マイセン人形「フィギュア」 ヨーロッパの寓意像 ケンドラー作 1860年頃

マイセン人形 ヨーロッパの寓意像 ケンドラー作 1860年頃でございます😊

ヨーロッパが帝国の徽章をつけた若い女性として表現されています。

アップにした髪には帝国の王冠、手には帝国のオーブと笏を持ち、金色の裾のブラウスに鎖の胴着を着ています。

金と紫の縞模様の錦織にエルメスの裏地をつけたマント、白い斑点のある青いスカートを身につけ、金赤の胸に馬具をつけた白灰色の馬の上に横向きに座っています。

馬の下には地球儀、金色の分度器、開いた本が置かれています。

台座は金色の装飾が施された楕円形の土が描かれており、馬の下には支えとなる石が積まれ、背景には葉が塑造された小さな樹木が描かれています。

製造：マイセン ドイツ

年代 ：1860年頃

素材：    陶磁器／光沢仕上げ

技法： ハンドメイド、絵付け磁器

デザイナー   ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー（1706年-1775年）

1742年から1775年までマイセン工房の主任彫刻家だった人物です。

羊飼いのフィギュリン、コメディアンの子供たち、庭師の子供たち（アシェルとの共作）、パリの町の運び屋（ライニッケ、マイヤーとの共作）、ギャラントのフィギュリンなど、有名なシリーズを制作しました。

モデル1298は1746年に制作されました。

サイン

マイセン十字剣マーク（柄に柄付き）｜一級品

モデルNo. 1298｜旧NO. 36

参考文献：

Thomas & Sabine Bergmann, Meissen Figures, Model Numbers 1 - 3000, Erlangen (Germany) 2014, 420ページにカタログ番号1943。

サイズ

高さ：20cm

幅：18cm

奥行き：12.5cm

状態

職人によって修復されていますがほとんど分からない状態です。

目立つ大きな欠け、割れ、傷なく基本的良好な状態です。