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弊社で取り扱うシルバーポットについて
シルバーポットは実際に使用しても保温性が高くが使いやすいポットでありますしヨーロッパにおいてのシルバーポットの歴史は長くヨーロッパでは一家に1つは家庭にあるのが当たり前なくらい身近かな銀食器の1つなんです。
やはりその中でも貴族の国、イギリスのシルバーポットの使い方が日本人の中では浸透しているのではないでしょうか。
イギリスはシルバーの国でもあるためティータイムの文化は他のどの国よりもオシャレで充実した時間を過ごすせるようになっています。
陶磁器製のポットに比べてシルバーポットは保温性に優れており熱いままのお湯で注がれた紅茶は実においしいです。
まだそういった紅茶を飲む経験がない方はダージリンティを入れてみてください。
ヤカンでふつふつ沸騰させたお湯でポットをあたためて、お湯を捨てたら茶葉を入れます。
(ポットの中にお湯を入れて捨てるのは冷たいままのポットを一旦温めるためです)
再度沸騰したお湯を注いで、3分待ちます。
その間にカップにミルクを注いでおいて、ダージリンティを注いで下さい。
カップはイギリス製のエインズレイやロイヤルウースターでいかがでしょうか?
天地に稀なる妙味です。
ここからは、シルバーポット(silver pot)銀製品の使い方やおすすめの方法を
紹介させていただきます。
シルバーポット(silver pot)の使い方、お手入れ方法を徹底解説!
まずは、どんな時に使うかですが単純にダージリンティー・紅茶・フレーバーティーを飲む際に使います。
紅茶の葉でも、ティーバッグでも大丈夫です。
紅茶の葉の場合、ポットの肢の部分の内側にフィルター用の穴があいているかを確認して、
無いようでしたら茶こしを使ってお茶をコップに注いで下さい。
ちなみにうちのは、大雑把な穴が開いていまして細かいお茶っぱを使う際にはお茶っぱが一緒に出てきてしまうので、フィルター(茶こし)を併せて使用しています。
(お茶の葉にお湯を浸す時間や温度はお茶っぱの種類によります。パッケージの指示に従いましょう)
ティーバッグの場合はもっと簡単です。
ティーバッグの袋をシルバーポット(silver pot)の中に入れ、お湯を注いでパッケージに示されている通りの時間蒸らします。
茶こしも必要ありません。
ほどよい時間が来たらティーバッグを取り出し、できたお茶をコップに注いでいただきます。
お茶っぱ・ティーバッグとも蒸らし過ぎると味が強くなりすぎて渋くなりますのでご注意下さい。
また、1度使ったお茶っぱ・ティーバッグは2番茶としても是非ご利用下さい。薄くなってしまう場合も残念ながらありますが、逆に更に調度良い感じにお茶がでる場合もあります。
更に長い時間優雅なティータイムを楽しむことができます。
取っ手の部分は銀製品ですと熱くなりますのでご注意下さい。
コップにお茶を注ぐ時はタオルなどでくるんで持つことをお勧めします。
もしくは、取っ手が木製のシルバーポットも御座いますのでそちらでしたら
熱くならずに持つ事が出来ます。
使い終わったら、他の瀬戸物や陶器の製品と同じように洗剤とスポンジを使って洗います。
この時お茶っぱを使った場合はティーポットの中に入った濡れたお茶っぱを手で取り出して捨てなければならないので手間がかかりますが、ティーバッグを使った場合はそのまま取り出して捨てるだけなので大変楽です。
しかし専門家に言わせるとお茶っぱの方が断然香りが良いそうです。
洗った後は柔らかい布巾で水分を拭き取り、水気の少ない場所に保管して下さい。なるべく空気に直接触れない場所をお勧めします。
1年くらい使用していると、だんだん表面が黒ずんできます。銀に艶がなくなり、銀色というよりは灰色に近いような色合いになってきたら是非専用のクリームを使って磨いてあげて下さい。
<カールズ シルヴァー アンチ・タニッシュ ポリッシュ>
(イギリス製)は使い易くておすすめです。
使用方法としては、
○使用前に容器をよく振る
○柔らかい布を用意し、クリームを少量添付し、変色した場所を取り除くように全体的に磨く。
○ポットを1度水かお湯で洗い直して、別に用意した柔らかい乾いた布で磨き上げる。
子供の手の届くところに置かないようにご注意下さい。
敏感肌の方には、アレルギー反応を起こす場合がございます。
次に、
ご家庭にあるもので簡単にできるシルバーポットのお手入れ方法
をご紹介します。
天然の素材を使った自然なお手入れ方法です。
専用の商品を購入する必要もないし、お手軽ですのでぜひ試してみて下さい。
・水とアルコール
○柔らかい布に、水と掃除用アルコールを半々に混ぜた液を浸し、銀製品を磨く。
○水で洗い流し、柔らかい布巾で拭き取り、マイクロファイバーの布で磨き艶を出す。
・重曹
○少量のお湯に重曹を溶かし、それを浸した木綿の布で銀製品を磨く。
・灰
家庭に暖炉がある、という方は少ないかも知れませんが、暖炉に残る灰で
銀製品をお手入れする方法もあります。
○暖炉で出た残りの灰を取っておき、銀製品の上にふりかける。
○マイクロファイバーの布で丁寧に磨き上げる。
・白いチョーク
○カップに白いチョークをお湯と一緒に入れ、潰して粉々にし混ぜ合わせ、
その物質を銀製品にかける。
○丸めた新聞で表面を磨きあげる。さらにピカピカにするには、
お湯の代わりに掃除用アルコールを使うと効果が増大する。
・歯磨き粉
○添加物の入っていない自然の白い歯磨き粉を歯ブラシに塗り、銀製品をこすって掃除する。
○木綿の布で磨いて艶を出す。
このお手入れ方法は銀製品の中でも筋の中に入った細かい汚れを落とすのに最適です。
・衣料用洗剤と水
○柔らかいスポンジで、衣料用洗剤と水を混ぜた液体の中で銀製品を洗う。
○水でゆすぐ。
○マイクロファイバーの布で拭き取り、磨いて艶を出す。
・アンモニア水
アンモニア水を扱う際には、必ず掃除用ゴム手袋を使用して下さい。
○掃除用ゴム手袋をはめ、お湯の中に何滴かアンモニア水を垂らす。
○スポンジで銀製品をその物質で洗う。
○水道水で洗い流す。
すぐに柔らかい布などで乾かして下さい。
・小麦粉
○銀製品の上にたっぷり小麦粉をまぶす。
○柔らかい布で磨き上げる。
・お酢
○お酢とお湯を半々に混ぜ合わせ、それを染み込ませたスポンジで銀製品を洗う。
○艶が出てきたら柔らかい布で拭き取る。
という事で、銀ポットのお手入れ方法をざっと紹介してみました。
意外な方法、ユニークな方法が世界には沢山ありますね!
ちなみにこれはフランスで18世紀から伝わる銀食器を家庭で
簡単にお手入れする方法のリストです。
皆さんも是非お試しあれ。
シルバーポットにはどんな種類があるの!?
上記で解説してきたシルバーポットのお手入れ方法なのですが
シルバーポットには基本的に2種類あります。
・スターリングシルバーポット
・ステンレスの下地にシルバーのプレートをコーティングしたポット
基本的には上記の2種類があります。
これらのポットは見た目はほとんど一緒ですが実際には手入れをしないと
いけない頻度が違いますので違いをしっかりと理解しておきましょう。
スターリングシルバーとは純銀のことを意味します。
なので950/1000は純銀です。
1000/1000だったら銀が100%になってしまい性質上ふにゃふにゃになって
実用で使えないのでそこに銅などを混ぜて硬度をあげています。
スターリングシルバーはその性質上、銀の含有量が多いため
頻繁に手入れをしてあげないとすぐに黒ずんでしまいます。
その反面シルバープレートは下地がステンレスなので銀の含有量は
多くありません。
なので、スターリングシルバーのポットに比べて手入れの頻度は
少なくて済みます。
スターリングシルバーであることをどうやって確認するのか!?
しかし、上記でも話している通り見た目ではほとんど
シルバープレートなのか、スターリングシルバーなのかの判断はつきません。
ですが、明確に違う部分が1つあります。
それは、
『刻印が入ってるかどうか』
です。
この刻印が入っていればスターリングシルバーのポットです。
スターリングシルバーのポットもいろんな国で作られていましたが
代表的な2カ国の刻印をご紹介します。
フランスの純銀を示すホールマーク(刻印)
イギリスの純銀を示すホールマーク(刻印)
アンティークのシルバーポットといえばやはりフランスかイギリイスを
イメージされるのではないでしょうか。
実際に現在でも最高傑作と言われる素晴らしいアンティークのシルバーポットは
基本的にはどちからの国で職人によって作られているものがほとんどです。
フランスの場合はミネルバの刻印が入っていれば
950/1000の純銀製品と言う証明になります。
イギリスの場合はホールマークが5つ並んでいますが
一番左のライオンが歩いてるマークが入っていると
925/1000の純銀製品と言う証明になります。
(イギリスではシルバーの含有量が925でも純銀として扱われます)
これらの刻印が入ってるのであればそれはスターリングシルバーのポットになるので
こまめにお手入れをしてあげないといけません。
シルバーポット(silver pot)を使うメリット
シルバーポット(silver pot)を使うメリットは、実に沢山あります。
何より、美しいので見ているだけで気分が癒されます。
自宅の優雅なティータイムを演出するには欠かせないアイテムです。
イングリッシュブレックファーストティー、アールグレイ、ハーブティー、
ノンカフェインティーなどなど…時間帯、気分に合わせて様々なバリエーションが楽しめます。
お友達や家族を家に招いた時でももちろん大活躍です。
話題になって場が華やかになりますし、趣味の合う友達とは永遠と喋っていられますね!
喫茶店に入って優雅なひとときを過ごすのももちろんひとしおですが、それを自宅で簡単に実現できてしまうのが大きな魅力です。
ミルク入れや砂糖入れなども銀で揃えるのも素敵ですね。
お家のインテリアにも役立ちます。
背の高いものや低いもの、柄の沢山入ったタイプ、シンプルなタイプ、
18世紀フランスロココ調、ヴィクトリア調、モロッコ風…などなどシルバーポット(silver pot)の型は本当に様々です。
様々なタイプのシルバーポット(silver pot)紹介
上記のシルバーポット(silver pot)は、だいたい紅茶カップ2杯分です。
銀なので多少重いですが、美しい形とどんな紅茶カップにも
合ってしまうデザインが何とも魅力的で、1度持ったら手放せません。
陶器のカップにも合いますし、意外と日本風の湯呑みにも合います。
陶器との相性抜群です
何ならマグカップにもシンプルに合います。
逆に現代感があってオシャレです。
古典のものと現代のものをうまく組み合わせて新しい空間を演出しましょう。
モロッコ風
シンプルでかわいいタイプ
あなたも是非、これという一品を探し当てて自分だけのお気に入りにしてしまいませんか。
幸せ感アップする事間違いなしです。
シルバーポットを使用用途で選ぶ
シルバーポットはどういった使い方をするかによって選ばなければなりません。
例えば、すごく素晴らしい職人が作ったアンティークのシルバーポットを
普段使いで毎回毎回使うのは難しいでしょう。
なぜならそういったシルバーポットは実用性よりも華やかさを優先させて制作されているので
使いにくいことがほとんどであると言えます。
例えば下記の写真の商品はイギリスで作られたROMAN WARRIORと言うメーカーの
スターリングシルバーポットになります。
写真からでもわかるようにこういったポットは実用性と言うよりも飾るためのものと言うのは
ご理解頂けるかと思い思います。
なので、こういったシルバーポットはテーブルや食器棚に入れて観賞用として
使用するのが一番ですね。
シルバーポットを実用的に使うのであれば
シルバーポットを実際にテーブル上で使用するときには
装飾は控えめ、もしくはシンプルデザインを選ぶのがベストです。
例えば下記の商品は装飾があって可愛らしいですが実用性もある小ぶりなポットです。
こういったポットであれば実際にも使えますし、装飾がたくさん入ってない分
取り扱いも楽になるので実用性に向いていますね。
シルバーポットと陶器のテーブルコーデのご紹介
上記のように、シルバーポットと陶磁器はよく合います。
特に、食卓が優雅に華やかになるテーブルコーデは、シルバーのティーポットセットに
ゴールドの金彩柄が豪華なアールデコ調様式の文様のティーカップやデミタスカップです。
シルバーポットにはティーポットの他にもコーヒーポットがありますので
使用に応じて、ポットを変えてもいいですね。
ゴールドとシルバーのコンビはとても映えます。
ここで、ワンポイントやはりティースプーンですね。
こういった、ノリタケのデミタスカップには金彩柄に合わせて、ゴールドのティースプーンが
より、豪華で贅沢なティータイムを演出してくれます。
・オールドノリタケ デミタスカップ
・クリストフル24金プレート ティースプーン:ナターシャ
シルバーのティーポットセットに合わせて、ティーカップやデミタスカップ、
ティースプーンを揃えていくのもとても素敵ですね。
高級腕時計を思い出してみてください。
よく、ベルト部分がゴールドとシルバーのコンビになっている品を見かけませんか。
ベルトのコンビは不動の人気ですよね。
それと同様で、テーブルコーデも上手にコンビにしてあげるとより一層、
お洒落で豪華で贅沢さを味わうことができるのです。
シルバーティーポットセットとデミタスカップ使用感
さて、ここまでテーブルコーデ、商品の紹介をさせていただきましたが、
実際の使用感を紹介していきたいとおもいます。
コーヒーや紅茶は90℃以上の沸騰していない熱湯が風味を一番引き出すのに
良いて言われています。
せっかくの、シルバーティーポットや素敵なカップでいただくのですからやはりここは
こだわって淹れたいですね。
ただ、シルバー製品は熱伝導が良いため、ポットにお湯を入れるともちろん本体は熱いです。
ですが、殆どのシルバーポットは芸術性と共に実用性を兼ね備えているため、
脚(高台)がついているので、テーブルに置いても問題ありません。
また、シルバーポットは重いのが特徴ですが、持ち手のハンドルが大きめとなっており
しっかりグリップを握ることができます。
注水口も細く、コーヒーポットにしても上についているため勢いよくお湯が出る
事もなく手首を軽くひねるだけで、細いお湯を注いだりと調整が簡単にできます。
そんなポットでオールドノリタケに淹れたハンドドリップコーヒーはすごく風味もよく
美味しいです。
デミタスカップなので通常のコーヒーカップより小さめですから、濃いコーヒーを淹れて
しまいがちですが、そんな時はティースプーンに角砂糖を置き浸していただくと最高です。
ティースプーンは親指と人差し指で挟む感じで軽く混ぜるのに使いやすいです。
スプーンの前にティーとつくだけあって、かき混ぜやすく、角砂糖1個がちょうどの
大きさになっているのに、ちょっと驚きを感じます。
小さなスプーンでありながらも、ゴールドで仕上げされたティースプーンの柄の部分には
見事な装飾があり、ノリタケのデミタスカップとの相性は抜群です。
・クリストフル:24金プレート ナターシャ ティースプーン
夕食後にいただいたコーヒーですが、自宅の暖色系のシーリングライトでは
昼間と違った、高級感のあるデミタスカップとティースプーンに変身します。
シルバーやゴールドは光の入り方で輝きの表情が変わりますね。
お手入れも思っているよりもここに書いてある通り簡単です。
きっと日常の素敵なアクセントになることでしょう。
あなたなりの優雅なティータイムをお友達、家族、または恋人、おひとりでも。
素敵に演出しちゃって下さい。
以上、ふつつかながらシルバーポット(silver pot)銀製品についての紹介でした。
シルバーポットの歴史
ティーポットと人間の生活には長いつながりがあります。
茶葉を入れる容器は漢王朝時代(紀元前206年から220年)の中国のお墓からも見つかっています。
宋王朝時代(960年から1279年)になると、鉄鉱石が粘土でつくられたティーポットに含めることで色が加わりました。
現在では紅茶と言えばイギリスが本場と一般的には思われているが、ヨーロッパではお茶を嗜むという面では東洋に大きく遅れをとっていました。
16世紀になって、オランダとポルトガルの商人によって香辛料や茶葉の煎じ液を医薬品や清涼剤として飲むという習慣が紹介されました。
1662年にチャールズ2世がポルトガルのキャサリン・オブ・ブラガンザと結婚したことで、イギリス王室にお茶がもたらされたのです。
当初はキャサリンの個人的な趣向によって貴族の間で飲まれるようになりました。
また、キャサリンの貢納金としてチャールズにムンバイが送られました。
チャールズはムンバイの港と東インド会社の貿易を促進し、アッサムからお茶を輸入したり、他にもイギリスにものを輸入しました。
ウィリアム・ピットが1784年に廃止するまで、お茶には重い税金がかけられていました。
これによって、お茶が大衆にも広まるようになりました。
それまでは、お茶は大半が考えられないほどの高級品で、社会の最上層だけのものだったのです。
ティーポットの歴史
現在分かっているのはイギリスの一番最初のシルバーティーポットは現在のコーヒーポットの形に似た長い円錐形です。1700年代半ばにお茶がより多くの西洋世界に紹介されると、銀細工職人は中国の炻器のつぼに影響を受けるようになります。
よって、シルバーティーポットの形はより丸みをおびることになります。
この形は世界中で時代を問わず人気を維持しており、現在でもシルバーティーポットの伝統的な形とされています。
しかし、初期のシルバーティーポットはほぼ球体で、細くまっすぐな注ぎ口で「弾丸ティーポット」と呼ばれています。
古ければ古いほどシルバーティーポットはお茶が高級品であったことを反映して小さい傾向にあります。
18世紀にはイギリスとフランスの銀細工職人はシルバーティーポットに流行していたバロックやロココ様式を反映するようになります。
シルバーティーポットの形はほとんどの場合球体であり続けたが、梨型のポットも誕生し始めました。
バロックやロココ様式はそれまで質素だったシルバーティーポットを華麗で、過度なデザインなものへと変貌させました。
彫刻は手彫りだったが、製造過程では機械化が進められていきました。
多くの銀食器は両方を用いて製造されていました。
より繊細で、細かい装飾は手作業で、基礎の部分は大量生産のものが用いられました。
以前は手作業だったため大変だった大きな銀の板を薄くする工程にローラー工場が用いられるようになりました。
18世紀にはイギリスの中流階級が裕福になり、購入できそうな高級品を求められるようになり、彼らが裕福になった象徴として飾られるようになっ他のです。
幸いにも新しい生産方法と特化した職人たちが登場したことによって値段が安くなって行きました。 よって、シルバーティーポットなどの銀食器が安価になり、急拡大していた消費者が購入することができるようになったのです。
18世紀後半にはシルバーティーポットのデザインが多岐にわたりました。
ほとんど装飾のされていない楕円形のものから過剰に装飾が施された流線型まで。
新しい生産方法の登場によって、それまで時間が取られていた成形作業をする必要がなくなったのです。
よって、銀細工職人は細かい装飾に集中できる時間が増えました。
ジョージ3世の時代のシルバーティーポットはほとんどが平低だったので、保護されていない木面が焦げる恐れがあリました。
これによって、テーブルの表面を熱から守るためのティーポット台がつくられるようになったのです。 しかし、この台はお盆の登場によって廃れることになるのです。
ティーポットとは何か?
スターリングシルバーはお茶を提供するのに最適な媒体です。まず材料として銀は保温効果が優れているのが特徴です。
つまり、シルバーティーポットに入れられたお茶の方が他のティーポットよりも温かくあり続けられるということですね。
客をもてなしたいものとしては、装飾の美しさによるデザイン性・保温能力に優れたティーポットは魅力的でした。
また、銀は金属の中で最も熱伝導率が優れています。
よって、他のティーポットよりも高温でお茶が煎じられるのです。
高温であればあるほど茶葉は煎じた際に味が出るのはご存知だと思います。
また銀は磁器や陶器と異なり、落としたり、ぶつけたりしても割れたり、壊れたりしません。
少しは凹んだりしますが、シルバーティーポットは金属以外でできたポットよりも長持ちです。
スターリングシルバーティーポットはコレクターズアイテムとしても素晴らしいです。
これは他のアンティークやヴィエンテージの銀食器に比べてシルバーティーポットは小さく、常に欲しがる人がいます。
特にイギリスとフランスを中心に、これらの国で作られたシルバーポットはデザインや時代によって人気に差がありません。
そのポットの美しさは永久であり実際に使用してもインテリアで置物として飾って頂いてもシルバーポットはどんなシーンにも最適にマッチしてくれます。