ピエール・メネディー&ミューラー兄弟
1925-30年頃メネディーによって製作されたフランスアールデコ調の素晴らしい、サイズの大きいランプです。
ニッケルメッキのブロンズ製もしくは真ちゅう製のランプ台に、ミューラー兄弟がメネディーのために制作したクリアすりガラス型押しデザインのシェードが付けられています。
ピエール・メネディーは、パリ(サン・セバスチャン通り25)にて戦間期に質の高いアールデコ調ランプを製造する工場を開きました。
30年代の後半には、プレス真ちゅうを用いた現代的なスタイルの照明器具の製造を始めました。
戦後、彼の息子そして孫が彼の後を継ぎました。
そして1966年に工場は閉鎖されました。
精巧に作られたランプ台には、ピエール・メネディーのサイン”MP foundery”が付けられています。
ミューラー兄弟のシェードにサインはありません。
このモデルのシェードにサインが付けられることはありませんでした。
このランプ台のために特別にデザインされたシェードです。
メネディーの作品に特徴的なデザインをしており、輪郭のはっきりした直線でできた形が丸く並べられ丸い形を構成しています。
シェードは、丸い形にも同時に六角形にも見えます。
ミューラー兄弟はこのモデルのシェードを他の照明器具会社にも販売しています。
そのため、メネディーのサインはなく、1930年ミューラー兄弟の商品カタログに紹介されています。(写真をご確認ください。カタログは同封されておりません。)
ランプの状態はとても良く、90年前の製造当時のニッケルがまだ状態良く残っております。
新しいねじれレイヨンカバーのコードを付け、新しいプラグとスイッチも付けております。
ご希望であれば日本でのご使用に合わせてソケットを交換し、二股プラグに付け替え致します。
サイズ:高さ 30.2cm シェード直径 16.3cm
状態:
目立つ大きな欠け、割れ、傷なく良好な状態です。
詳細は画像をご覧ください。