206 マイセン かわいらしい裸足の花摘み少女 (シリーズ作品 “ガーデナーの子供達”) ケンドラー作

206 マイセン かわいらしい裸足の花摘み少女 (シリーズ作品 “ガーデナーの子供達”) ケンドラー作

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この作品は1740年頃にデザインされました。デザインしたのはマイセン造形物の基礎を築いたと言われるヨハン・ヨアヒム・ケンドラー Johann Joachim Kändler (June 15, 1706年 ~ May 18, 1775年)です。 マイセンの中でも非常に人気の高い彫刻師です。 彼は15歳でドレスデン宮殿の宮廷彫刻師の弟子となりました。 1730年に宮廷彫刻師となった翌年、マイセン工房の型師に、そして1733年には主任型師に昇格されました。 ケンドラーは皇帝に委託された動物の彫像や日本宮の礼拝堂用の使徒像のための型づくりを、前任の型師キルヒナーとともに作りましたが、キルヒナー亡き後はひとりでその仕事にいどみました。 ケンドラーによって躍動感ある動物やロココ様式の優雅な人形、食器などまでがデザインされ、今も世に残り多くの人たちから愛されています。 この作品の原材料には白のポーセリンが使用され、すばらしい光沢仕上げ、そして最古の塗装技術を取り入れながら塗装仕上げされた、優れた手作り陶器人形です。 この作品は “ガーデナーの子供達”(GARDENER CHILDREN)のシリーズの中のひとつになります。 モデルになっているのは、ガードル付きのロココドレスを身に着けたかわいらしい女の子です。 少女は右手でエプロンの端を掴み、そのエプロンの中にあふれんばかりの綺麗に開花された色とりどりの花を詰めています。 右手には花でいっぱいになったバケツを持っています。 この裸足のかわいらしい少女はラベンダー色のガードルドレスを身に着けており、さらにリボンで飾られています。 フィギュアが固定されている土台は円形で、ベースのところどころが金色や花で装飾されており、細部までとても丁寧に作られたこの作品はマイセンならではの細やかな職人技が見受けられる、とても素晴らしい作品と言えます。 こちらのフィギュアには18世紀のマイセンの双剣マークが記載されています。(後ろ部分に年号も記載されていますがとても見にくいです) その他に、形成番号 22 と言う記載があります。 この作品のモデル番号は 2 ですが、フィギュア自体に記載はされていません。 花の一部分に修復された痕があります。それと、ドレスのかどの部分に一部こすれたようなマークが見られます。 それ以外は欠け、ひび等のない良好なコンディションです。 こちらの製品は新品ではなく骨董品(アンティーク品)であることをご了承ください。 デザイン者:  ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー Johann Joachim Kändler (June 15, 1706年 ~ May 18, 1775年) 初期デザイン: 1740年 製造窯:    マイセン製作工場 寸法:     高さ13.7cm 製造年:    18世紀 1750年~1760年

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