ドーム兄弟(ドームナンシー)ミニチュア

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ドーム兄弟のミニチュアールの魅力

ドーム兄弟(ドームナンシー)のミニチュアール作品
アールヌーヴォー時代を代表するドーム兄弟(ドームナンシー )の作品の中でも特に人気なのが、ミニチュアールの作品です。

ドーム兄弟は中型や大型の作品を作り出す前に、『パトロンにこのような作品を作ろうと思ってるのですが・・・』

というような感じで、試作品(ミニチュアール)を複数作っていました。

パトロンに見せたときに、GOサインが出れば中型、大型作品にも着手しNGが出ればミニチュアのままで終わっていったということなのですね。

ですので、基本的にはこちらのミニチュアール商品は当時は販売されていませんでした。

それが昭和の頃になると日本のバブルの影響もあって、このようなミニチュアールにも価値が置かれるようになった背景があるのです。

ミニチュアールの何がすごいの!?

小さいから、、、、という理由で価値がない訳ではありません。

もちろん大型作品よりかは安くなりますが、ミニチュアールの魅力は小さい中にもドーム兄弟の技術が詰まってる所にあります。

 

イメージして頂くと分かりやすいと思いますが中型、大型の作品であればある程度大きさがあるので、手を加えるときにやりやすいですがミニチュアールだと小さいものになると高さ3cmになります。

3cmのガラス作品を、大型の作品を作るのと同じような技法を使って作り上げて行くので、繊細さが求められ非常に難しいものだったのか想像できますね。

 

6cmの爪楊枝と並べて写真を撮影してみました。

ドーム兄弟ミニチュアールコレクション

特に中央の3つは小さいのがわかりますね。 

 

どんな形があるの?

ミニチュアールもいろんなパターンのミニチュアールが存在しますが、一般的にはリキュール型(ゴブレット)がメジャーです。

その次が『杯』で基本的にはこの2つで90%と考えていいでしょう。

 

リキュール型

ドーム兄弟 ミニチュアール(ゴブレット)コレクション

ドーム兄弟 スミレの花のミニチュアール(ゴブレット)

上記の写真がリキュール型(ゴブレット)になります。

その名の通り、リキュールグラスで高さがだいたい5.7cmです。

直径が3cmです。

 

ドーム兄弟 スミレの花のミニチュアール『杯』

杯の形をしています。

日本的な言い方だと、『ぐい呑』という表現の方がしっくりくるかもしれませんね。

高さが3cm、直径が5cm程度の作品になりこちらは2番目に多く流通していますね。

塩入れ型

ドーム兄弟 冬景色のミニチュアール塩入れ<

杯型の次に多いのが、こちらの塩入れ型になります。

こちらのサイズは直径が長くだいたい5.7cmになります。

高さが3cmですね。

塩入れ型2

ドーム兄弟 冬景色の塩入れ

こちらも塩入れなのですが、両端にとってのようなものがついてます。

高さが5cmで直径が4cm程度です。

ひょうたん型

ドーム兄弟 帆船のミニチュアール

珍しいひょうたん型の作品です。

こちらの商品は、高さ3cmですが5cm程度の大きさになる商品もあります。

 

くびれ型

ドーム兄弟 冬景色のミニチュアール

こちらも珍しい作品です。高さがだいたい6cmです。

直径が2cmという縦長ミニチュアールになります。

 

水差し型

ドーム兄弟 オランダの風景のミニチュアール

極小の水差しです。

よくこんな小さな水差しを作れるなぁと関心される作品です。

水差し型は製作がかなり難しく、元々がミニチュアールの中でも製作されておらず激レアになります。

高さ 3cm程度、直径2cm程度。

 

つる首型

ドーム兄弟 冬景色のくびれ型のミニチュアール

下部が太く、上部に上がってくるに連れて絞られてくるつる首型です。

高さが5cm程度、直径2cm程度。

 

長四角型

ドーム兄弟 スミレの花のミニチュアール

長四角型のミニチュアールです。

この長四角型もなかなか見つけることができない珍しい形です。

高さが3cm、直径が2cm程度。

 

希少価値が高い作品

ドーム兄弟の作品の中でも、グレードが高いミニチュアールはこれまたミニチュアールといっても非常に高額で取引されています。

その希少価値が高い作品をここからご紹介していきますね。

『雨』

こちらの商品は『雨』という題材で、風景が描かれているだけでなく、実際に雨が降ってるところが描写されています。

雨はドーム兄弟の中でも、非常に人気があり生産数も少ないことからコレクターの間では、高額で取引されています。

ドーム兄弟 雨のミニチュアール1

スミレ

ドーム兄弟(ドームナンシー )スミレの花のミニチュアール 水差し型

冒頭で紹介した、スミレの花なのですがこちらの作品は土台の部分に金彩が入ってる高級ラインになります。

また、形も水差し型となっておりまして、『金彩』『水差しという形』という2つの 希少性のためこちらも高額で取引されています。

 

 

飾り方は自由自在

いろんなタイプのミニチュアールをご紹介させて頂きました。

細かく分類すれば、まだまだたくさんの形があるのですが、分かりやすいように大きな枠組みでご紹介させて頂きました。

日本家屋は基本的には、大きな部屋ではなくこじんまりとした空間で作られています。

ですので、このような飾る場所に困らないミニチュアール作品は非常に日本家屋と相性がいいのが特徴です。

お客様の中には、『ミニチュアールだけをコレクションしてる』という方は多いです。

私の古いお客様ですが、もう30個は納品させて頂いております。

小さいけれども、そこまで多くなるといろんなパターンのデザインがみれて、1つの大きな作品になるかもしれませんね。

 

コレクションされてる方も、これからコレクションを考えてる方もミニチュアールの魅力が伝わったのであれば嬉しく思います。