210 マイセン ハーディーガーディーを持つマラバルの女性 ポーセリン人形 マイヤー作
Regular price ¥709,000この作品は1750年~1751年に フリードリッチ エリアス マイヤー (FRIEDRICH ELIAS MEYER 1723年 ~ 1785年)によって製造されたモデルのフィギアです。
彼はドイツの彫刻家と磁器のデザイナーでした。
1748年からマイセン製作工場で働き、その後にベルリン製作工場(Berlin Porcelain Factory)に移っています。
この美しい女性は、マラバル民族(西部ガーツとアラビア海の間に位置するインド南部の地域)の女性です。
両手にはハーディーガーディー( Hurdy Gurdy :弦楽器の一種で、張られた弦の下を通るロジンを塗った木製のホイール(回転板)が弦を擦ることで発音する。ホイールはヴァイオリンの弓と同じような機能を果たしているが、クランク(ハンドル)で操作されており、従ってハーディ・ガーディは一種の機械仕掛けのバイオリンと言われている)が持たれています。
女性は白いユニークな帽子をかぶり、フェザーで飾り付けられたとてもエレガントな紫色のマントを身に着けています。
そして、鳥を入れておく小箱のようなものを背中に身に着けています。
1750年頃にフリードリッチ エリアス マイヤーがこの作品を制作している頃、インド亜大陸の南西部に所在するマラバル民族は何人かのトラベラーにしか知られていませんでした。
フィギュアは円形の土台に固定されており、ベースのところどころは金色で装飾され、細部までとても丁寧に作られたこの作品はマイセンならではの細やかな職人技が見受けられる、とても素晴らしい作品です。
原材料には白のポーセリンが使用され、すばらしい光沢仕上げ、そして最古の塗装技術を取り入れながら塗装仕上げされた、優れた手作り陶器人形です。
こちらのフィギュアには19世紀(1870年頃)のマイセンの双剣マーク(贋作防止のため、マイセンの陶磁器には交差した2本の剣のトレードマークが1723年から用いられており、これは現在まで使われているトレードマークの中ではもっとも古くからあるものの一つ。なお、刃や鍔の傾きなどは年代によって変化している)が記載されています。
その他に、モデル番号 1519 / 形成番号 85/163 / 画家番号 58 と言う記載がされています。
全体的に非常に良好な状態で、修復もなく、欠けやひび割れ、細かな線もありません。非常に綺麗な状態の品物です。
こちらの製品は新品ではなく骨董品(アンティーク品)であることをご了承ください。
デザイン者: フリードリッチ エリアス マイヤー (FRIEDRICH ELIAS MEYER 1723年~1785年)
初期デザイン: 1750年~1751年
製造: マイセン製作工場
寸法: 高さ33.5cm
製造年: 19世紀 1870年頃