Jean Gauthier (EJG )(ゴティエ)/Ezan(イーザン)
1930年頃制作されたニッケルメッキの真ちゅうもしくはブロンズ製フランスアールデコ調の美しいランプ、la masion EJG(ゴティエの工房)のものです。
シェードは厚みのある型押しのオパルセントガラスででてきており、アールデコ調のデザインの特徴でもある幾何学模様と9つのバラがデザインされています。
オパルセントの半透明なボウルは、乳白色で青みがかっていています。
サビノ・ラリックやヴェルリスの有名なオパルセントガラスと同じように、点灯時には美しい琥珀の色調をした光が広がります。
ボウルの縁に、EJG Franceのサインがあります。
照明器具はとても良い状態で、シェードには傷はありません。
最後の写真に小さな色のしみが写っておりますが、これは製造時にガラスの内側に出来たもので、手作業で制作されたガラス製品によくみられるものです。
ニッケルは再塗装済み、器具には緑青が出ています。
日本仕様のコード、ソケットをご希望の場合別途2万円でご対応させていただきます。
ゴティエは最初の工房をパリのJean Robert通り12-14に構え、後々イーザンヴィル(Ezanville)の町の工房へと広げていきました。
第一次世界大戦直後、制作活動の初期の頃ゴティエはカメオのシェードを制作し、それには自身のサイン(Gauthier)をつけていました。
イーザンヴィルの工房は型押しガラス製のアールデコ様式ガラス製品を制作するために創設されました。
そして多くのアールデコ様式モデルの製品にはサインが付けられていません。
しかし、EJG(Etalissements Jean Gauthier)のサインが付いているものも、いくつかあります。
J.Robertとサインされたものもあり、それは最初の作業場の通り名を基にしたJ.Gauthierのペンネームです。
30代の時、ゴティエは乳白色、セミクリスタルガラス製のシェードやカップの制作を始めました。
サインのない製品の他、EZAN France(ゴティエの二番目の工房があった町の名前からとられたサイン)とサインされた製品もあります。
サイズ:高さ 44cm シェード直径33cm
状態:
目立つ大きな欠け、割れ、傷なく良好な状態です。
詳細は画像をご覧ください。