カルディヤックの名高い銀工房による、素敵なアンティークのアールヌーボー・フランス製スターリングシルバーで包まれたガラスの香水瓶です。
透明なガラスのボディには、花や葉のデザインが刻まれています。
ポピーの花で飾られたスターリングシルバーの蓋、注ぎ口、ベースが付いています。
ガラスのストッパーも付いています。
シルバーの部分には、フレンチミネルバの1番目の標準マーク(女神ミネルヴァの横に1の数字)が刻印されています。
これれは950/1000の銀含有量を示し、95%純銀および.925スターリングよりも高い品質を意味します。
パリの銀細工職人アーネスト・カルディヤックを意味するECのイニシャルが含まれる、メゾン・カルディヤックのメーカーのマークが刻まれており、1851-1904年頃の作品と思われます。
メゾン・カルディヤックは1804年にアントワーヌ=ヴィタル・カルディヤックによって設立されました。
彼はパリの14区、後に4区ルーブルで、銀食器や食器を専門に扱っていました。
19世紀の間、会社は父から息子のアルマン=エドゥアールに受け継がれ、豊かで細かい装飾が施された、錬鉄にインスパイアされた作品を生み出し続け、大成功を収めました。
その時代の作品は鋳型で特に知られています。
作品には象牙、木材、さまざまな緑青を使用して変化する自然主義的な装飾が見られました。
メゾン・カルディヤックは、国内および国際的な展示会に出展し、1823年に銅メダル、1827年と1834年に銀メダル、1867年のパリ万国博覧会での受賞など、数多くの賞を受賞しました。
ついに1878年の万国博覧会で金メダルを受賞し、彼らは国際的に有名になりました。
孫のアーネストが工房に金と銀細工を取り入れました。
彼はハールーでインターンを経験し、その後1889年の万国博覧会で銀メダルを獲得しました。
アーネストは、1900年の万国博覧会のカトラリー部門の審査員を務め、オルデイ美術館にはカルデイラックの作品の例が展示されていました。
1世紀以上見事な成功を収めたカルディヤック社は、1951年にクリストフルに買収されました。
サイズ
長さ 9.5cm
幅 5.7cm
状態
目立つ大きな欠け、割れ、傷無く良好な状態ですが、経年による使用に見合った一般的な摩耗/表面の傷があります。
詳細は画像をご覧ください。