CWC(シーダブルシー,カボットウォッチカンパニー)ミリタリー

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      CWC(カボットウォッチカンパニー)の歴史~ミリタリーサブマリーナ(MilSub)と入れ替わった腕時計~



      希少なミリタリーウォッチの人気が近年、上昇しています。

      ヴィンテージのミリタリーウォッチのコレクターの間では、 ダーティーダースのWWW、
      英国空軍のIWCモデルXI、ホイヤーのflybackなどは大変価値のある時計です。

      一番はもちろん伝説的な存在の、ロレックスのミリタリーサブマリーナ(MilSub)です。

      この時計は英国海軍のダイバーのために1960年から70年ごろに作られたものになります。

      これらの人気のある時計は、時々売りに出されてはいますが、
      模倣品の可能性もあるので簡単には手に入らないものになっています。

      ですが、もう一つのダイブウォッチがあることをご存知でしょうか。

      Cabot Watch Companyという英国のメーカーで、高級ブランドではないのですが、
      英国海軍の使用していたロレックスのRolex MilSub(ミリタリーサブマリーナ)に替わるものとして使われていました。

      そしてムーブメントに自動巻が使われていたこのファーストモデルは、
      代替となったロレックスのものとはずいぶんかけ離れたものでした。

      CWC ミリタリーウォッチ


      Cabot Watch Company(CWC)は、スイスの高級ブランドのように歴史深い会社ではなく、
      有名な人物が創設した会社でもありません。

      1972年にチャンスを賭けた一人のビジネスマンによって創設された会社なのです。

      1970年代初期には、英国国防省は、数多くのブランドの時計を使用していました。

      ダイバーにはオメガとロレックス、パイロットにはプレシスタ、ニューマーク、ハミルトン、
      兵士にはスミス、ハミルトンというようにです。

      しかし、1972年にはスミスは時計の製造を中止し、 ハミルトンは石英の不足に直面してしまったことから、
      英国国防省との契約は続けても利益が得られないと決断しました。

      レイ・メラーはハミルトンの英国マネージャーだったのですが、自身の道を行くと決め退職。

      その後、イギリスの南西部のブリストルを訪れ、あることを思いつきました。

      ブリストルは有名な探検家である、ジョン・カボットが15世紀に世界探検に出発した地であり、
      メラーの海への想いと船長の名前にちなんで、新しい会社の名前を“Cabot Watch Company”にすることに決めたのです。

      ハミルトン時代の英国国防省との契約を経験していたことから、 メラーはまた英国国防省にフォーカスすることに決め、
      すぐにCWCの時計は英国の軍隊、海軍、航空隊によって使われるようになりました。

      これらのCWCの時計は、英国国防省の厳しい基準を満たしてつくられており、
      見た目は数年前のハミルトンというサインが入った時計と同じでした。

      CWCの時計は全てスイスで作られ、ETAやヴァルジュといった一流のムーブメントと ストラップバー付きで
      シンプルなスチール製のケースが使われていました。

      総予備軍向けの少し簡素な腕時計と、アシンメトリータイプのパイロット用クロノグラフがあり、
      後者はファブフォーと呼ばれたうちの一つ、
      ハミルトンとニューマークによる プレシスタのバージョンと並んでコレクターの間で価値のあるCWCの時計になりました。

      CWCが当初結ぶことができなかった契約は、ダイバーズウォッチでした。

      英国海軍は1950年代からはロレックスと長い歴史をともにし、 60年代の少しの間はオメガの時計を使用していました。

      しかし70年代の終わりまでには、サブマリーナーの価格高騰がおそらくの原因だと思われますが、
      英国国防省は他のブランドを探すようになり、CWCと良好な関係を築き始め、
      1890年には国防省のほうからCWCに話を持ち掛けました。

      それに対してCWCは自社の丈夫なダイブウォッチを提案しました。

      この時計は英国国防省の基準(DEF STAN 66-4 [Part 1] Issue 3)に沿って作られたもので、
      ベークライト製の回転ベゼル、剣の形のハンド、太字とトリチウム発行塗料が使われた文字盤、
      ガラスには鉱物ガラスが使われており、
      ナイロンベルトをつけるための固定されたストラップバーがついていました。

      CWC ダイバーズウォッチ 基準


      内部には頑丈な自動巻きのETA2783を搭載。

      カーブしたデザインを取り入れ、MRPS.Aによって初めて作られた44?のスチールケースを用いており、
      このケースは80年代初期のホイヤーからクロノスポーツまで、 多くのブランドによって使われた型でした。

      もちろん、80年代始めにはクォーツの技術がすばやく時計業界全体で確立し、
      それはCWCが予備隊からパイロットに電池式ムーブメントの時計を総導入し始める少し前のことでした。

      実際、英国海軍のダイバーの機械式のモデルは英国国防省で
      1980年から81年(または82年)という、本当に短い期間しか使われていませんでした。

      まともな状態のものを見つけるのはこちらも大変難しくなっています。

      その理由は、ダイバーが港での不発弾の処理、船体の検査、

      そしてその他の軍事演習に従事していたからです。

      これらの時計は高価というより希少になってきているのです。

      CWC ミリタリーウォッチ


      クォーツ技術に移行してからは、英国空軍がセイコーとパルサーの時計をパイロット用に取り入れた時でさえ、
      英国国防省はCWCのダイブウォッチを採用し続けていました。

      英国海軍のダイバーは1890年代半ば頃から特殊舟艇部隊に、
      PVDの黒いケースのモデルで曜日/日付の機能がついたものとそうでないものを繰り返し取り入れていました。

      トリチウムはルミノーバと入れ替わり、 文字盤には丸で囲まれたTの代わりに丸で囲まれたTと書かれるようになりました。

      クォーツ技術のモデルは世界中でセイコーやシチズンのダイバーズウォッチのすばらしい代替となり、
      その背景には軍隊からの信用とスイス製という品質の高さがありました。

      そして今もなお英国海軍と特殊舟艇部隊はダイブウォッチをCWCから調達しています。

      CWC ミリタリーウォッチ ケース裏側


      レイ・メラーはずっと自社の腕時計を一般に向けて売り出すつもりはありませんでした。

      彼は軍隊との契約を得意としており、ビジネスも順調にいっていたからです。

      しかし、1990年頃にはロンドンに拠点のある軍事機器の会社であるシルバーマンズが
      CWCの腕時計を売り出すために直接購入し始めたのです。

      この頃にはメラーは自社の経営から退くことを考え始め、 シルバーマンズと良好な関係を築くようになりました。

      そして取引が成立し、シルバーマンズはCWCブランドのオーナーになったのです。

      メラーは2012年の定年までディレクターとして会社に残っていました。

      彼は90代になりましたが、今もなお会議に出席し、歴史的背景を伝える役割を果たしているといいます。

      後期のクォーツ式のダイブウォッチは多少入手できるものですが、
      1980/81年の自動巻きのCWCのダイブウォッチは特に、とても希少で特別な存在です。

      この移行期のダイバーズウォッチはいわゆる“保守交代”であり、
      ロレックスからCWCへ、機械からクォーツへの架け橋となっていました。

      ロレックスのMilSubは軍隊に特化された高級ブランドのものということが魅力でした。

      しかしCWCの時計はサブマリナーやシーマスターといった魅力的な名前があるわけではなく、
      ケースの裏側にコードとストックナンバーが入っているだけで、軍事用品と何ら変わらないものでした。

      ダイブウォッチの機能がなくてもいいという方や、一般的なミリタリーウォッチが好きだという方には、
      CWCのダイブウォッチはきっと気に入ってもらえることと思います。

      CWC ミリタリーウォッチ



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