１６５　マイセン　１８５０年　ポーセリン人形　ミッシェル・ヴェクトール・アシエ作

この作品はフランス人造形家ミッシェル・ヴェクトール・アシエ（ENTWORFEN VON M. V. ACIER）によって１８５０年頃に製造された高さのある珍しいフィギアです。
白のポーセリンが使用され、光沢仕上げ、そして優れたペイント技術によって仕上げられた手作り陶器です。

大きなフェザーの帽子をかぶった若い女性は、左手を男性の肩に乗せ、親密な雰囲気で見つめ合っています。
同時に地面に座っている若い女性の肩に手をあてています。
地面に座っている女性は驚いたような顔つきで二人を見上げて、男性は大きなフェザーをかぶった女性の隣に立ち、上半身は女性のほうを向いています。
こちらの作品は一人一人が個性的な強いキャラクターをもち、とても優れた一品です。
また、色鮮やかなすばらしいペイントが施されており、マイセンの作品らしい隅々まで手抜きの無い着色や仕上げと相まって、独特の華麗さを有します。

モデル番号４９と共に、１９世紀中頃（１８５０年頃に作られた）のマイセンの双剣マークが記載されています。

こちらの作品にはヒビが入っており、これらの割れ目は、オーブンでの焼成によって引き起こされたものです。（これらのヒビは上部からは見えません）それ以外は良好なコンディションです。

こちらの一品は新品ではなく骨董品であることをご了承ください。

高さ：　３４ｃｍ
年代：　１８５０年
ミッシェル・ヴェクトール・アシエ（ENTWORFEN VON M. V. ACIER）作