１８３　マイセン　ヨーロッパのアレゴリー　エバーレイン＆ケンドラー作　（シリーズ作品）

この美しい作品は１８世紀（１７７２年～１７８０年頃）に　J. F.　エバーレイン　と　J. J. ケンドラー　（JOHANN FRIEDRICH EBERLEIN １６９５ – １７４９ / JOHANN JOACHIM KAENDLER １７０６ – １７７５ )によって製作されました。 原材料には白のポーセリンが使用され、すばらしい光沢仕上げ、そして最古の塗装技術を取り入れながら塗装仕上げされた、優れた手作り陶器人形です。 この作品はロシアのクザリーナ　エリザベス　ペトロワーナ（Czarina Elizabeth Petrowna　１７０９年　～　１７６２年）から直々にオーダーされたこともあるほど美しい作品です。 クザリーナ　エリザベス　ペトロワーナとは、１７６２年までロシアの女帝として勤めた誇り高い立派な女性です。 エリザベス女帝はロイヤル　ディナーテーブルを飾るために、いくつものポーセリン人形をマイセン製作所に依頼しています。 それらの中には四季のアレゴリー、五感のアレゴリー、四大陸のアレゴリー（Allegory of Four Seasons　：　Allegory of Five Senses　：　Allegory of Four Continents）などが含まれます。 これらの作品も同様、J. F.　エバーレインと　J. J. ケンドラーの手によって製作されました。 中心に座っているエレガントな女性は、左手に金色と青に装飾されたマルトンを持っています。 さらに、ヨーロッパ各地から集められた品々が足元に無造作に置かれています。 世界地球儀、大理石の像、パレット、書籍、音楽の楽譜ノート、さらに、定規とコンパスなども置かれています。 女性の後ろには立派な白い馬がたたずんでいます。そして、その白い馬の足元にはローマの鎧が置かれています。 置いてあるアイテム、衣服からすると、この女性はミネルバMINERVA（知恵、発明、芸術、武勇の女神）と想定されます。 こちらのフィギュアには１９世紀のマイセンの双剣マークが記載されています。 全体的に非常に綺麗な状態の品物です。 修復もなく、欠けやひび割れ、細かな線もありません。 こちらの製品は新品ではなく骨董品であることをご了承ください。 製造：　　　マイセン 寸法：　　　高さ２６．０ｃｍ　　幅２８．０ｃｍ　　奥行き２１．０ｃｍ 年代：　　　１７７５年　～　１８１４年 デザイン：　J. F.　エバーレイン　と　J. J. ケンドラー　（JOHANN FRIEDRICH EBERLEIN １６９５ – １７４９ / JOHANN JOACHIM KAENDLER １７０６ – １７７５ )