オールドノリタケ 花瓶

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      オールドノリタケとは?!

      ノリタケは、1870年代までさかのぼる事ができる古いメーカーです。

       

      もともと、森村市左衛門氏(注1)が、福沢諭吉などから助言を受けて、海外で陶磁器の販売を始めた事が、そのブランドの始まりです。

       

      かつて欧米向けに輸出された日本製品が、日本に逆輸入される事がありますが、オールドノリタケもそのような形で認知されるようになり、その品質の高さから、日本で再評価されるようになったシリーズです。

       

      ノリタケの製品の中でも、オールドノリタケは、限られた製作期間に製造された製品を指しており、1899年から第二次世界大戦まで、または、1921年までの製品をオールドノリタケとする意見があります。

       

      このオールドノリタケという呼称は、1990年代に、婦人誌やアンティーク誌などの雑誌で使われるようになった呼び方です。

      もともと、オールドノリタケの製品は、アメリカなどの海外向けに販売されていた製品であり、日本市場ではあまり見かける事がありませんでした。

       

      しかし、海外で高い評価を受けていたオールドノリタケの製品は、その後、日本でも注目されるようになり、ノリタケの製品の中でも、オールドノリタケという通名が生まれるほど、人気が出てくるようになりました。

       

      オールドノリタケの花瓶の魅力

      オールドノリタケ 花瓶

      オールドノリタケは、金色を基調とした美しく豪華な文様が特徴です。

      しかし、華やかな製品から心落ち着くような製品まで、様々な製品が存在し、オールドノリタケの特徴は一言で言い表す事が出来ないほど、豊かなラインナップを誇っています。

       

      しかし、それらに共通しているのは、見事なまでの品質の高さでしょう。

      オールドノリタケの製品を置いておくだけで、その場が華やかになるような、場の雰囲気が変わるような、すぐれた出来栄えをもつのが、このシリーズの魅力です。

       

      中でも、花瓶は、美しいデザインがどこまでも魅力的で、飾る花に見劣りしない華やかさが特徴です。

       

      オールドノリタケの花瓶のコレクションには、花が描かれている製品が多く、遠めに見てもその鮮やかさが際立ちます。

      オールドノリタケの花瓶は、いつまで眺めていても飽きないですし、見ているだけで高揚感を得る事ができるような、置いておくだけで部屋を明るくしてくれるような、確かな存在感があると言えるでしょう。

       

      中には、金細工(金盛り上げ)が施されている製品も多いのですが、その文様は見事な出来栄えで、一目見ただけで心奪われる優れた完成度を持っています。

      全体に金細工(金盛り上げ)が広がっている製品も、決して派手過ぎず、主張し過ぎず、他の色と見事なまでに調和しており、そのような細かい配慮にも、オールドノリタケの見事な技巧を見てとる事ができます。

       

      オールドノリタケに見られるような美しい花柄文様は、優雅に、華やかに、優れた出来栄えを示しています。

      特に、花瓶には、このような絵柄は良く似合いますし、オールドノリタケの花瓶は、見事なまでに洗練された完成度を持っているという事ができるでしょう。

       

      花瓶には、シンプルな製品も多くありますが、オールドノリタケの花瓶は、優雅で、豪華絢爛で、楽しく、装飾品として優れています。

      当時の日本の芸術感は、千利休が啓蒙したワビサビこそが美しいとされていました。ですので日本向けの商品というのは、シンプルで輸出用の商品は華やかな作品が多く残っています。

      今では、輸出用が日本でも大変人気で、それぞれの装飾は職人の手先の繊細さを感じる事ができます。

      それに加えて、花を活かす効果もある優れ物ですので、気になった方は、ぜひチェックしてみてください。

       

       オールドノリタケ 花瓶3

       

      (注1)森村市左衛門:18391919年。武具や陶磁器の御用商人だった人物で、森村財閥を組織。陶磁器の販売を精力的に行う一方で、大学に多額の寄付を行うなど、様々な活動を行う。1915年には、男爵の爵位を授与されている。1919年、正五位勲三等瑞宝章が送られた。