マイセン 人形 ワイン樽に乗るワイン醸造家の子供達 ヴィンテージ No.1239 1760年頃でございます😊
製造元:マイセン
製造年:ロココ時代、1760~70年頃
素材:白磁器、光沢仕上げ、最高級の絵付け
技法:ハンドメイド磁器
デザイナー
ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー(1706~1775)
1742年から1775年までマイセン工房の主任彫刻家として活躍しました。
マイセン史上最も有名な造形師で、羊飼いの人形、コメディアンの子供たち、庭師の子供たち(アシエとの共同制作)、パリの街娼(ライニッケとマイヤーとの共同制作)、優雅な女性、アジア人の人形などの有名シリーズを制作しました。
更に、ケンドラーは、動物のフィギュアや 見事な装飾を施した花瓶のモデルも制作しました。
モデル1239は1754年頃に作製されました。
ワイン樽を囲む7人の少年
中央には蓋付きのワイン樽があり、2人の少年がワイン用のブドウをつぶしています(2人は樽の蓋を覆い、1人は上半身しか見えません)。
ワイン樽の周りには、以下の少年少女がいます。
・竪琴を弾く少年
・小さなワイン樽の上に乗り、ワイン用ブドウの入った籠で体を支え、手に鎌を持つ少年
・ワイン樽に寄りかかった梯子を登る、樽を背負った少年
・ワインボトルとワイングラスを手にうつ伏せになる少年
・ブドウを手にワイン樽の周りを走る少年
最後に、タンバリンとトランペットが地面に転がっているのが見えますが、これは何なのでしょうか?
人形は、ロカイユ装飾や花や葉の彫刻が施された不規則な形の台座に取り付けられています。
サイズ
高さ:24.0cm
幅:19.0cm
奥行き:15.0cm
マーク
18世紀第3四半期のマイセンの青い剣のマーク
1級品
1760~70年頃に製造
状態
目立つ大きな欠け、割れ、傷なく基本的良好な状態です。
人形の一部の指は、肉眼では見えないほど綺麗に修復されています。