マイセン人形「フィギュア」 現代マイセン 昼と夜の女性 シルビア・クレーデ作でございます😊
女性らしさを讃える2人のスリムな女性像、昼と夜という、大型で美しい造形が施された一対の寓意像です。
昼を象徴する人物は、爽やかなグリーンとターコイズブルーの色調の服を着て、上を向き、生命を与えてくれる昇る太陽に向かって腕を伸ばし、滋養に満ちた乳房を差し出しています。
背中の方には、朝を連想させる鶏がいます。
一方、夜の人物は、ベージュと茶色を基調とした衣装で地に足をつけているように見え、暗く塗られた斑点は落ち葉を連想させます。
腰の後ろに隠された左手には何かがが隠されており、赤いレースの手袋は邪悪で挑発的に見え、片目は眠ったまま閉じており、もう片方の目は暗闇から見守っているようです。
角をイメージした尖ったオレンジ色の2本の三つ編みがあり、肩の上にはシンボルであるフクロウが乗っています。
現代マイセンの最高峰と言える素晴らしい一対の作品ですので、芸術を自宅に取り入れたい方は是非とも手にして頂きたい逸品でございます。
製造: ドイツ マイセン
制作時期: 2007年頃
素材: 磁器/釉薬
技術: ハンドメイド、手描き磁器
双剣マーク 1級品
昼の女性: モデルNo. 90565| 番号 206
夜の女性: モデルNo. 90570| 番号 208
デザイン・装飾
シルビア・クロード=ホフマン(SILVIA KLÖDE-HOFFMANN 1956年生まれ)
ドイツの彫刻家であり受賞者です。
1973年から1977年までマイセン国立磁器製作所で修業、1975年からドレスデン美術大学で学び、1983年に彫刻家としての資格を取得、1983年から2011年までマイセン国立磁器製作所「新芸術開発」部門に在籍、2012年よりフリーランスの彫刻家として活動。
1999年頃、90565+90570をデザイン。
サビーネ・ヴァックス(SABINE WACHS)
1960年生まれ ドイツの磁器デザイナー、1978/79年磁器・ガラス産業でインターンシップ、1979-1984年ハレ/ザーレ美術デザイン大学ブルグ・ギービヒェンシュタイン校で磁器/セラミック/ガラスのプロダクトデザインを学ぶ、1984年有資格デザイナーとして卒業、1985-2011年マイセン磁器工場でチーフデザイナー兼アーティストとして勤務、2011年よりフリーランスのアーティスト兼デザイナーとして自身の磁器スタジオで活動。
証明:
Thomas & Sabine Bergmann, Erlangen Germany 2018, 507ページの追補マイセン芸術家フィギュア型番A 100 - Z 300、カタログ番号3305 + 3306。
サイズ
昼の女性:高さ52.5cm|幅14.0cm|奥行き10.5cm
夜の女性:高さ41.5cm|幅13.0cm|奥行12.0cm
状態
目立つ大きな欠け、割れ、傷なく基本的良好な状態です。