フランスの高級ガラス Baccarat(バカラ)グラス ショットグラス5選

Baccarat(バカラ)ショットグラス(ストレート)グラスランキング


こちらではショットグラスを動画で解説しておりますので、興味のある方はご覧下さいませ↓

  

ドイツ国境に近いフランスのロレーヌ地方の山地にあるバカラ村に、今から遡ること、18世紀半ばにルイ15世の勅許により、誕生したフランス初のBaccarat(バカラ)クリスタル会社。

 

会社設立当初から「最高の素材、最高の技術を求め、その培った技術においては何世紀ににもわたり受け継がれそして、更なる進歩をする。

 

という、Baccarat(バカラ)社初期の経営者のゴタール・デマレの高い理想と理念は今も尚その言葉通りに受け継がれ、進歩しながら、その長い歴史において色あせることなく、現在Baccarat(バカラ)は世界中にクリスタルの王者として、その名を轟かしています。

 

そんなクリスタルガラスの最高峰に君臨するBaccarat(バカラ)に憧れを抱く方も多いはずです。

 

しかし、その長い歴史からBaccarat(バカラ)は様々なモデル・シリーズが存在します。

 

「Baccaratグラスの主な種類」

・ワイングラス

・シャンパングラス

・オールドファッション(ロックグラス)

ショットグラス(リキュールグラス)

・ビアグラス

・タンブラー

など、概ね6種類のグラスがあります。

 

そこで、今回はこの中から「ショット(リキュール)グラス」に焦点を当てグラスの特徴などランキング形式で紹介していきます。

 

※このサイト内では、他の種類のグラスも焦点を当て記事を作成していますのでそちらも是非、参考にどうぞ。

 

 

5位 Baccarat(バカラ)ABYSSE(アビス)

 

 

深海、無限の意味をもつAbysse(アビス)は、

 

Baccarat(バカラ)を代表するデザイナー「トーマ・バスティード」が

 

手がけた作品です。

 

この、モデルシリーズの特徴は、重厚感と重量感、

 

そしてこのカットです。

 

手で持つとずっしりとグラスの重さを感じます。

 

そして、力強さを彷彿させる大胆な六角のフラットカットは

 

グラス中央の側面と底部と全12面施されています。

 

計算尽くされたバランスの美しい12面のクリスタルカットから

 

澄んだ輝きが放たれます。

 

オールドファッションとまた違ったタイトなフォルムが

 

特徴的になっています。

 

現在は、ペアグラスとしての販売のみとなっており、

 

単体での購入は難しいグラスとなっています。

 

そして、バカラを代表するモデルのアルクールを

 

優美な花開くようなカットデザインとして発表した

 

「アルクール・イヴ」のデザインも、

 

「トーマ・バスティード」彼のデザインによるものです。

 

彼は、1981年にBaccaratに入社して以来、現在に至るまで

 

Baccarat主幹デザイナーとして活躍しています。

 

彼は三次元に対しての強いこだわりと興味をもっており、

 

グラスの中を覗き込んでみると実感できるのですが、

 

12面のカットが織りなす美しい光のプリズムはまさに、

 

芸術的です。

 

三次元の世界へと吸い込まれそうな輝きを体感できます。

 

高さ:約10.3cm

口径:約 3.8cm

容量: 60ml

※1オンス=30ml

 

 

4位 Baccarat(バカラ)MASSENA(マッセナ)

 

 

1980年に発表されたモデルです。

 

シャープなフォルムイメージのBaccaratグラスと違い

 

丸みがあるのが特徴です。

 

※この球形グラスタイプを「ラウンド」といいます。

ショットグラスのラウンドタイプということです。

 

グラス側面上部から流れるような深く縦に刻まれた

 

シャープなカットが、球形のフォルムの曲線と対照的なグラスです。

 

ラウンドタイプのロックグラスは手のひらに収まりやすく

 

使用感が抜群となっています。

 

グラスの中を覗き込んでみると、

 

そこに広がるクリスタルガラスの芸術を楽しむことができます。

 

 

モデル名は、ナポレオン第一帝政下の元帥でそのナポレオンに

 

「勝利の申し子」とまで呼ばれた、フランスの軍人

 

「マンドレ・マッセナ」からその名がつけられたと

 

言われています。

 

また、このラウンドタイプと違いリムのある、リキュールグラスも

 

ありますが、今回はこちらのショットグラスを紹介させていただきました。

 

オールドファッションと形状、デザインが同じですが

 

グラスの大きさがかなり小ぶりに仕上がっています。

 

高さ:約5cm

口径:約6cm

容量:60ml

 

 

3位 Baccarat(バカラ)PARME(パルメ)

 

 

 

1939年に発表されたモデルで、

 

シリーズ展開も豊富でショットグラスまで現行品である

 

人気デザインモデルです。

 

大統領がパリ郊外のハンティング・ロッジ(狩猟目的の別荘)で

 

使用するためにデザインされたモデルです。

 

そのためか、自然界の生き物をモチーフにした、植物や

 

楽園に住むという空想上の鳥、不死鳥が描かれています。

 

デザインはもちろんですが、こちらのグラスのエッチングは

 

アシッドエッチングという特殊な柄が浮き出る技法で

 

彫飾されているのが特徴となっています。

 

この技法は1854年にケスラーが開発したことで有名で

 

別名「ケスラー技法」とも呼ばれています。

 

約160年前に開発された技法を現代に受け継いでいる証です。

 

高さ:約   6cm

口径:約4.5cm

容量: 70ml

 

 

2位 Baccarat(バカラ)HARCOURT(アルクール)

 

 
 

 

 

 

1841年に発表されたモデルとしてよく記されていますが、

 

アルクールは1825年に食卓をクリスタルガラスで豪華に

 

飾るという流行をいち早く取り入れた「アルクール公爵」の

 

オーダーによりデザインを原型とし制作された品です。

 

※ですからモデル名はまさしく「アルクール公爵」から

つけられたものです。

 

また、その後の1867年に開催されたパリ万博で数々の賞を受賞し、

 

世界中にBaccarat旋風を巻き起こした代表作として

 

現在も、このモデルデザインはロングセラーモデルとなっています。

 

また、あのナポレオン一世が魅了したBaccaratモデルがアルクールです。

 

このモデルはBaccaratグラスの代名詞と言ってもいいでしょう。

 

その長い歴史からシリーズ展開も豊富でBaccaratの中でも

 

一番多いと言われています。

 

未だアルクールは不動の人気デザインモデルです。

 

この大胆な力強いカットから放たれる光の輝きは誰もが魅了されます。

 

ショットグラスは、フォルムの美しさはもちろんのこと、

 

グラスを覗き込んだ時のクリスタルのカットによって

 

美しく輝く光のプリズムが最高級の贅沢を約束してくれます。

 

また、こちらのグラスはリキュールグラスも販売されています。

 

(リキュール)

高さ:約9.5cm(ステムも含む)

口径:約4.7cm

容量:約45ml

(ショット)

高さ:約       7cm

口径:約 5.5cm

容量:約 60ml

 

 

1位 Baccarat(バカラ)TALLEYRAND(タリランド)

 

 

1937年に発表されたモデルです。

 

「シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール」

 

というフランスの政治家の名が由来しています。

 

彼は、フランス革命から復古王政、七月王政まで

 

外交官として活躍した後、首相、大使として

 

フランスに貢献した人物です。

 

 

さて、こちらのタリランドですが、カットを見てお気づきでしょうか。

 

実は、長年Baccaratを代表するモデルとして有名な

 

「アルクール」のフォルムをベースにしたモデルなのです。

 

アルクールの大胆なフラット6面カットと比較すると、

 

なるほど!と感じるのではないでしょうか。

 

しかし、底面の六角形から上に向かい緩やかに

 

広がるカットは従来の「アルクール」に比べると優美な

 

シルエットとなっています。

 

フラットカットが花びらのようでどちらかというと、

 

アルクール・イヴを彷彿させるカットではないでしょうか。

 

1937年に発表されて以来、約80年以上Baccarat(バカラ)で

 

愛され続けているモデルです。

 

いまだ、このモデルデザインは大変人気があります。

 

デザインのモダンさや重厚感がその人気の理由の一つです。

 

高さ:約6.5cm

口径:約  6cm

容量:約 90ml

 

ショットグラスを使用するお酒

 

Baccaratグラスではショットグラス・リキュールグラスと

 

明記されいるグラスがあります。

 

まず、「ショット」というのは、お酒の量のことをいいます。

 

 

また、1ショットのことをシングルともいいます。

 

シングルのほうが聞きなれた言葉かもしれませんね。

 

そして、その量は30mlと決まっています。

 

なぜ30mlなのか、一言でいうと、一口で飲む量として

適している量だと言われているからです。

(ですから、リキュールグラスの容量をみると、

ショットグラスと言ってもいいのではないでしょうか。)

 

また、専門用語では30mlは1オンス(ワンオンス)ともいいます。

 

バーなどで見かける砂時計のような計量器はメジャーカップといい

 

小さいほうが1オンス(30ml)シングル、

 

大き方が1.5オンス(45ml)ジガーとなっています。

 

※カクテルを作る時のシェイカーの蓋も実はアルコールを計量でき、

その量は1杯1オンス(30ml)となっています。

 

では、Baccaratのショットグラスではどんなアルコールを

 

選べばいいのでしょうか。

 

ショットグラスといっても数種類あります。

・30ml=シングル=1オンス・・・ウィスキー

・45ml=ジガー   =1.5オンス・・・ウィスキー・バーボン・スピリッツなど

・60ml=ダブル   =2オンス・・・ウィスキーの・テキーラ、ジンなどの蒸留酒

 

※テキーラおいては、90mlグラスが理想と言われていますが

カクテルにも向いています。

 

リキュールグラスですが、ショットグラスとリキュールグラスの

 

違いは、簡単にいうとショットグラスとにはステムが

 

付いていないという事です。

 

フランス発祥のリキュールですが、

 

リキュールとは、蒸留酒に果実やハーブなどを加えて(浸透)

 

させて、香りを移して砂糖やシロップでなどを添加した

 

風味のよい混成酒で、簡単にいうと、カクテルの原料酒です。

 

ですから、リキュールグラスと紹介されていても

 

日本ではあまり馴染がないお酒ですので、

 

リキュールグラスをショットグラスとして愛用する方が多いのです。

 

また、リキュールに変わるお酒として、

 

日本には世界5大ウィスキーのモルトウィスキー、日本酒があります。

 

最高級の大吟醸酒や清酒のグラスとしても、ショットグラスや

 

リキュールグラスは大変人気があります。

 

ですから、上記記載したグラスの容量で選ぶアルコールには

 

日本酒を入れてかまわないのです。

 

自分好みのお酒をこだわりなくいただけるのが、

 

Baccaratのショットグラスなのです。