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マイセン Bフォームのモデル紹介
1710年にヨーロッパ初の本格的磁器がマイセンで誕生しました。
それから300年以上の歴史がある中マイセンは現在もヨーロッパの白磁器の最高峰に君臨しています。
そんなマイセンですが時代の流れとともに様々な作風が生まれています。
特に、時代背景がわかりやすい作品が実用性の兼ね備えたティーカップ&ソーサー(ティーセット)です。
そこで、今回はマイセンカップ&ソーサーの「Bフォーム」について説明させていただきます。
「Bフォーム」は1855年パリ万博の出品の際に、アーネスト・ロートリッツがデザインを手がけ発表されたモデルです。
1855年から1890年代にこの作品は「Bフォーム」と呼ばれるようになりました。
マイセンのティーカップ&ソーサーの中でも高級ラインとして豪華な装飾デザインが特徴的です。
ティーカップの形状はチューリップの花が少し開いたような形でカップ、ソーサーなどは花びらのような縁取りの形をしています。
デザインパターンは3種類ありますが、1827年に、グランツゴールドという金彩がマイセンで開発されて以降、多くの作品に金彩が施されるようになりました。
パターンと絵付けは絵付師によって決まるためデザインには、アールデコ調を彷彿させるゴージャスな金彩装飾が施されている作品などの色彩と金装飾はその絵付師によって違います。(色付け、小窓の白地に小花の様々なパターン)
その色彩も下地が ・コバルト ・ターコイズ ・黄色 ・グリーン ・ライムグリーン ・レッド ・ピンク ・ホワイト などの色があり、また作品には金彩の施しが多いものから少ないものがあります。
シンプルなモデルでも、もかなりの高級感があります。
Bフォームは、その豪華な装飾デザインから高級ラインとなっておりますが、大変人気のある作品となっています。
Bフォームのパターンを見てみよう
Bフォームと言えど、いろんなパターンがありますのでそれぞれの違いを解説して参ります。
まず、Bフォームには小華があるかないかで分かれます。
Bフォームの小華があるかないかの確認
小華があるものとないものを下記の画像で比較してみましょう。
左側が小華ありで、右側が小華なしです。
こちらは好みの問題になってくるのですが、もちろん小華が描かれている方が値段が高くなります。
弊社の感覚ですと、女性の方は小華を好まれ、男性の方は小華なしを好まれる傾向がありますね。
マイセン Bフォームの最上級グレード グランツゴールドと小華
次に見るべきポイントは、金彩の入り方になります。
グランツゴールドとは、金が作品全体に入ってるモデルのことを言います。
下記の画像のように、模様の部分には全て金で埋め尽くされています。
金彩が縁だけのモデルを見てみましょう。
飾り皿のパターンを見てみよう
Bフォームには、飾り皿も存在します。非常に高級感があり美しいものがたくさんありますので、こちらでは一部だけご紹介しますね。
ビスケットジャーもあるんです
弊社が取り扱うマイセンの商品について
弊社で扱っているマイセンの食器は、全て現地(西洋、ヨーロッパ)で専門のスタッフが買い付けてくるスタイルをとっております。
ですので、他社にはない仕入れルートで仕入れを行っておりますので、古マイセンと言われる、かなり古い作品でさえも仕入れることが出来ます。
マイセンコレクターの方であればこの年代のこの作品が欲しいと言ったご要望があると思いますのでそういった商品が御座いましたらお気軽にご連絡ください。