オルセー美術館のエミールガレの作品が素晴らしい!
オルセー美術館はフランスにある美術館で印象派の画家の作品を中心に展示してある美術館です。
オルセー美術館の詳細は下記に、まとめてますので気になる方はご覧ください。
オルセー美術館の詳細はこちらから
この記事で紹介するのは、エミールガレの作品をメインにしたものになります。
エミールガレとは
エミールガレとは、フランスのアールヌーヴォー時代に活躍したガラスの工芸家でたくさんの素晴らしい作品を作りその芸術性は今だに人気のあるものばかりなのです。そんな素晴らしい作品を作ったエミールガレなのですが、彼の作品がオルセー美術館にも展示してあります。
どんな作品が展示してあるか、解説して行きますね。
オルセー美術館で一番見るべき作品だと思っています。
日本の美術館にもたくさんのガレの作品がありますが、このガレの””手””の作品は本場のフランスでしか見ることが出来ません。
実際にこの作品を見たときには、ガレが持つ芸術性と作品から溢れ出ているエネルギーを感じました。
こう言った作品は本場のフランスに行かないと見ることが出来ないので実際に足を運んで見ることが出来て本当に良かったと思っています。
上の2つ作品はカボションとアップリケが入ってる花瓶になります。
アップリケはガラスの上からまたガラスを溶融し、立体感を出す技法になります。
カボションとは下地ガラスをくり抜いて、そのくり抜いた部分にガラスを埋め込む技法になります。
ですので、アップリケ、カボション共に作るは非常に難しく高度な技術を必要としたのだろうなぁというのがイメージできます。
こちら作品の全体にトンボが造形してあるテーブルになります。
作品はとても大きく高さ160cm程度ありました。
マルケトリの技法でトンボが描かれてる作品はよく見かけますが、このようにトンボを立体的に造形してる木工作品はこの美術館でしか見ることが出来ません。
目の部分はガラスで作られています。
胴体、羽その他の細部まで細かく作られておりガレの繊細さと芸術性を感じることが出来ます。
ガレのアップリケのコンポートになります。
参考書などで見たことがあったのですが、私は初めて本物を見ました。
足の部分は様々な色のガラスが混ぜられており、器の部分にはふんだんにアップリケで装飾がされています。
ガレの作品の中でも最高傑作に入る作品だと思います。
封入物を含んだ無色ガラスに、銀化合物を含む黄色ガラスを不規則に引き伸ばし、明るい赤色ガラスの細粒や破片を溶着しています。
ボウル部 は宙吹きによるもので、波状の縁は内向きに曲がったり、ジグザグに外向きになったりしています。
器面には、まだらな効果を出すためのシリカあるいはソーダの粒が混ざった、不完全に溶けた白色ガラスを溶着しています。
台は同じガラス種を用いて別につくり溶着しています。
彫刻的表現が支配的なガレ後期の作風を伝える、もっとも有名な作例の一つです。
他にもこのようにたくさんの作品が飾ってあります。
日本で見ることの出来ない作品がたくさんあるので、実際に自分の目で作品を確認して知識として蓄えることが出来ました。
まとめ
商品の新しい仕入れルートの開拓のためにフランスに毎年通っているのですが、美術館にはあまり行くことはありませんでした。
というのも、自分はもうほとんどの作品を見てきてるのだから真贋の区別は付けれると思ってたからです。
ですが、このように美術館に行って本物の商品を見てみるとまだまだ自分が見たことのない商品がたくさんあるなぁと実感しました。
さらに多くの知識、経験、情報をインプットすることが出来ましたのでこれを生かしてしっかりと自分の仕事に生かして行こうと思います。
エミールガレの作品を見てみる
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実店舗に商品がない場合がありますが、フランスからの直接買い付けルートがありますので、こう言った商品を探してるなどの要望がありましたらメールやライン@からお問い合わせください。
YouTubeでエミールガレの歴史や魅力を解説しております。
気になる方は覗いて見てください😊
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