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マイセン Xフォームのモデル紹介
1844年から1855年にかけてデザイナーであったエルンスト・アウグスト・ロイテリッツ(Ernst August Leuteritz)によって考案されました。
Bフォームと一緒に作られたものですが、Bフォームに並びXフォームも人気絵を博しました。
BフォームとXフォームはともに「高級感溢れる豪華な装飾」が特徴的になっています。
Bフォームと同じくデザインパターンは3種類あり、絵付師によってパターンと絵付けが変わりますので作品には、グランツゴールドの施しが多いものから少ない品と様々です。
そのため、色の出方、模様の出方はそれぞれ違いがあります。
ですから、形は同じでもデザインは1点ものオリジナルとなっています。
グランツゴールドとは
グランツゴールドとは、19世紀半ばにハインリッヒ・キューンによって開発された絵具で、磨き工程不要の窯から出した時点で、既に光沢がある金色になると言われています。
ちなみに、これは金ではなく金彩絵具と言って、金色に見える絵の具です。
ですので、本物の金と比較すると光沢がなくマットな感じに仕上がってますよね。
Xフォームのデザインの魅力
そのXフォームのモデル形状は、高台のついたティーカップと側面が丸みを帯び立体的な花びらで、カップを包むようなフォルムの造形美が特徴です。
また、想像以上の大きさで、どのデザインパターンでもかなりの高級感があります。
この形状に採用されるされるデザインパターンは小花、金彩、下地色この3パターンだけですが、14の小窓(縁取り)に分かれているので、その小花の色との組み合わせは何万通りもあることになります。
(ソーサーを含めたらもっとあります。)
Bフォームの方がデザインパターンが多いとよく言われますが、Xフォームもかなりの数です。
これらの作品を選ぶときは、小花の色、配置など細かなところを見てみるといいですね。
画像などで、Xフォームの形状と色違いと大まかに分けてしまいがちですが、金彩が施されているラインや位置、描かれている花の位置や色、種類なども気にかけてみてるとまた鑑賞の違う楽しみ方が生まれます。
そんな魅力に魅せられ特にコレクターが多いのもマイセンのBフォームとXフォームとなっています。
どの角度から見てもその美しいフォルムには、初めて手に取るかたでもその魅力に引き込まれます。
特にコバルト(青)とレッド(赤)の色が入ったものはXフォームの中でも非常に希少性が高くほとんど市場に出てくることはありません。
やはりこの2色はホワイトと比較して、人気の色になっておりますのでご希望の場合にはお気軽にお問い合わせください。
Xフォームのパターンを見てみよう
Xフォームと言えど、いろんなパターンがありますのでそれぞれの違いを解説して参ります。
まず、Xフォームには小華があるかないかで分かれます。
Xフォームの小華があるかないかの確認
小華があるものとないものを下記の画像で比較してみましょう。
左側が小華ありで、右側が小華なしです。
こちらは好みの問題になってくるのですが、もちろん小華が描かれている方が値段が高くなります。
弊社の感覚ですと、女性の方は小華を好まれ、男性の方は小華なしを好まれる傾向がありますね。
マイセン Xフォームの最上級グレード グランツゴールドと小華
次に見るべきポイントは、金彩の入り方になります。
グランツゴールドとは、金が作品全体に入ってるモデルのことを言います。
下記の画像のように、模様の部分には全て金で埋め尽くされています。
金彩が縁だけのモデルを見てみましょう。
テーブルウェアで展開されています
Xフォームはもちろんテーブルウェアで展開されており、クリーマー、シュガーポット、コーヒーポット、ティーポットなどが存在します。
テーブルウェアを彩るその他のアイテム
そのほかにも様々なアイテムが展開されていますので、こちらに載せておきますね。
直径34cmの大きなプレートなので、ケーキをホールのまま置いて活用できます。
その他のカラーパターンを見てみよう
Xフォームには基本のホワイトのほかに、ルビーとコバルトがあります。
ですが、ルビーとコバルトが市場に出てくるのは非常に珍しく、なかなか手に入れることはできません。
こちらにその2つのモデルを掲載しておきますね。
弊社が取り扱うマイセンの商品について
弊社で扱っているマイセンの食器は、全て現地(西洋、ヨーロッパ)で専門のスタッフが買い付けてくるスタイルをとっております。
ですので、他社にはない仕入れルートで仕入れを行っておりますので、古マイセンと言われる、かなり古い作品でさえも仕入れることが出来ます。
マイセンコレクターの方であればこの年代のこの作品が欲しいと言ったご要望があると思いますのでそういった商品が御座いましたらお気軽にご連絡ください。