デザイン:クッション型ケース
ムーブメント:手巻き、キャリバーRA12 
仕様:リュウズに組み込まれたワンプッシュ式、30分カウンター、1本のみの限定品です。



1931年製クロノグラフ腕時計(Ref3410)
デザイン:クッション型ケース。
ムーブメント:手巻き、キャリバーRA13。
文字盤素材:ホワイトエナメル。
仕様:2時方向にプッシュボタンが組み込まれたワンプッシュ式クロノグラフです。30分カウンター、パルスメーター付きです。イエローゴールドで3本が作られました。



1935年製クロノグラフ腕時計(Ref3466)
ケース径:33.5mm。
ケース素材:イエローゴールド。
ムーブメント:手巻き、キャリバーRA13。
仕様:2時方向にプッシュボタンが組み込まれたワンプッシュ式クロノグラフ、30分カウンターです。
備考:このシリーズは合計3本あります。1935年から1938年の間に、Ref3466と似ている、ほかのシリーズが製作されまして、ケースまたラグにやや変更があります。ワンプッシュまたダブルプッシュボタン式で、ニーズにより、パルスメーターなどが付けられ、合計イエローゴールドで60本、フルスチールで7枚が作られました。





1936年製クロノグラフ腕時計(Ref3564)
ケース素材:ペールゴールド。
ムーブメント:手巻き、キャリバーRA13。
仕様:楕円形ボタン2つが組み込まれ、ベゼルに面取りをしました。合計2本が作られました。



1937年製クロノグラフ腕時計(Ref3768)
ケース素材:ペールゴールド。
ムーブメント:手巻き、キャリバー295。
ケースデザイン:クッション型ケース。
仕様:ダブルプッシュボタン式のクロノグラフです。ノベルティな45分カウンターです。ペールゴールドで6本のみ作られました。

1938年から1970年の間に、製品コードあるクロノグラフです(下図)。

1938年製クロノグラフ腕時計(Ref4072)
ケース径:34mm。
備考:ヴァシュロン・コンスタンタンのなかに、最も有名なクロノグラフの1つです。このシリーズの製作は1970年代初まで続けていました。楕円形ボタン、またもっと共通の長方形ボタンが組み込まれました。主にベゼルに面取りをしましたが、一部はフラットベゼルです。このシリーズの素材、産量とムーブメントは以下となります。

イエローゴールド
キャリバー13'VZ 295 24本。
キャリバー13'VZ 434 285本。
キャリバー13'VZ 492 214本。

ピンクゴールド
キャリバー13'VZ 295 3本。
キャリバー13'VZ 434 252本。
キャリバー13'VZ 492 108本。

フルスチール、またミックス
フルスチール:213本。
スチール&イエローゴールド:24本。
スチール&ピンクゴールド:55本。





1938年製クロノグラフ腕時計(Ref 4075):
ケース径:33.7mm。
ケース素材:イエローゴールド。
ムーブメント:手巻き、キャリバー13'VZ 295。
備考:モバイルラグです。このシリーズは1937年にすで作られましたが、1938年に製品コードが付けられました。このシリーズの製作は1939年まで続けて、イエローゴールドで合計48本が作られました。また、1939年にプラチナで1本、1939年にプラチナで2本が作られました。下図はRef4075シリーズの1本です。黒い文字盤に、45カウンターです。





1939年産クロノグラフ腕時計(Ref4111)
ケースデザイン:クッション型ケース。
ムーブメント:手巻き、キャリバーRA13。
仕様:ダブルプッシュボタン式。
備考:イエローゴールドで3本が作られました。



1940年産クロノグラフ腕時計(Ref4082)
ケース径:32.6mm。
ケース素材:イエローゴールド。
ムーブメント:手巻き、キャリバー295。
備考:モバイルラグ、合計9本が作られました。



1940年産クロノグラフ腕時計(Ref4083)
ケース径:33mm。
ケース素材:ピンクゴールド、イエローゴールド。
ムーブメント:手巻き、キャリバー Cal295。
備考:モバイルスクール式のラグです。ピンクゴールドで12本、イエローゴールドで6本が作られました。



1940年産クロノグラフ腕時計(Ref4177)
ケース径:34.5mm。
ケース素材:イエローゴールド、ピンクゴールド。
ムーブメント:手巻き、キャリバー434。
備考:あの有名のRef4178シリーズのもとです。ラグはRef4178と似ていますが、Ref4177のラグの形は水滴型に近いです。このシリーズはイエローゴールドで28本、ピンクゴールドで24本が作られました。



1940年産クロノグラフ腕時計(Ref4178)
備考:ヴァシュロン・コンスタンタンのクロノグラフといえば、Ref4178です。いろんなメーカーのクロノグラフの中でも、最も有名の一つです。このシリーズは1964年までずっと生産しました。このシリーズの素材、産量とムーブメントは以下となります。

イエローゴールド
キャリバー434 231本。
キャリバー492 114本。

ピンクゴールド
キャリバー434 280本。
キャリバー492 108本。



1943年産クロノグラフ腕時計(Ref4305)
ケース径:35mm。
備考:ヴァシュロン・コンスタンタンの最初の防水クロノグラフです。デザインはミリタリー腕時計と似ています。スチールで1本のみを作りました。



1945年産クロノグラフ腕時計(Ref4367)
ケース径:36mm。
ケース素材:ピンクゴールド。
ブレスレット:織ピンクゴールド。
ムーブメント:手巻き、キャリバー434。
備考:Ref4178の仕様を参考して2本を作りました。文字盤に面白い赤いタキメータが付けられました。



1950年産クロノグラフ腕時計(Ref4639)
ケース径:35mm。
ケース素材:イエローゴールド。
ブレスレット:イエローゴールド。
ムーブメント:手巻き、キャリバー434。



1954年産クロノグラフ腕時計(Ref6026)
ケース径:36mm。
ムーブメント:手巻き、キャリバー492。
備考:一年でイエローゴールド19本、ピンクゴールド6本を作りました。また、このシリーズの独特なデザインは以後のクロノグラフ腕時計に影響を与えました。特に1990年代のRef49002シリーズです。



1955年産クロノグラフ腕時計(Ref6087)
ケース径:35mm。
ムーブメント:手巻き、キャリバー492。
仕様:牛角形のラグ、ラウンドプッシュ式リュウズ、防水ケース。
備考:このシリーズは1960年代中期に、プラチナで2本が作られました。また、違うケースで同じムーブメントのシリーズは1990年代に作られました。Ref6087シリーズに、イエローゴールドで28本、ピンクゴールドで6本が作られました。このクロノグラフは1989年まで、ヴァシュロン・コンスタンタンの最後のクロノグラフモデルです。



1990年産クロノグラフ腕時計(Ref47001)
ムーブメント:手巻き、キャリバー1126。

仕様:Dubois Deprazさんが開発したクロノグラフモジュール。
備考:1990年に発売され、1990年代典型的な外観です。大人気のクロノグラフです。このシリーズは1990-1991年までずっとカタログに記載され、合計1150本が作られました。



1990年産クロノグラフ腕時計(Ref49003) 
ムーブメント:手巻き、キャリバー1136。
備考:1990年に発売され、Ref47001型の替わりです。同じケースと文字盤ですが、ムーブメントは違います。Ref49003はピゲ1185のムーブメントを参考して作ったキャリバー1136を使いました。Ref49003は2002年までずっとカタログに記載され、約750本が作られました。



1991年産クロノグラフ腕時計(Ref 47101 / 47111) 
クロノグラフの収集家にとっては、最も収集価値あるクロノグラフです。ヴァシュロン コンスタンタンのクロノグラフの中にも、一番の傑作です。このクロノグラフはRef4178の現代版と見られ、2004年にRef47111にバージョンアップされました。ムーブメントはキャリバー1140と1141で、同時代に一番使いやすい手巻きキャリバーです。Ref47101とRef47111両方はイエローゴールド版とプラチナ版あります。合計イエローゴールドで1250本、プラチナで300本ぐらいを作りました。また、台湾に対してプラチナで黒い文字盤の限定品も25本作りました。







1991年産クロノグラフ腕時計(Ref49001) 
ムーブメント:自動巻き、キャリバー1136。
素材:イエローゴールド、スチール/イエローゴールド。

備考:同じく1991年に発売され、有名なフィディアスモデルに基づいて作られました。イエローゴールドで約400本、スチール/イエローゴールドで約630本が作られました。このシリーズは1995年までカタログに記載されました。



1992年産クロノグラフ腕時計(Ref49005)
このシリーズは1992年の”七つの奇跡”というコンセプトにあわせて作りました。当初、ヴァシュロン コンスタンタンは七つのシリーズを発売しました。それぞれがコンスタンタンの技術、また芸術を代表します。それは”エクストラフラット、ミニッツリピーター 、トゥールビヨン 、スケルトン、宝石セット、エナメルポケットウォッチ”と「天文時計」を代表するref49005です。ムーブメントはキャリバー1136QP、自動巻きです。文字盤にあるカレンダー部分はコンスタンタンが独自に開発しました。このシリーズはピークゴールドで500本、プラチナで300本弱を作りました。



1993年産クロノグラフ腕時計(Ref49501)
ムーブメント:自動巻き、キャリバー1136。
備考:1993年から1995年までのシリーズです。ブレスレットに宝石が組み込まれ、イエローゴールドとホワイトゴールドで各10本が作られました。また、プラチナで1本のみが作られました。





1999年産クロノグラフ腕時計(Ref49140)
ケース径:40mm。

ムーブメント:自動巻き、キャリバー1137。
備考:1999年に発売され、2004年まで作られたシリーズです。 ヴァシュロン・コンスタンタン の初スポーツモデルとして大成功でした。イエローゴールドで500本がつくられ、スチールで2000本以上が作られました。



1999年産クロノグラフ腕時計(Ref49503) 
ムーブメント:キャリバー1136。

備考:1999年に発売され、一年間イエローゴールドで10本、プラチナで25本が作られました。



1999年産クロノグラフ腕時計(Ref49504)
ムーブメント:自動巻き、キャリバー1136。
同じく1999年に発売され、Ref49002の昇進版です。
一年間プラチナで32本が作られました。



2006年産クロノグラフ腕時計(Ref47621)
2006年に発売されました。
素材はプラチナです。



2007年産クロノグラフ腕時計(Ref47212) 
ケース素材:プラチナ。
ムーブメント:自動巻き、キャリバー1141。
備考:このシリーズ普通はプラチナケースとダイヤルバージョンの既存モデルで作られていますが、2007年に発売されたバージョンは違います。独自のモデルを使い、ワンショットです。約50枚が発売されました。



2008年産クロノグラフ腕時計(Ref49180)
ムーブメント:自動巻き キャリバー1137。
備考:2008年に発売されました「ロイヤルイーグル」シリーズのクロノグラフの復刻系です。より短いラグとより顕著 なトノー型は特徴です。このシリーズのスチールバージョンがありませんが、ピンクゴールドとホワイトゴールドで提供されました。



2009年産クロノグラフ腕時計(Ref47192) 
ムーブメント:自動巻き キャリバー1141。
2009に発売され,ヴァシュロン コンスタンタンのなかに、伝統と現代の完璧な組み合わせとして、認められたクロノグラフです。現在はピークゴールドのみあります。