Buiret-Debeaurain
1930年頃にフランスで作られたクロムメッキ真鍮とソリッド・ブロンズの見事なモダンなアール・デコランプです。
非常に珍しいコレクションアイテムとなっています。
ベースの台が筒状の透明な曇りガラスを支えているデザインです。
このランプは1930年頃にF.ギローにより、家具と海軍のための金属部品を製造するBuiret-Debeaurain社によりデザインされました。
1931年のBuiret のカタログで似たようなデザインの品物が見受けられます。
底の表面部分のクロムメッキに小さな摩れ、ボール部分のパーツに凹みが見受けられるものの、非常に良い状態です。
1930年頃のフランス製ランプはフランスのオークションハウスでも高値で取引きされており人気の品です。
Buiret社の歴史はPhilibert Beauvisageがパリにある鋳造工場に長年勤務した後にフランス北西部の村に戻るところから始まります。
そこでは錠前製品、消火ポンプを製作し始めます。
1853年にCharles Marqui とともに鉄工所を兼ね備えたより大きな工房を開きます。 1856にはスチームエンジンも揃えます。
1862年にPh. Beauvisage死去。
その後は妻のElbanie Debeaurainが義父とZénobé Buiretとともに経営します。
Elbanieと Zénobé 結婚後、1866にBuiret-Debeaurainと会社名を変更。 家具製造と海軍のための金属部品販売店をパリで開きます。
第一次大戦後、息子であるJoly Buiretが工場と事業を大幅に拡大し、工場は25エーカーにもなりました。
1930にはE.Dekeirel とF.Guiraudのデザイナー二人を委任し、モダンなアール・デコ調のドアノブやランプを制作させました。
こちらで販売しているライトはGuiraudデザインのものです。
第二次世界大戦後、Buiret社は建設業と海軍用の銅製品を専門に取り扱う店へと変更。1987年に幕を閉じました。
サイズ
高さ 28.8cm
直径 13.7cm
状態
目立つ大きな欠け、割れ、傷なく基本的良好な状態です。