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多くの磁器メーカーがそうしているように、KPMの作品にもメーカーのマークだけでなく、職人のサインなど多くの情報がはいっています。
KPMのメーカーマークは、王立の証明、王笏のデザインです。
年代によって若干デザインが変わりますが、現在まで使われ続けているマークです。
絵付けマーク
1803年以降、KPMは絵付けマークを付け始めました。
現在は基本的に、王笏マークの隣にスタンプされています。
帝国宝珠のデザインが多く、作品のデザインによって色が変えられています。
上段左から:1803年~1813年までのもの、1817年~1823年までのもの、1823年から1832年ころのもの、1832年以降のもの、1911年以降のもの、1913年以降のもの、1992年以降のもの。
下段(1993年以降):
赤い宝珠:主に花のデザインの作品に押されるスタンプです。
ほかにも、カラーがつけられている立体作品や、風景画にも押されていた
りします。
緑の宝珠:花のデザインではないものに使われます。
例えば、金やプラチナで縁取りしてあるデザインのもの、カラーやモノグ
ラムの作品に押されるスタンプです。
青い宝珠:非常に高温で焼成された作品に押されています。
青い宝珠が押されている作品は、カラーがしっかりと釉薬の中までしみこ
んでいるので、食器洗浄機の使用が可能です。
黒い宝珠:KPMの、リトグラフの製法で作られた作品には黒い宝珠がスタンプされて
います。
絵付け職人のマーク
KPM作品は職人の手描きのものがほとんどです。
絵付け職人は、決まったデザインの中に自分なりの解釈を表現することを許されていました。
作品の完成時に、作品の裏側に絵付け職人たちは自分のマークを書き込みました。
これはつまり、その作品が世界に一つだけのものであることを意味しているのです。
特別な装飾のものには、絵付け職人マークの隣に99までの数字が書き込まれています。
絵付け職人見習いが絵付けした作品には、『A』の文字が書き込まれています。
Aは、Ausbildungの頭文字で、ドイツ語で見習いの意味です。
KPM,カップの裏。
1832年以降の赤い宝珠のマーク、王笏、その下には絵付け職人のマークがはいっています。
例外的に絵付けのマークや、絵付け職人のマークがはいらないものもあります。
KPM作品にはいっている絵付け職人のマークは唯一無二の証です。
KPM作品を手に取る機会がありましたら、ぜひどんなマークがはいっているか、見てみてはいかがでしょうか。