エミールガレ　大型の風景文様花瓶　1915年代

ガレによる風景の花瓶です。

1910年から1921年の作品です。

ガレの故郷であるフランス、ナンシーで製作されました。

5色の被せガラスで製作された上級モデルとなります。

・薄いオレンジ

・白

・水色

・黒

・青

販売時に貼られていたオリジナルの紙ラベル「ガレ、ナンシー、パリ」が残っている希少品です。

小売業者ロビン・オブ・リモージュのラベルもあります。

これは、3つあるシリーズのガレの情景花瓶の1つで、他の2つはスイスの個人のコレクターが所持しています。

風景画の奥行きは素晴らしいものです。

このような情景の作品は、さまざまな湖の名が憶測されますが、山の形を見れば場所が特定できます。

この風景はヴォージュのブルーラインのもので、同じ色味で名前が刻まれたガレの花瓶がいくつか存在します。

風景シリーズが1905年より前に制作されたことは広く認められていまが、これに対する異議もあります。

ガレの初期の作品の大部分は、植物学、動植物にインスパイアされたものでした。

サインの形と「G」の流れた部分と交差するのではなく、下線が隣接する署名は、1914年以前にはあまり見られません。

この作品は1910年から1914年、または1919年から1921年に作成されたと考えられます。

ワークショップの内部を撮影した有名な写真がいくつか存在しますが、大きな風景花瓶が瀝青レジストで塗装され、ポンティルが磨かれている様子が映されています。

サイズ

高さ　42.7cm

重さ　3980g

状態

目立つ大きな欠け、割れ、傷無く良好な状態です。

詳細は画像をご覧ください。

ガレの作品の中でも、最上級ランクに位置する作品です。

実際に飾っていただければその圧巻の美しさに固唾を飲んでしまうと思われます。

今後出てくるような商品ではありませんので、この機会にいかがでしょうか。