商品一覧
アンティークシルバーカトラリーは主にフランスやイギリスの老舗銀器メーカーになります。
1900年代前半のフランスやイギリスでは銀器のメーカーが乱立してそれらの統合を進める為にほとんどの会社が合併、買収されていました。
そういった歴史の中に埋もれてしまったアンティークシルバーカトラリーのメーカーは
歴史こそは残っていませんが素晴らしい作品がたくさん残っています。
銀器はフランスのシルバーカトラリーの場合ほとんどが銀の純度で第一級を表す
ミネルバの刻印が打たれています。
このミネルバのマークは純銀である事が保障されその純度は950/1000になります。
イギリスのアンティークシルバーカトラリーは純銀製を表すシェフィールドの刻印が打たれています。
このシェフィールドは4つのマークで構成されていてどこでそのマークが打たれたのがわかる様になっています。
ちなみに刻印が打つ事が出来るのはイギリスの中でも4箇所しかないので非常に権威性のある刻印になります。イギリスの純銀の基準はフランスよりも少なく
925/1000の割合で配合されています。なのでフランス製のカトラリーの方が銀の割合が高いと言えますね。
アンティークシルバー(Silver)カトラリーのそれぞれのブランド紹介
シルバープレート、ステンレス、純銀(スターリングシルバー)といった感じで
様々な種類のカトラリーがありますしアンティークから最新のモデルのカトラリーと
色々あってどういった選び方が一番良いのか迷ってしまう。
そんなあなたの為にどういった選び方をすれば良いのか解説していきますね。
◯身近な銀食器といえばカトラリー
銀食器と言われて連想するのはやっぱりナイフやフォーク、
スプーンといったカトラリーではないでしょうか。
カトラリーを英語で書くと<Cutlery>。
単語の意味としては刃物、ナイフのことを指す言葉なんです。
ですが日本では食卓用のナイフ・フォーク・スプーンなどを
まとめていうことで定着していますね。
さらにカトラリーと一言でいっても主食用、デザート用、
スープ用など様々な種類があります。
とくに華やかなシルバーカトラリーが次々と誕生し、
贅を尽くした装飾が行われるようになっていった、
ヨーロッパ、ヴィクトリア時代の貴族社会の食文化の中では
細かな用途に分けられていきました。
◯ベーシックカトラリー×アンティークシルバーの
カトラリーで魅了する
今の時代、普通に毎日の食卓ではナイフとフォークとスプーン、
ベーシックなこのセットがあれば食事は可能ですよね。
それをお気に入りの銀食器で揃えることで、
日々の生活に潤いを与えてくれることは間違いないでしょう。
そして、さらにテーブルに華を添えるのが
アンティークシルバーのカトラリーです。
ヴィクトリア時代のアンティークティーポットバターナイフや
ティースプーンなどのアンティークシルバーで、
気に入ったものが見つかった際には、それらを取り入れて
食卓をテーブルコーデイネートしてみてくださいね。
それはシュガー用のスプーンでもジャムやソースを添えるための
スプーン一つでもいいと思います。
アンティーク銀食器を見つけて装飾の美しさや
デザイン性の高さに惹かれたなら、
その出会いを大切にすることが大事です。
自分自身の勘やインスピレーションに素直になることは
好きな絵画やジュエリーを選ぶのと同じことですよね。
ベーシックな銀食器に、アンティークシルバーの
華やかなデザインのアイテムがプラスされたテーブルは
お互いの良さを引き出し、相乗効果で気品を高めてくれるはずです。
◯銀食器 シルバーカトラリーの有名ブランド
シルバーアンティークから現在のシルバーカトラリーに至るまで、
人気のブランドはいくつか存在します。
これだけではありませんが
代表的なブランドをいくつか紹介しておきますね。
高価なカトラリーやアンティーク銀食器も多いですが、
使うほどに馴染み、親から子へと伝承していく家庭もあるほどです。
長く使い続けられる銀食器ですから
その価値も納得と言えるのではないでしょうか。
品名品番
1.カルディヤック(CARDEILHAC)アンティークシルバー(silver)銀器
1800年代前半、カルディヤックの創始者、Vital-Antoine Cardeilhacがパリで制作を始めた、
19世紀のフランスを代表するブランドです。
繊細な装飾で貴族や王室の御用達になったのはもちろんのこと、
1878年のパリ万博では六つの金賞を受賞するなど、最高級のシルバーカトラリーブランド。
その後、1951年にクリストフルに吸収されますが、当時の銀食器の中では、
ピュイフォルカに並ぶほどの装飾のデザイン性や美しさを誇っていました。
現在ではクリストフル傘下の中でも、スターリングシルバー(純銀)の高級部門として扱われています。
ところで、高級な銀製品は「silver925」という刻印がされるんですが、なぜかご存知ですか?
実は銀を100%使ってしまうと柔らかすぎて、そのまま使うことが出来ないので
少し銅や鉄を加えます。銀の純度を下げることなく、硬度を維持出来る最高の割合が
925/1000と言われていて、カルディヤックの製品はそのクオリティーが安定しているわけです。
スターリングシルバー(純銀)はステンレスと違い、銀の純度がかなり高い商品です。
在庫状況はお気軽にお問い合わせ下さい。
税込の値段、送料等お問い合わせやご注文の際には
すぐに返信させて頂きますのでお気軽にご連絡下さい。
品名品番
2.ティファニー(Tiffany)アンティークシルバー(silver)銀器
アンティークに興味のない人でも知っている『ティファニー(Tiffany & Co.)』は、カトラリーのブランドとしても長いキャリアがあります。
創業1837年のアメリカを代表するファッションブランドとしての
ティファニーは超有名ですが、シルバーポットやカトラリーの生産も
創業時からのお家芸でした!
すでに日本人に認知された高級ブランドなので、お客様がいらした時に、
ティファニーブルーの箱の中からカトラリーをとり出すだけで、
自分がこんなにも好待遇してもらっている!と思っていただけることが、
最大のメリットでしょうか。
実は、私の友人がある時『ピュイフォルカ』のカトラリーセットをプレゼントされたのですが、
ピュイフォルカの価値も知らず、普通に受け取ってしまい、帰って調べてみると、
とても高級なブランドだったと知り、贈ってくれた方に失礼をしたと後悔したらしいですよ。
さて、話が脱線してしまいましたがティファニーについてお伝えしなければなりませんでしたね。
ティファニーのカトラリーの素材は「ステンレス、プレート、スターリングシルバー(純銀)」の三種類で展開しています。
なので、自分または、プレゼントを贈る相手のライフスタイルに
あったものを選ぶ楽しみがあります。
また、写真のナイフにはティファニーのエンブレムが刻印され、
テーブルセットしたときに注目されること間違いなしです。
というわけで、アンティークシルバー初心者の方には、コレクションの手始めに
ティファニーのような有名ブランドのカトラリーや銀器(silver)をお勧めします。
また、ギフトとして贈る場合も、相手の方がアンティークに関して
あまり知識のない方だったら、こういった分かりやすいブランドを
箱入りでプレゼントするのも、おもてなしになりますね。
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品名品番
3.ジョージジェンセン(George Jensen)アンティークシルバー(silver)銀器
1904年にデンマークのコペンハーゲンで「ゲオルグ・イェンセン」によって設立された、デンマークを代表するスターリングシルバー(純銀)のブランドです。
コペンハーゲンといえば、ロイヤルコペンハーゲンがありますが、
ジョージ・ジェンセン(Georg Jensen)はアンティークシルバー(silver)のブランドとして、知る人ぞ知るブランドなんです。
その洗練されたデザインは、一度手にしたら他のカトリーに変更できなくなると言われています。
日本にも支店があって、第一号店のオープンは1983年で、
帝国ホテルが竣功したインペリアルタワー(現帝国ホテルタワー)にありました。(現在の東京本店は日本橋にあります)
ジェンセンはカトラリー以外にも、宝飾品やジュエリー等にも力を入れていたデザイナーで、最も人気のあるモデルがエコーン(Acorn)というドングリ(ナラ・カシなどの果実)シリーズです。
その名のとおり、ドングリをモチーフにしたデザインで、現在でも新製品が店頭に並んでいます。
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品名品番
4.ゴーハム(Gorham)アンティークシルバー(silver)銀器
『ゴーハム(Gorham)』は、1831年にアメリカのロードアイランド州で設立された、アメリカ最大級のシルバー・カッパーのブランドです。
こちらのブログでも何度かシルバーポットのご紹介をしたことがある、
アンティークシルバーブランドの常連さんです。
この会社は、アメリカ合衆国政府とのつながりも強く、ホワイトハウスでは
ゴーハムのカトラリーが使用されていました。
そして、国立博物館の有名なルーズベルト像や、国会議事堂のワシントン像に
代表される、歴代の大統領の銅像を製造したりと、ヨーロッパのブランドが
王室御用達であるように、ゴーハムはアメリカ政府御用達ブランドなのです。
ゴーハムのシンプルなデザインは、今でもカトラリーの王道デザインです。
写真のモデルもゴーハムのカトラリーの中で最も人気があったものです。
パリ近郊にある「シャンティイ城」にちなんで名づけられた『シャンティイ(Chantilly)』というモデルです。
このフラットウェアは、フランスのルイ15世時代の繊細優美な、
王侯貴族の食卓をイメージして作られました。
そして、このモチーフは18世紀に流行した「ロココ調」と言われれているものです。
よく耳にする「ロココ」の語源は『ロカイユ(貝殻装飾)』という言葉で、
その名のとおり貝殻のような曲線を多用したデザインが特徴です。
ロココ以前は「バロック様式」つまり、ゴテゴテとした装飾が目立つ、
絢爛豪華な絶対王政そのものでした。その反動から、シンプルで艶やかな優美さを求めた
「ロココ」スタイルが登場したのかもしれませんね。
アンティーク市場では、他にもたくさんのロココデザインが流通しているので探してみてください。
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品名品番
5.イギリス(英国)製マザーオブパールアンティークシルバー(silver)銀器
『マザーオブパール』という言葉を知っていますか?
「真珠の母」という意味で「真珠を生み出す貝」ということですね。
イギリス(英国)ではヴィクトリア朝の時代に、アクセサリーや家具の装飾などで、
この『マザーオブパール』を使った装飾が大流行しました!
マザーオブパールを知らなかった方も、日本やイギリスのアンティークショップを
訪れたりした時に、見たことがあるのではないでしょうか?
当時は、カトラリーにも影響を及ぼし、有名どころでは『Elkington』や『Harrison Bros』などが、
多くの製品を世に送り出しました。
マザーオブパールの特徴はその艶です。
真珠のような光沢がありながら、金属よりも手に馴染みやすくて軽いこと。
変色しやすいシルバーと違いお手入れも楽です。
重いシルバーカトラリーより扱いやすく、実用性も高いので、金属アレルギーとはいかないまでも、
天然のものを好む方や、自然派のお客様には喜ばれる一品です。
また、アンティーク好きの方が集まった席で、イギリス(英国)と真珠の
エピソードとともにお使いいただければ話に花が咲くことでしょう。
写真のデザートカトラリーは老舗メーカーの『Carrington & Co.』社のものです。
1780年にロンドンで創業し、イギリスのヴィクトリア女王はじめ、
ロシアのニコライ1世らの王族や貴族にもカトラリーを提供してきました。
マザーオブパールが柄の部分に使われているだけではなく、
金属部にまで細かな装飾が施されています。
いかにもイギリス(英国)のロンドンらしいデザイン。テーブルセッティングの時には、
英国貴族の雰囲気に包まれること間違い無しですね。
さらに、イギリス(英国)の象徴である『シェフィールド』が刻印されています。
シェフィールドの刻印はイギリス製のシルバー銀器にしか打たれないので、
アンティークシルバー(silver)を選ぶ際の、目安にしてくださいね。
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品名品番
6.ダンスク(Dansk)アンティークシルバー(silver)銀器
北欧の食器カトラリーの代表的なメーカー『ダンスク(DANSK)』もご紹介しましょう。1954年創立は、他のヨーロッパブランドと比べて新しいですのが、
デンマーク語で「デンマーク風の」という意味を持つ「DANSK」は、北欧テイストで勝負しています。
なので、イギリスやフランスのメーカーのような伝統に縛られない、現代的なフォルムで、
機能性にも優れたデザインが揃っています。
アンティークよりもモダンなデザインを好む方へのギフトには、第一候補にあがるブランドです。
北欧デザインはIKEAの家具やH&Mのファッションに代表されるように、日本でも人気がありますよね。
シルバー商品ラインナップも豊富で、ペーパーウェイトのようなステーショナリーから、
キャンドルホルダー、もちろんカトラリーの種類は群を抜いています。
一部の製品はミュージアムピースとして、ルーブルやMoMAような有名美術館に展示されていました。
また、現在でも一般向けの製品をたくさん製造していて、米国では
『ウィリアムズ・ソノマ(Willams Sonoma)』などの高級台所用品を扱うお店で、
最新のデザインを見つけることができます。
写真のカトラリーは現在でも人気の「トルン」。北欧の女性デザイナー、ヴィヴィアナ・トルンが
デザインした1986年から続くシリーズです。
柄が持ちやすいように絶妙な角度で曲げられていて、テーブルに置いた時にできる空間が
絶妙なフォルムです!
また、素材にはステンレスが使われているので、高価なシルバーカトラリーを使うときとは違って、
毎日の食卓でも気軽に使えます。欧米諸国でも人気があり、現在でもよく似たシリーズが
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品名品番
7.ディリライト(Dirilyte)アンティークシルバー(silver)銀器
『ディリライト(Dirilyte)』はスウェーデン人のカール・モーリンが、
ディリゴールド(Derigold)という新しい金属素材を用いて起業した会社でしたが、
今は『ハンドインダストリー』の一部門となっています。
日本では残念ながら、あまり知名度がありません。
では、スウェーデンから出発したこの会社が、アメリカに拠点を移し
1971年まで生き延びることが出来たのはなぜでしょう?
世界恐慌直前の1926年に始まったアメリカでの仕事は、
その商品がゴージャスで美しく人気があったため、恐慌時代でもなんとか
生き延びることができたのですが、ブレイクのきっかけは「ニューヨーク万博」なんです。
ディリライトの創業者カール・モーリンが、1914年に青銅を元に開発した
「ディリゴールド」を使った作品を、1939年に開催されたニューヨーク万博で出品したところ
話題になってアメリカのブレイクとなったわけです。
でも、1971年のハンドインダストリー社の買収で、ディリライトとしての生産は終わりました。
ご覧の写真のセットは、本物のゴールドのようですね。
赤いケースに入っていると、光沢が映えますので、観賞用としても充分に価値を発揮します。
金を使ったカトラリーではないので保管もとても楽ですし、すっきりした印象です。
ちなみに、ディライトは当初『ディリゴールド』という商品名が会社名だったのですが、
「金」が入っていないのに「ディリゴールド”」という名前なのを訴えられて
『ディリライト(Dirilyte)』に変更したという、なんともアメリカらしいエピソードが残っています。