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ピュイフォルカってどんなブランド?
1820年にパリで創業した高級銀食器ブランドの老舗であり、現代銀器の最高峰のピュイフォルカは、純銀カトラリーしか生産しない高級カトラリーメーカーです。
日本で、最も有名なシルバーカトラリーメーカーは、クリストフルかと思われます。
ですがピュイフォルカは、本国フランスではその芸術性や技術力が高く評価され、大統領官邸からの贈り物や公式晩餐会等で使用されるなど、1800年代から富の象徴であり特別な存在として広く知られており、確固たる地位を築いています。
古い作品ほど、職人が1つ1つ手作業で作っていた作品ですので、カトラリーといよりもシルバーの芸術品と言うほうが正しいかもしれません。
特に人気のモデルはマスカロン、ルネッサンス等の最高の装飾がされているカトラリーになります。
これらのモデルは非常に希少価値が高く、現代にはほとんどそれらのデザインのカトラリーは存在しない為、市場に出て来れば非常に高額で取引されてます。
私のところでも、これらの職人が作ったカトラリーを扱っておりますので、お時間のある際にゆっくりとご覧ください。
ピュイフォルカの歴史
エミールピュイフォルカ(ジャン・ピュイフォルカ)
銀製カトラリー専門ブランドのジャン・ピュイフォルカは、フランスの老舗ブランドメーカーです。
この『高級シルバーカトラリー』一家は1820年にエミール・ピュイフォルカと2人のいとこによってパリに設立されました。
その名声は一家の第4世代のジャン・ピュイフォルカ(エミール・ピュイフォルカのこと)に起因しており、その努力は、近代銀器工芸の会社を設立するという歴史の中で、最も素晴らしい役割を果たしました。
しかし、その歴史は200年以上と長くフランス国内ではその芸術性と装飾の美しさから、王室御用達、政府の公式晩餐会や最高級ホテルで使用されるほどの支持を得ています。
そんな、高級シルバーカトラリーのデザインは3代目「エミールピュイフォルカ(ジャン・ピュイフォルカ)」によるもので、ブランド名は彼の名となっています。
エミールピュイフォルカの作品は、独自性がありシルバーカトラリーブランドでありながらも、芸術性があります。
それは、時と共に世間が古典主義様式(シンプルな装飾)の時代の流れになっても、それに背を向けながら、自らのスタイルに拘った結果だということです。
それだけ、自分のスタイルを崩さず貫いた彼の作品は、名品ばかりの最高級品となっています。
その後、自分が作った作品であるというのを証明するために、ピュイフォルカは、自分のシルバースミスマークに、エミール・ピュイフォルカの頭文字であるEPを使うようにしました。
下記の画像がエミールピュイフォルカのEPの刻印になります。
フランスの銀器について
フランスの銀器は、貴金属扱いのため、国家的な認証のもとにあります。
右を向いたミネルヴァの4角形の刻印がそれで、その刻印の右上に小さく1とあることから、これが第一水準、1000分の950という純度を持った銀で作られていることがわかります。
ピュイフォルカはもちろん、この第一水準のカトラリーになります。
一般的な、英国水準のスターリングシルバーが1000分の925ですから、フランスの銀器は純度が高いことがわかります。
その分、柔らかくデリケートな光芒を放ちます。
銀の純度が高ければ高いほど、熱伝導が良いので食事の温かみを感じながら食事をする事が出来る為、本物の味が分かる富裕層向きのカトラリーになります。
フランスのシルバー職人 ピュイフォルカの素晴らしき作品集
・ピュイフォルキャット スターリングシルバー アイリスの花のデザートオードブルセット 4点セット
今ではほとんど見かけることもないと思われますが、デザートを取り分けるためのサーバーセットになります。
1900年代の王侯貴族の間では、このように装飾性豊かなカトラリーが使われており、ピュイフォルカもそういった超富裕層をお客にしていたのです。
サーバーの持ち手の部分と、先端の部分にアイリスの花の装飾が施されており、とても華やかで芸術性の高いカトラリーセットです。
こちらのアイリスモデルは、ピュイフォルカの中でも非常に珍しいモデルでございます。
実際に手にとって頂ければ、その完成度の高さに感激されると思います。
今回のセットは950/1000の純銀ですが、これに18金のゴールドをコーティングしたバージョンも存在し、こちらも物凄く華やかで食事の時間を楽しくさせてくれます。
このような素敵なカトラリーセットがあれば食卓を明るく、輝かせることは間違いないでしょう。
・ピュイフォルカフランス製アンティークスターリングシルバー&ヴァーメイル ルネサンスマスカロンサーバーセット6点
こちらは、非常に装飾が美しいルネサンススタイル『マスカロン』のスターリングシルバーとヴァーメイルの6ピースセットでございます。
取っ手部分は、力強いマスカロンの装飾になっています。
見る人によって、もう少し落ち着いたデザインの方が好きな方もいらっしゃるかもしれませんが、マスカロンの装飾は非常に繊細な手仕事が必要であり、これこそが職人技の極みだと言えるでしょう。
先端には、18金ゴールドでコーティングされておりより高級感を感じられます。
ピュイフォルカに限らず、フランスアンティークシルバーカトラリーには先端がゴールドでコーティングされているものが存在します。
これは華やかさを出すことが目的の1つですが実はあと1つ重要な理由があります。
それは、フルーツなどを粧う時にフルーツの酸によっての変色を防ぐ為です。
純度の高いシルバーになればなるほど、空気中の物質と反応してゆっくり変色していくのですが、フルーツの酸はそれより強いために金でコーティングしているということですね。
・ピュイフォルカ アンティークフランス製 スターリングシルバーカトラリー フェルドランス文様のセット
ネオゴシック様式の美しい、アンティークのフランス製スターリングシルバーセットでございます。
このようなセット商品は、一般的に6人様で構成されて作られます。
というのも、ヨーロッパの文化は基本的には6人でテーブルを囲むことが一般的だったからです。
今はそうではないと思いますが。
ですので、マイセンなどのティーセットも6人用で構成されています。
友人や家族が集まるシーンにおいて、このようなカトラリーセットでテーブルを囲むと素敵な時間を共有できそうですね。
フランス製 アンティークピュイフォルカ 18金スターリングシルバーエッグカップ・下部プレート
こちらの商品はエレガントなアンティークフランス製ピュイフォルカ18金のスターリングシルバーエッグカップとプレートの2ピースセットでございます。
重厚感のあるスターリングシルバーの上から18金がコーティングされているヴェルメイル加工はエレガントさと高級感を兼ね備えた、素晴らしいカップとプレートのセットでございます。
950/1000で純銀が保障されている、フランスのミネルバのホールマークの刻印がございます。
アンティーク フランス製 ピュイフォルカ スターリングシルバー・スパイラルカットガラスシュガーポット
ピュイフォルカによって作られたシュガーポットになります。
華麗なルイXVI世のロココ式で非常に良いコンディションでございます。
角砂糖はもちろん、あめ、食後のミント、キャビアのサービングにぴったりでございます。
蓋と本体に950/1000で純銀が保証されるミネルバホールマークの刻印が御座います。
ピュイフォルカは、その手作業の繊細さを認められ、現在ではエルメスの傘下に入っています。
テーブル上のエルメスとも言われ、そのシルバー製品の高級感は エルメスのブランドに匹敵するほどの重厚感・フランスの洗練されたデザインを感じることができます。
エミールピュイフォルカ:イーグル フランス製 アンティーク スターリングシルバーティーポット
こちらはピュイフォルカにより作られたフランス製スターリングシルバーティーポットでございます。
このピースは1800年代の後半の作品ですが、非常に良いコンディションでございます。
大きなイーグルの吹き出している頭、膨大な固い葉が装飾されています。
このポットはアカンサスの葉が足になっている手の込んだ作品になっています。
蓋の上の部分の取っ手にも、花びらの装飾がされており細部までのこだわりを感じることの出来る素晴らしいポットです。
コレクターにとっては見逃すことのできない、エンパイア時代のポットでございます。
アンティーク フランス製 スターリングシルバー ピュイフォルカ コーヒー・ティーカップ
こちらの商品はフランス製のアンティークスターリングシルバーコーヒー・ティーカップでございます。
950/1000で純銀が保証されたシルバーで美しく作られました。
エレガントなハンドルと合って可愛いカップでございます。
リボンや花綱などのロココ文様のモチーフの装飾が描かれています。
950/1000で純銀が保証されるフランスミネルバホールマークが刻印されております。
製作者マークは有名なエミールピュイフォルカでございます。
まとめ
芸術と骨董には共通するところがあり、一般の人にはあまり理解されないことです。
しかし、間違い無く言えることは芸術は私たちを愉しませてくれます。
『楽しむ』と『愉しむ』の違いは、『心』にあると考えています。
楽しむ方はその場を楽しむ。愉しむ方は心から愉しむ。
そんな違いなのではないかと思うのです。
このようなカトラリーで食事をする時間は非常に、充実した時間を提供してくれます。
また、このようなカトラリーで愉しい時間を過ごすことが出来ることを知ってる人も一部しかいないことも知ってます。
だから私は、その一部の少数の方に理解して頂ければそれでいいと思っています。
最後にこれは私のとても愉しかった思い出の話をさせてください。
これらのシルバーカトラリーは私が納品したものです。
こちらは東京の青山のとあるレストランでの風景でございます。
一度にここまでのシルバーカトラリーを揃えていただき、私をお招き頂いたことには本当に感謝しかありません。