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現代マイセンとはいつからのことなのか?
現代マイセンとは1960年以降のマイセンを指します。
マイセンは1903年にモデリング部門の責任者を務めたエリッヒ・ホーセルのもと、古いスタイルが復活し再解釈されました。
ホーセルは18世紀のモデルを復活させました。
この時期はアールヌーボースタイルの魅力的な作品がいくつか生まれましたが、主力製品は引き続き18世紀の復活モデルでした。
1913~1933年、マックス・アドルフ・ファイファーと彫刻家ポール・シェリヒの監督下で、マイセンは活況を取り戻します。
1933年、作家の芸術的自由はナチスドイツにより制限されました。
作家の芸術的自由とは、ナチスドイツにとって文化の役割はナチスの世界観を広めるためのもので、芸術組織や文化組織を含む、すべての専門組織や社会組織をナチスの思想と政策に強制的同一化を強い、これに反した者は追放されました。
また第二次世界大戦中、マイセン工場は破損し、多くの貴重な職人が亡くなりました。
戦後、工場は社会主義体制下で再建されましたが、装飾陶磁器を作れるようになったのは1960年です。
造型師としてルードヴィヒ・ツェプナー、彫塑家としてペーター・シュトラング、パターンデザイナーとしてハインツ・ヴェルナー、絵付師としてフォルクマール・ブレッジナイダーが加わり1966年にはパターンデザイナーとしてルディ・シュトレが加わり、新しいスタイルのマイセンがスタートしました。
現代マイセンとは?
現代マイセンという、新しい流れが生まれた背景には歴史の流れというものもあったのではと思います。
戦後暫くして5人のアーティストが集まり「芸術の発展をめざすグループ」を結成するわけですが、彼らの理念「後世に伝統を残すだけはなく未来に向かって創造性を生みだそう」というのは20世紀に入っての近代マイセンからの流れや突然ナチスドイツの台頭で抑圧され、戦争突入で中断してしまったことへの反動なども関係していると思います。
1960年、現代マイセンをスタートさせた5人は「芸術の発展をめざすグループ」を結成して活動を始めます。
製作の拠点としていたモーリッツブルク内にアトリエにはトップアーティスト達が集まってきました。
彼らが目指したテーマは単に後世に伝統を残すだけはなく未来に向かって創造性を生みだそうというものでした。
古い伝統に焦点を当てながらもより自由な芸術表現も可能となり、魅力的な作品を作るようになりました。
現代マイセンのデザイナー
現代マイセンを代表する5人
・ルードヴィヒ・ツェプナー(造形師)・・・グローサー・アウスシュニットを生み出したマイセンのフォームの巨匠。代表作はアラビアンナイト、サマーナイト
・ペーター・シュトラング(彫塑家)・・・人形を製作。代表作はピアニストとピエロ、ジャグラー
・ハインツ・ヴェルナー(パターンデザイナー)・・・磁器絵付と壁画装飾で活躍する。「芸術の発展をめざすグループ」リーダー。代表作はアラビアンナイト、サマーナイト
・ルディ・シュトレ(パターンデザイナー)・・・線の描写によりパターンを生み出す。メンバーには1966年に加わった。
・フォルクマール・ブレッジナイダー(絵付師)・・・花の絵付で有名。主にアトリエ作品を製作した。
・ヨルク・ダニエルチュク(造形師)・・・波の戯れ ・グールドン・カウベ(パターンデザイナー) ・ジルヴィア・クリューデ(パターンデザイナー)
弊社が取り扱うマイセンの商品について
弊社で扱っているマイセンの食器は、全て現地(西洋、ヨーロッパ)で専門のスタッフが買い付けてくるスタイルをとっております。
ですので、他社にはない仕入れルートで仕入れを行っておりますので、古マイセンと言われる、かなり古い作品でさえも仕入れることが出来ます。
マイセンコレクターの方であればこの年代のこの作品が欲しいと言ったご要望があると思いますのでそういった商品が御座いましたらお気軽にご連絡ください。