マイセン人形「フィギュア」 大地のエレメントの寓意像 1850年頃でございます😊
女神キュベレ、フリギア神話の偉大な神々の母「マグナ・マーテル」の像になります。
横たわるライオンの上に王冠を載せて座り、富と豊かさを象徴するコルヌコピアを膝の上に載せています。
台座は金縁で、不揃いな土と岩の装飾になっています。
キュベレは通常、その特徴として城壁の形をした王冠を頭にかぶっており、特に18世紀の城、修道院、バロック庭園に描かれています。
四大元素を表すサイクルにおいて、彼女は大地を象徴しています。
そのため、太陽と月を左右に従えた姿で描かれることが多いのです。
もう片方の手には、壁画の王冠を補完する権力の象徴として、杖を持っていることもあります。
もう片方の手には小さなやかんを持っていますが、これは彼女の狂気の喧噪(けんそう)、あるいは彼女を讃える祭りを象徴しているのかも知れません。
キュベレはしばしば、ライオンや一対のライオンに乗っているか、2頭のライオンに引かれた戦車に乗っています。
トウモロコシの穂、ポピー、花、鉢に入った果物などが描かれることもあります。
ストーリー性を感じられる素敵な逸品ですので、是非ともインテリアに取り入れられてはいかがでしょうか✨
製造元: マイセン(ドイツ)
年代: 1850年頃
素材: 磁器/釉薬
技法: ハンドメイド、絵付け磁器
デザイナー
ミヒャエル・ヴィクトール・アシエ(1736年ヴェルサイユ-1799年ドレスデン)
パリで彫刻家として修業を積み、1762年にマイセンの磁器工場に赴任。
ワトー様式の群像を数多く制作し、1780年、アシェルはザクセン王室御用達のモデラーとしてドレスデンにやってきました。
こちらのモデルD 83は1775年頃にデザインされました。
マーク
釉下青マイセン十字剣マーク|1級品
モデルNo.D 83|ペインター No.59
証明書
Thomas & Sabine Bergmann, Meissen Figurines / Erlangen 2014 (Germany), モデル番号 A 1 - Z 99, カタログ番号 255 130ページ。
サイズ
高さ: 24.5 cm
幅: 23, cm
奥行き: 20.0 cm
状態
目立つ大きな欠け、割れ、傷なく基本的良好な状態です。