ミューラー兄弟 銀青銅 & プレスガラス製 シャンデリアでございます😊
美しい銀青銅のフレームに、花や幾何学模様が施されたアールデコ様式のシャンデリアです。
フレームは、プティトー(Petitot)(アレクサンドル・ユベール, パリ 1877-1938) によるデザインで、本体には APのモノグラム(画像14参照)が刻印されています。
このAPモノグラムは、照明用青銅製造業者 アレクサンドル・プティトー を指し、よく誤解される アントナン・プティトー ではありません。
本モデルは 1931年のメーカー公式カタログ に No.1368 として掲載されており(画像17-19参照)、3本のアームが放射状に配置された美しいデザインです。
フレームには、植物模様が施されたスクエア型の3本の支柱 が組み合わされ、豪華な装飾が施された松ぼっくり型のモチーフ が中央にあしらわれています。
ガラス部分は、フランスの有名なガラスメーカー「ミューラー兄弟」製
- 大きなボウル(直径35cm, No.5906)
- 3つのチューリップ型シェード(No.5908²)
- すべてのガラス部分に "Muller Frères Lunéville" の刻印 あり(画像15, 16, 20参照)
プティトーは、ミューラー兄弟のほか、デュゲやゴーティエなど複数のガラスメーカーのパーツを使用していました。
電球仕様
4つのB22バヨネットソケット(ボウル内に1つ、アームに3つ)
Petitot(プティトー)の歴史
Petitot社は、パリの青銅工 アレクサンドル・アドルフ・プティトー (1857年生) によって創設されました。
彼の息子であるアレクサンドル・ユベールと、金属研磨職人であるオーギュスト(1883年生)とともに、20世紀初頭には金属仕上げを手がけていました。
工房は パリ10区ヴェール・ボワ通り10番地 に構えられ、1939年のアレクサンドル・ユベールの死後 Établissements Petitot(エタブリスマン・プティトー)として再編され、2009年まで存続。
その後、Maison Lucien Gau(メゾン・ルシエン・ガウ) に吸収されました。
サイズ
高さ:約80 cm
幅:約60 cm
重さ:6.86 kg
状態
目立つ大きな欠けや傷はなく、基本的に良好な状態です。
商品画像をご参照ください。