プティトー&ミューラー兄弟 ブロンズとプレスガラスのアールデコ調シャンデリアでございます☺
1927年から1928年頃にエタブリスマン・ユベール・プティトーで製作された、ミューラー兄弟のサインが入った3つのプレスド・ガラス・グローブが付いたブロンズ・シャンデリアです。
ユベール・プティトー(1877-1938)は、アール・デコ照明叙事詩の主役の一人です。
1857年に父アレクサンドルが設立した会社を兄オーギュストとともに継承した彼は、1925年の装飾美術展で発表されたスタイルに合わせ、主にルネヴィルのミューラー兄弟から供給されたプレス成形ガラスを取り付けたブロンズと錬鉄製の照明器具を開発しました。
パリ3区のヴェール・ボワ通り10番地にあったプティトーは、フランス全土の小売店に商品を供給する卸売業者でした。
同社は2009年まで営業を続けていました。
額縁の数カ所に、アレクサンドル・プティトを意味するモノグラムAP(写真6)が刻印されていますが、ユベールは、ブロンズ職人の間でよく行われていたように、父親のイニシャルを残しています。
フレームの装飾は、中央の円に沿って葉が描かれた古典主義(写真3)、3本のアームで形成されたヴォリュート(写真11)のアール・ヌーヴォー、そしてヘムステッチのカバー(写真10)と地球儀の支柱(写真8)に象徴されるアール・デコから等しく引用されています。
ミューラー兄弟の孔雀をあしらった地球儀は、アール・デコ照明の偉大な古典です。
直径25cmのものと、このシーリングライトに使われている直径15cmのものがあります。
ポール・ジル、アンドレ・コバックス、マルセル・ヴァスールなど、フランスの多くのメーカーがこの型押しボールを照明器具に使用しました。
ここに展示されているのは、高度に精密な選択的つや消し加工が施された、ほんのりピンク色のバージョンで、このガラス製品には、ネックに酸によるサイン(写真7)と、下端の型にサインがあります。
ネックの目立たない欠けを除けば、これらのボールガラスはとても良い状態です。
このシャンデリアは新しいワイヤーで完全に配線し直されており、3つのソケットはB22バヨネット付きの真鍮製です。
新しいLED電球が3個付属します。
サイズ
高さ 73cm
幅 50cm
重さ 6.7kg
状態
目立つ大きな欠け、割れ、傷なく基本的良好な状態です。