ジャガールクルト 1970年代 18Kイエローゴールド レクタンギュラーモデルでございます😊
素材は18Kゴールドで、ケース径は24mmです。
レクタンギュラーは日本語で言う『長方形』という意味になりますが、このスタイルは一般的にはカルティエのタンクがイメージされると思います。
ですが歴史を遡っていくと、ジャガールクルトとカルティエは密接な関係があり似たようなモデルは複数存在します。
ジャガールクルト社は、カルティエにも大量のムーブメントを提供していましたしね。
今回のレクタンギュラーモデルもぱっと見では、かなり似ているように見えますがよくよく見てみると違いがあります。
まずケースなのですが、立体的に見えるよう段差がつけられステップベゼルになっています。
文字盤はと言いますと、三角形をいくつも使用し、その頂点同士が組み合うように配列させた文様が描かれています。
これが非常に美しく、日本の伝統的な文様である『鱗』に似ています。
鱗紋様は、魚や蛇の鱗に似ているためにこの名があるといわれています。
また、こちらの文字盤なのですが希少性の高い、シグマダイヤル仕様です。
6時位置に製造国を表すSWISSの文字がありますが、その両端にσ(シグマ)のマークが入っています。
これは文字盤やインデックス(今回はインデックス)に貴金属が使用されていることを表すもので、特別なモデルにだけ使用されました。
2000年ちょうどくらいにシグマのマークは終わりを迎えてしまったのですが、現代ではその希少性からコレクターの中で高く評価されています。
ジャガールクルト社のムーブメントは、精度が高く世界3大時計ブランドでも採用されていた歴史があります。
そんなブランドの背景を理解しつつも、おしゃれな文字盤にレクタンギュラー型のケースが採用されたジャガールクルトの腕時計を着けていれば、一目置かれる存在になると思いますね。
サイズ
オーバーホールから帰ってきた時点で再度測定します
状態
年代を考慮して良好なコンディションです。
オーバーホールが完了して再度情報を更新しますので、今しばらくお待ちください。
5月の中頃にオーバーホールから帰ってくる予定です。