マイセン人形「フィギュア」キューピット ロココ調の飾り台 1750年代でございます😊
ピラミッド型のアーバーは、正方形の平面上にロカイユ(貝殻をモチーフにしたデザインのこと)が芸術的に高く積み上げられ、絡み合い、底部には塩と香辛料を入れる4つの貝殻の形をした桶が埋め込まれています。
ロカイユのことについてはこちらの動画で解説しておりますので、気になる方はこちらの動画をご覧ください↓
四隅にはキューピッドに変装した様々な活動をする4体の取り外し可能な天使、中央の支柱の上には、立ち上がった支柱の間に、2体の登り座りをする天使、その上には彫刻された枝、葉、花で飾られた花輪が巡り、4体のキューピッドの群れが、芸術のセレクションを表しています。
作品全体に、大きくロココ調を取り入れてる作品なのですがマイセンの人形の中でも非常に珍しいと言えます。
それぞれの人形はそれぞれに柔らかな表情があり、みんな思いのままに自分の好きなことをやっています。
このような作品を1つ家に置いてるだけでも、とても楽しい気持ちにさせてくれますし元気を与えてくれる作品です✨
製造 ドイツ マイセン
年代: 18世紀後半
素材: 陶磁器 / 光沢仕上げ
技法: ハンドメイド磁器 / 手描き / 金彩
デザイン:ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー(1706-1775)
1742年から1775年までマイセン工房の主任彫刻家。羊飼いの置物、喜劇役者の子供たち、庭師の子供たち(アシェルとの共同制作)、パリの町の運び屋(ライニッケ、マイヤーとの共同制作)、ギャラントの置物などの有名なシリーズを制作しました。
こちらの作品は1750-1755年のキューピッド像のデザインになります。
サイズ
高さ:33,0 cm
幅:24.0cm
奥行き:24.0cm
マーク:
マイセンの青い十字剣マーク入り
参考文献:
Thomas & Sabine Bergmann, The Art of Meissen Figures, Model Numbers A100 - Z300, Erlangen, Germany 2010, page 31 to 54, figures.
状態
職人によって修復されている部分ありますがほとんど分からない状態です。
目立つ大きな欠け、割れ、傷なく基本的良好な状態です。