素晴らしきアールヌーボーアール・デコ期のランプ・照明・シャンデリア

下記ではアールヌーボー期に活躍したミューラー兄弟のランプを紹介しております↓
 

エミールガレとアールデコ(アールヌーボー)ランプ・シャンデリアとウォールランプ

 

アールヌーボー、アールデコ期で活躍した工芸家で誰もが知っているガラス工芸家と言えば

・エミールガレ
・ドーム兄弟
・ルネラリック


ではないでしょうか。


上記の工芸家の作品は芸術性がありコレクションするのに申し分ない作品であるということは
すでにご存知かと思います。


ですが、フランスには彼らの影に隠れて実力は持ちながらも目立つことなく歴史の流れに
埋もれていった工芸家がいます。

今日はそういった工芸家を中心にご紹介していきます。

エミールガレがなくなったのはご存知の通り1904年です。
ドーム兄弟も兄は1909年、弟は1930年になくなっています。

しかし、当時のフランスで電球が普及し出すのは1920年頃だと言われています。
だとすると、当時に生きていたのはドーム兄弟の弟だけであるということになります。

ですが、エミールガレもドーム兄弟の作品にもランプの作品が残っています。

これはどういうことかと言いますと、電球が一般的に普及し出すのが1920年であると言うだけで上流階級の人々の中にはこの頃には、すでにろうそくの灯から電球の灯りが普及していたのです。

もちろん、エミールガレもドーム兄弟も上流階級のお客様を相手にしていたので
そういったお客様に納品するために時代を先取りしてランプを作っていたという背景があるのです。

となると、実質的に本当にアールヌーボーのアールヌーボーのランプの時代に
活躍していた工芸家は誰になるのかと言うとそその下の世代になります。


下の世代とは
エミールガレに指導を受けていたミューラー兄弟
ドーム兄弟に指導を受けていたシュナイダー兄弟


彼らが一番のランプの需要を受けることが出来た工芸家であると言えますね。

それが分かるように彼らの作品は花瓶と同様にテーブルランプ、シャンデリア、ウォールランプ等
様々な照明用の作品を世に残し残しています。

そういった時代の背景が分かることによってアールヌーボーランプ、アールデコの照明を
選ぶ基準になりますね。

エミールガレ クレマチスが描かれたガラスシェードのテーブルランプ

エミールガレ クレマチスの花が描かれたテーブルランプ


エミールガレの作品の特徴は、生命を題材にした作品が非常に多いことです。
これはエミールガレの故郷であるナンシーが田舎町でそういった植物がたくさんあったことと
ガレの周りにたくさんの植物の研究者がいたことで自然と植物に触れる機会が増えたからだと
言われています。

こちらの作品もクレマチスの花を描きそれをブロンズの土台に取り付け幻想的な
クレマチスの花が浮かび上がるように作られたものです。

エミールガレ クレマチスの花が描かれたテーブルランプ



ガレの残したランプが時代の背景を知ることによってなぜ少ないのかと言うのというのは
上記で話したことによってお分かりいただ頂けたかと思います。

そして、ガレの作品はガラスの上からガラスを被せて作るカメオ技法で作られています。

この技法を使うことによって植物を立体的に表現しているのです。



カメオ技法を使った作品はガレ以外にもたくさんいますがやはりガレが作った作品であるということとガレの現存している作品が非常に少ないということもあって価値が高騰しているのです。

エミールガレ クレマチスの花が描かれたテーブルランプ シェードのサイン



電気を点灯せずとも作品の魅力は十分にありますのでランプではあるものの
鑑賞目的で購入される方もたくさんいるほどガレの作品は惹き込まれる何かがあるのですね。

 

ジル(P. GILLES) &デュゲ(DEGUE) アールデコシャンデリア

ジル(P. GILLES) &デュゲ(DEGUE) アールデコシャンデリア 照明

1925-1930年の間に作られた美しいフレンチアールデコのシャンデリア

金具は銅・ソリッドブラス鍍金の施されたニッケル版に

4つのガラスシェードランプ、四方に取り付けられたガラスシェードパネル

ジルの典型的な新古典主義アールデコスタイルです。
 

ジル(P. GILLES) &デュゲ(DEGUE) アールデコシャンデリア 照明
ジル(P. GILLES) &デュゲ(DEGUE) アールデコシャンデリア 照明

パリの照明店を営むデザイナーであったピエール・ジル。

 

ジルの銅鍍金はどれをとっても最高品質で、

こちらの金具も彫りの細やかに入った美しい仕上がりになっています。

 

ランプのシェードとの相乗効果で本当に豪華ですね。

 

上部のランプシェードはジルのためにデュゲ社が生産したもので

同社のサインも刻まれていますよ。

下から覗いた光景も上空から花が舞い降りて来るかのような眩い美しさです。

 

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。

在庫がない場合もありますのでご注文の際にはお気軽に
弊社アンティーク照明ショップまでご連絡下さい。


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デュゲ(DEGUE) アールデコ埋め込み式天井照明 

フランスのガラス工芸家 デュゲ(DEGUE) アールデコ埋め込み式天井照明 

銅・ソリッドブラス鍍金加工のニッケルが土台の美しいアールデコ天井照明

そこに取り付けられているお花の押し模様の入った厚めのガラスシェードは

フランスはコンピエーニュに拠地を置く有名なガラスメーカー、デュゲ社のもので

1930年代に製作されています。


 

ランプの高さは19cm、シェードの直径が20cm、六角形の土台の幅30.5cmになります。

フランスのガラス工芸家 デュゲ(DEGUE) アールデコ埋め込み式天井照明 

下から見るとこんな感じです 開いた傘のような下段部の線的な美しさと

上段部の可愛らしい花柄とが見えるでしょうか。

 

留め具のねじで土台に固定されていますね。

フランスのガラス工芸家 デュゲ(DEGUE) アールデコ埋め込み式天井照明 のサイン

六角形の土台版もくねくねとしたサイケデリックな模様が全体を占める中、

こちらにもところどころにお花が刻まれています。


 

フラワー要素がたっぷりのかわいいらしい一品ですね。

 

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。

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名作家ノヴァルディ(NOVERDY)社  アールデコステンドランプ・テーブルランプ

名作家ノヴァルディ(NOVERDY)社  アールデコステンドランプ・テーブルランプ

こちらの大きなフロストグラスのアールデコランプは1930年代に作られたものです。

笠をかぶったゆきだるまのようで可愛いですね。

 

ベットの脇にでも置きたくなっちゃいます。

 

金属の台は錬鉄でできており、上段の傘の部分にはノヴァルディの名が刻まれていますが

こちらのサイン、本当に大変貴重なものになります。

名作家ノヴァルディ(NOVERDY)社  アールデコステンドランプ・テーブルランプのサイン

と言いますのは、ノヴァルディ社はフランス中部の都市ディジョン出身のガラス作家

ジーン・ノヴァルディによって経営されていたガラス会社ですが、

同社全ての製造品にサインがされているわけではなく、

全体のたったの20-30%の製品にしかサインは施されいません。


 

特にこちらのランプシェードの傘の部分は、当時ノヴァルディ社が共同製作を手がけていた

別の大きなガラス会社Verreries des Vosgesの1930年代のカタログにも

Lampe Moderne (モダンなランプ)”として掲載されており、販売もされていましたが、

Verreries des Vosges社の販売分にはノヴァルディ社のサインは刻まれていませんでした。

 

したがってこちらのノヴァルディ社のサイン入りのランプがいかに貴重なものかわかりますね

名作家ノヴァルディ(NOVERDY)社  アールデコステンドランプ・テーブルランプ

下段のボール型部分はノヴェルディ社のサインは入っていませんが、

写真のようなランプの土台としてだけでなく花瓶として使えたり、

シャンデリアやペンダントライトのランプシェードとしても使えるように作られています。
 

あらゆる用途で使えることからか、先ほどのVosges社のカタログでは

Les Chamanes(シャーマン)"という名前で紹介されています。

 

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。

こちらの商品は送料と消費税込み25万円になります。

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Charles Ranc&Ezan イーザン製シャンデリア アンティークランプ

 

Charles Ranc&Ezan イーザン製シャンデリア

ニッケルメッキの真臘またはブロンズ製。

フランスの1930年代アールデコ調のシャンデリアは、パリの有名なCharles Ranc社のものです。

そして、パリ近郊のEzanvilleの町にあるガラス工場Ezan製の6つの乳白色のカップ状のランプ。 乳白色、正確に言え半結晶のガラスで有名です。

天候により、青みがかった乳白色や明るい琥珀色に光を落として輝きます。

Charles Ranc&Ezan イーザン製シャンデリア

同じシャンデリアでも ぜんぜん違った趣が楽しめます。

高さ96cm、シェードの直径は20cmです。

Charles Ranc&Ezan イーザン製シャンデリア

Charles Rancは、ブロンズ照明のデザイナーで製造者で、1909年に会社を起こします。 

シュナイダーグラスペーストで着色されたランプシェードの金銅照明やシャンデリアで、
1925年ごろに大きく成功しました。

1930年以降はよりモダンなデザインとなり、モダンな外観を表現するため、主に成型プレスガラスや、この豪華なシャンデリアにあるような、青みがかった乳白色のシェードを使用しています。
 

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。
 

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Henri Fournet(アンリ・フルネ),   Charles Schnneider (シャルル・シュナイダー)シャンデリア

Henri Fournet(アンリ・フルネ),   Charles Schnneider (シャルル・シュナイダー)シャンデリア

1925~1930年頃のもの。 錬鉄とガラスペーストで装飾された、シュナイダーのオレンジ、
青とクリーム色のシェードのまだら模様が とてもきれいなシャンデリア。

Henri Fournet(アンリ・フルネ),   Charles Schnneider (シャルル・シュナイダー)シャンデリア

アンリ・フルネはリヨンにブロンズと錬鉄製の照明器具を製造する会社
「Leアン Fer FORGE H.F.」を持っていました。

このエレガントなシャンデリアはフルネ社の古いカタログに掲載されているそうです。



サイズ

シャンデリアの高さは約100cm
直径約68cm


 鍛鉄は年季が入った、深い茶色のつやが出ており、趣を感じます。

上の写真のように、ガラスにはすべてサインが入っています。

Henri Fournet(アンリ・フルネ),   Charles Schnneider (シャルル・シュナイダー)シャンデリア

妖艶な雰囲気が漂っています。

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。

 

H.Petitot(アンリ・プティトー)アールデコバスクランプ

H.Petitot(アンリ・プティトー)アールデコバスクランプ

フランスのアンリ・プティトー社製、アールデコ調シャンデリアというよりは
シーリングランプですね。


型押しガラス製の美しいボウル状のランプに、ニッケルメッキの真鍮製です。
 

ブロンズ製品の製作者であったアントナン・プティトーが、1878年に自身の会社を起こし、
彼の息子アンリが1917年に事業を引き継ぎました。


自社店舗がパリにありましたが、主にフランス国内の同社の照明器具を扱う店舗に対して、
卸売りをしていました。

 

Hettier&Vincent社と共に、30年代のフランスのアールデコ照明の最大メーカーになりました。

これは直径35cmのボウル型シェードで、高さは、41cm。

 

'H.Petitot,France'の刻印入りです。

H.Petitot(アンリ・プティトー)アールデコバスクランプ

透明ガラスとすりガラスが半々厚いガラスに深い彫刻の幾何学的模様。

この彫り目をつくるにはかなりの技術がいるんでしょうね。

H.Petitot(アンリ・プティトー)アールデコバスクランプ


このボウル型は、ほとんど出回らない珍しいモデルだそうです。



類似した型や、刻印がないものは存在しますが、刻印入りでこのモデルはとても貴重です。

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。

 

Val Saint-Lambert (ヴァル・サン‐ランベール VSL)シャンデリア

Val Saint-Lambert (ヴァル・サン‐ランベール VSL)シャンデリア

非常に珍しい、フランスのアールデコの6個のランプが付いている、錬鉄の大きなシャンデリア。

型押しガラスでできた6枚のパネルが付いています。

1925-1930年の頃のもの。


ベルギーの有名なクリスタル工場だったVSLは、第一・第二次世界大戦の間の時期に、
アールデコ照明用の型押しガラスを生産していました。

 

ほとんどすべてのVSLモデルもそうですが、このシェードにも刻印がありません。
 

このシャンデリアを製作・生産した鍛冶屋は知られていませんが、フランスの製造所のようです。

高さ103cm、幅およそ55cmです。

鉄には、年季をあらわす、濃い茶色の青錆が出てきています。

Val Saint-Lambert (ヴァル・サン‐ランベール VSL)シャンデリア

見ると、シェードとパネルの間にすき間が見られます。


手作業の鍛鉄で、規格外になったものかと思われたのですがよく見ると、
すべてのシェードの形状がそれぞれわずかに異なるためこうなったようです。



このような型押しガラス製のアールデコシェードの製造には型を使うのですが、作業は手作業のため、ちょっとしたズレもでてくるのですね。

また、これもアンティークの味というか… 。

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。
 

 

Sabino (サビーノ)シャンデリア アンティーク照明・ランプ

Sabino (サビーノ)シャンデリア アンティーク照明・ランプ

これもニッケルメッキの真鍮またはブロンズ製のアールデコ・シャンデリアです。

フランスの1925-1930年頃のもの。


マリウス・サビノ製作の、1つのボウルと4つのカップ形状の型押しガラスのシェードです。


ボウルの幅は23cm。中心のボールの縁(リム)と、4つのカップのそれぞれ内部のソケット穴のそばに、「Sabino Paris 4765」の刻印があります。

このモデルは、3種類のサイズがあり。このシャンデリアのものは、直径13cmの中型です。

シャンデリアは高さは78cmで幅は57cm。

アールデコの中ではシンプルなデザインです。現代のインテリアに取り入れても、
しっくりきます。

本当にアンティークかと思うほど、きれいな状態です。

Sabino (サビーノ)シャンデリア アンティーク照明・ランプ



 

Ezan(イーザン)オパルセントシャンデリア アンティーク照明

Ezan(イーザン)オパルセントシャンデリア アンティーク照明

こちらもEzanの製品。ニッケルメッキ真鍮またはブロンズ製の大きなシャンデリアです。
 

ガラスメーカーEzan社の、青みがかかった半結晶の6つの乳白色シェードがあります。


30年代後期に、乳白色ガラスを照明用に利用するのが流行しました。


天候により、青みがかった乳白色や明るい琥珀色に変わり、美しく輝きます。
 

取付け部分にもシェードにもご注目してください。 


繊細なライン、そしてカップの縁、すごく素敵ですよね。

Ezan(イーザン)オパルセントシャンデリア アンティーク照明

シェードのミルキーブルーとランプの光がぬくもりを感じさせてくれます。

Ezan(イーザン)オパルセントシャンデリア アンティーク照明

 

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ドュゲ(Degue)5灯シャンデリア アンティーク照明・ランプ

ドュゲ(Degue)5灯シャンデリア アンティーク照明・ランプ

 

こちらの上品な5灯シャンデリアは、1930年頃、ドュゲ(Degue)によって
作られたものになります。

 

ドュゲは、David Guéronが1926年に創設した会社のブランド名です。


Guéronは、陶芸家のCazauxを芸術監督兼主幹デザイナーとして迎え、
1939年に生産終了するまで、数々のすばらしいアイテムを世に送り出してきました。

ドュゲ(Degue)5灯シャンデリア アンティーク照明・ランプ

そんなドュゲによるこちらのシェードは、つや消しの型押しガラスで、5つすべてにドュゲのサインが刻まれています。


ひとつひとつが、ドレスのようでおしゃれでかわいらしいですよね。


サイズ

シャンデリアの全体の高さは69.5cm、幅は51cmとなります。

ドュゲ(Degue)5灯シャンデリア アンティーク照明・ランプ

 

かっちりと重厚感のあるホルダーに、華奢でやわらかい印象のシェードというすばらしいバランスで、大変優雅なシャンデリアとなっています 。

 

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。

 

 

Verreries des Hanots 6灯シャンデリア アンティーク照明

Verreries des Hanots 6灯シャンデリア アンティーク照明

 

フランスのホロフェーン(Holophane)社のガラスブランド
“Verreries des Hanots”による6灯シャンデリアです。



サイズ

全体の高さは80cm、幅は66.5cm、各シェードの直径は16cmです。

Verreries des Hanots 6灯シャンデリア アンティーク照明

 

Hanots製の琥珀色の美しいシェードには、すべてサインが入っています。
 

このモデルは、ホロフェーン社の古いカタログに、“Les Losanges”という名前で
掲載されています。



Losangeとは、フランス語で菱形、ダイヤモンド形を意味します。

Verreries des Hanots 6灯シャンデリア アンティーク照明

 

いびつな菱形のような形が合わさって、星のような模様を作り出しています。

この美しい琥珀色のガラスを通した灯りは、とても美しくうっとりしてしまいます。


 

シェードを支えるホルダーは、1930年代後半にプティトー社やCharles Rancなどでよく見られた、アールデコスタイルの中では、華美な装飾、模様のないすっきりとしたつくりになっていて、よりモダンなスタイルになっています。

 

シンプルながらも高級感あふれるシャンデリアに仕上がっているのは、
アールデコならではですね。

 

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。

 

 

ミューラー兄弟(Muller freres)ウォールランプ アンティーク照明

ミューラー兄弟(Muller freres)ウォールランプ アンティーク照明

 

1925~1930年頃つくられた、ミューラー兄弟製シェードのウォールランプです。

ミューラー兄弟(Muller freres)ウォールランプ アンティーク照明

 

どちらのシェードにもミューラーのサインが入っています。


こちらのモデルは、1930年のカタログに、“aux moulins”(moulinはフランス語で風車の意)という名前で紹介されています。

 

こちらのランプは、高さが22cm、幅は10.5cmです。奥行は18cmになります。

ミューラー兄弟(Muller freres)ウォールランプ アンティーク照明

 

シェードは、名前の通りの風車のような模様をはじめとした、様々な幾何学模様がほどこされ、
それを支えるホルダーはアールデコらしい気品のただようデザインになっています。

 

アールデコらしい優雅なデザインを実現しつつ、ウォールランプの基本形のような形なので、ベーシックなものをお探しの方にぴったりだと思います。

 

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。


 

ドュゲ(Degue)ヨーロッパをモチーフにしたシャンデリア

ドュゲ(Degue)ヨーロッパをモチーフにしたシャンデリア

 

V字のホルダーがとても印象的なシャンデリアですね 。

1930年頃の作になります。ニッケルメッキの真鍮のホルダーに、ドュゲによるシェードが支えられています。

しっかりとサインも刻まれています。

ドュゲ(Degue)ヨーロッパをモチーフにしたシャンデリア

 

ドュゲのシェードを使ってこのシャンデリアを完成させたのがどこのメーカーだったのかは、
残念ながらわかっていません 。


 

全体の高さは80cm、幅は58cmになります。

 

小さいサイドシェードは、少し前にご紹介したシャンデリアと同じモデルかもしれません。

ドュゲ(Degue)ヨーロッパをモチーフにしたシャンデリア

特徴的なのは、センターのシェードボウルで、いびつな三角形のボウルに、ダイヤ型のようなカットがびっしりとほどこされています。



その存在感のあるシェードを支えるのが、これまた存在感抜群のホルダーです。


横から見るとV字に見えますが、実際は三つ又になっていますね。



こちらにも、ギザギザとシャープなカットがほどこされています。
 

ドュゲ(Degue)ヨーロッパをモチーフにしたシャンデリア

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フランス製 アンティーク アールデコ ウォールランプ

フランス製 アンティーク アールデコ ウォールランプ

 

1920~1930年頃に作られた、フランス・アールデコの、半円形のウォールランプです。


金メッキのブロンズの台座が、古いアラバスター(雪花石こう)のシェードを支えています。

こちらのランプのサイズは、幅が28.5cm、高さが10.4cm、奥行は10.4cmとなっています。
 

フランス製 アンティーク アールデコ ウォールランプ
フランス製 アンティーク アールデコ ウォールランプ

こちらは誰の手によるものか、残念ながら判明していません。


ですが、冠か、はたまたティアラを逆さまにしたような形のゴールドの台座に、
味わい深いアラバスターのシェードが映え、大変美しい、高級感のあるウォールランプです。


 

 

ミューラー兄弟(Muller)ペンダントシャンデリア

ミューラー兄弟(Muller)ペンダントシャンデリア

1925~1930年頃に製作された、ミューラー製のペンダントシャンデリアです。
 

ニッケルメッキのブロンズ(または真鍮)ホルダーが、美しいミューラー製の
ガラスボウルを支えています。
 

ミューラー兄弟(Muller)ペンダントシャンデリア

厚みのあるガラスシェードは、型押しのつや消しガラスでできていて、薄桃色をしています。


そのおかげで、すばらしいあたたかなトーンの灯りをともしてくれます。


 

デザインは、バスケットに盛られたフルーツを表していて、
クラシカルなホルダーによく合っています。


なるほど、よく見ると、ブドウやイチゴ、桃のようなフルーツがふんだんにあしらわれています。

 

シェードには、しっかりと“Muller frères Luneville”とサインが刻まれています。

ミューラー兄弟(Muller)ペンダントシャンデリアのサイン

サイズは、全体の高さが41cm、幅が35cmとなっています。

 

消灯時は、淡いサーモン色とでも言いましょうか、ピンク色がかわいらしいシャンデリアで、灯りがなくても、存在感じゅうぶんです。

点灯時には少しオレンジがかったあたたかみのある光を照らしてくれて、
また違った雰囲気を味わえます。

 

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ミューラー兄弟(Muller)4灯シャンデリア アティーク照明

ミューラー兄弟(Muller)4灯シャンデリア アティーク照明

 

ニッケルメッキのアイアンホルダーに、ミューラー製の型押しガラスのシェードがついた、美しいアールデコシャンデリアです。1930年頃作られました。

このシェードのデザインは、1930年代のカタログでは“Waterdrops”(水滴、雨だれ)という名前で紹介されています。


よく見ると、たくさんの雨だれのような模様が入っているのがわかりますね 。

シェードはすべて、ミューラーのサインが入っています。

ミューラー兄弟(Muller)4灯シャンデリア アティーク照明

センターのシェードボウルは、幅が35cm、まわりの3つのカップは20cm幅になります。シャンデリア全体の高さは82cm、幅は83cmです。

ミューラー兄弟(Muller)4灯シャンデリア アティーク照明

 

ニッケル加工されたアイアン製のホルダーは、独特な風合い、質感に仕上がっています。シェード、ホルダーともにユニークな表情をした一品ですね 。

 

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ミューラー兄弟(Muller freres)ペンダントライト

ミューラー兄弟(Muller)4灯シャンデリア アティーク照明

 

ミューラー兄弟製のゴージャスなペンダントライトのご紹介です。

高品質でぜいたくなつくりのニッケル加工のブロンズホルダーが、
ミューラー製の球体のシェードを支えています。

ミューラー兄弟(Muller)4灯シャンデリア アティーク照明

このミューラー製のシェードには、羽を広げた美しいクジャクが彫られています。


このモデルのボールシェードはサイズが2種類あったようです。


小さいタイプは幅14cm、大きいタイプは24cmです。


今回ご紹介しているペンダントライトに使われているのは、24cmのタイプになります。


ペンダントライト全体の高さは、52cmになります。
 


シェードにはミューラーのサインが刻まれています。

ミューラー兄弟(Muller)4灯シャンデリア アティーク照明のサイン

ホルダーの内側には、“BEV”と刻印されているのですが、
これが何のイニシャルを表しているのか、残念ながらわかっていません 。
 

 

ホルダーも、クジャクの羽をモチーフにしています。


閉じたクジャクの羽が、ボールシェードをしっかりと支えています。


羽根1本1本がとてもていねいにつくられていて、うっとりしてしまいますね。

コンパクトですが、とってもぜいたくな一品となっています。

 

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。

こちらの商品は送料と消費税込み25万円になります。
 

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EJG アールデコ幾何学模様のシャンデリア アンティーク照明

EJG アールデコ幾何学模様のシャンデリア アンティーク照明
EJG アールデコ幾何学模様のシャンデリア

1930年代フレンチアールデコのシャンデリア

細くて長いお洒落な三枚の型押しガラスのシェードはEJGのサインの入り

支柱部分はメッキ加工のされたニッケル版でできています。

 

この特徴的なガラスシェードは、なんと、パームの木をモチーフにしています。

因みにパームの木ですが、1930年代に人気旋風したデザインであります。

 

改めて、パームの木のシャンデリアだなんて、なんてお洒落なんでしょう。

光沢のある金具部分も少し幾何学的になっています

見る角度によって色んな表情を見せてくれるシャンデリアです。



 

ジュネ(GENET) & ミション(MICHON) ペアウォールブラケットランプ

 

ジュネ(GENET) & ミション(MICHON) ペアウォールブラケットランプ
ジュネ(GENET) & ミション(MICHON) ペアウォールブラケットランプ
ジュネ(GENET) & ミション(MICHON) ペアウォールブラケットランプ

 

暖かみのある光を灯してくれるこちらの美しいランプ...

1925-1930年ごろにつくられたものです。
 

この大変厚みのある型押しガラスのランプシェードは有名な室内装飾家であり

照明ランプデザイナーでもあるフィリップ・ジュネ(Philippe Genet) と

リュシアン・ミション(Lucien Michon)によるものです。
 

ランプシェードのお花模様などはジュネとミション典型のデザインです。
 

ジュネとミションのモデルでサインの入っているものはほぼ存在しておらず、

こちらもしかりとなっております。
 

光沢のある土台部分はHenri Mouynetによるもので、

ソリッドブラス/銅鍍金が施されています

このペアウォールブラケットは古いMouynetのカタログにも掲載されており、

カタログの裏面には "MH" とサインもされています。

 

因みにジェネとミションは、アールデコスタイルの照明の分野において

フランスのデザイン界が目指すべきのものの最高峰として考えられているそうです。

 

メイトリーズ(LA MAITRISE ) シャンデリア

大変珍しい1925-1930年ごろのアールデコシャンデリア

メッキ加工済みのニッケルの支柱の先にはメイトリーズのランプシェードが掛かっています

ランプの寸法は高さ43cm、ランプシェードの直径は34.7cmです。

下からのぞくとこんな感じです。

大きな楓の葉がついているようです

土台部分の装飾も細かく仕上がっていますよ。

さて、このメイトリーズ(LA MAITRISE )についてですが、

メイトリーズはフランス、パリの大デパート系列のデザインスブランドです。


 

1925-1930年にかけて、デザイナーたちの中で自身の会社を持ち、

お店を構える者と、これらのデザイナーたちの会社で働く者が現れ始めました。
 

また、当時の多くのパリの大デパートも独自のデザインスタジオを持っており、

そのうちの一つで広く知られていたのがGalleries Lafayette の構える

デザインスタジオLa Maîtriseでした。
 

このアールデコのデザインスタジオの指揮を執っていたのは、

装飾家Maurice Dufrene で、また今日のフレンチモダニズムの

象徴的存在でもあるAdnet兄弟(Jacques Adnet、 Jean Adnet)も

1928年までla Maîtriseで活動していました。
 

こうしたデパートは主要なデザイン展示会でも各々、自身の展示館を構え、

La Maîtriseも1925年の有名な装飾芸術展示会においてインテリアを展示しています。

 

エティエ・ヴァンソン (HETTIER & VINCENT)  シャンデリア

ランプが沢山吊られたこちらの可愛らしくて魅力的なシャンデリア...

1925-1930年ごろのエティエ・ヴァンソン(Hettier et Vincent)ものです

6つに分かれた金具の支柱の先には、鳥の描かれた珍しい模様の

型押しガラスのランプシェードが掛かっています。

ランプシェードには "des Hanots" とサインが施されていますが、

このシャンデリアのモデルを作成したのが

Holophane (verreries des Hanots and Verlys)であるためです。


 

エティエ・ヴァンソン社のその照明・シャンデリアの大半に

des Hanotsのランプシェードを用いているため、その製品には

無記名であるもの、"Hettier et Vincent" とサインされているもの、

“des Hanots or verreries des Hanots” とサインされているものとが存在します。



 

エティエ・ヴァンソン社ですが、こちらは有名なフランスの照明会社でした

卸売小売業者として自社製品の照明を市場で最高のものにまで仕上げ、

パリの名声ある美しいヴォージュ広場(Place de Vosges) にお店を構えるほどでした。

 

エティエ・ヴァンソンのシャンデリアは今日でも、

取り付け金具部分の仕上がりの質の良さから、大変な人気となっています。

 

こちらのシャンデリアの取り付け金具も大変美しい仕上がりとなっています。

 

ニッケル版が素材として用いられており、メッキ加工が施されています。

 

下からのぞくと模様が浮き上がってよく分かりますが、

細かな部分まで丁寧に細工が施されていますね。


 

エティエ・ヴァンソンであるからこその高品質な素晴らしい仕上がりとなっています。

 

ノヴァルディ(NOVERDY) 幾何学模様のペンダントランプ

ノヴァルディ(NOVERDY) 幾何学模様のペンダントランプ

1930年代、フレンチアールデコシャンデリア

高さが38.5cm、直径が35cmとなっています。

 

金具部分はメッキされたニッケル版、そこに吊られている

美しいランプシェードはフロストガラスでできています。

ノヴァルディ(NOVERDY) 幾何学模様のペンダントランプ

 


下からのぞくとその模様がよくわかりますね。

渦を巻くように幾何学的な模様が入っています。

 


どこかラテン的なパワフルな感じさえするのは私だけでしょうか?

ランプシェードはジーン・ノヴェルディ(Jean Noverdi)による

ガラス製造会社ノヴェルディ(Noverdy)社のもので

縁には"Noverdy France"とサインも施されています。

 



本日ご紹介した中に気になる商品は見つかりましたか。
 

アンティーク照明やランプの中でも、アールデコ調のシャンデリアやランプには現代人の忙しい毎日の疲れをどこか癒してくれるハートフルな温かさがありますよね。

ランプの優しい灯りが一日の疲れも包んでくれそうです。

 


インテリアをアールデコ調に揃えなくちゃといった縛りはなく、今のインテリアに自然に溶け込むのがアールデコの照明の良いところです。

ぜひインテリアの一つに取り入れて、癒される灯りと過ごす生活をしてみませんか。

当店では、本日紹介した以外にも、数多くのアールデコのシャンデリアやランプを取り扱っております。