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弊社が取り扱うバカラグラスとオールドバカラについて
フランスを代表する、高級グラスメーカーのバカラの作品をここでは販売しています。
現在のバカラから、オールドバカラ(アンティークバカラ)までほぼ全てのラインを揃えています。
現代のバカラグラスも、いろいろなキャラクターとコラボがあり、バカラ社の遊び心を感じれるとともに、常に新しい事にチャレンジする姿勢も感じる事が出来ますね。
ここ最近では、ドラえもんやワンピースといった日本で知らない人はいないというキャラクターと、コラボ作品を限定で作ったりしています。
そして、現代バカラ同様に素晴らしい作品が残っているのがオールドバカラになります。
オールドバカラの特徴は、すでに廃盤になっているモデルが多い中に素晴らしいデザインの作品が多い事にあるのではないのでしょうか。
代表作品はレイラ、エリザベート、ローハン、シャトーブリアン、リド、ローズ、アルジャンティーナ、ポンパドール、ジャポニズムではないでしょうか。
特にその中でもお伝えしておきたい作品はジャポニズムになります。
現代のバカラでは、すでになくなってしまいましたが、オールドバカラの作品になると花瓶に桜、扇子、富士山、水仙の花が描かれた作品があります。
それらの作品は、当時鎖国していた日本の文化が開国と同時にヨーロッパに流れていったことによって、ジャポニズムが一気に開花しました。
こういった背景から西洋の芸術と日本の芸術が合わさった非常に美しい作品に仕上がっているのです。
一度は耳にしたことがある、高級ガラス・バカラ(Baccarat)、また実際に百貨店などでご覧になった事やお持ちの方もいらっしゃると思います。
本日は、そのバカラの中でも、現在にいたるまで未だ続く人気のシリーズと廃盤になった貴重なバカラ・アンティークグラスこの両方を商品画像とともに、ご紹介していきます。
◎オールドバカラ(アンティークグラス)から現在のバカラグラスをご紹介
バカラ(baccarat)グラス アルクール(Harcourt)
「アルクール」はシンプルなフォームが特徴で、装飾がございません。
純粋な輝きの美しいガラスだけで魅せる、本当に飽きのこない作品でございます。
バカラの中でも、このモデルは昔から人気のモデルでございます。
ご存知かと思いますが、ガラスの主成分は砂の粒子です。
もちろん、バカラのガラス製品も砂を主成分として出来ています。
サラサラで、手のひらに乗せると流れてしまうようなキメ細かな砂から、あの重量感のある、まばゆい輝きを放つ美しいクリスタルが誕生します。
いわゆるガラスは、そのような固体となる物質なのです。
アルクールは、バカラのガラスになる素材にまで神経を細やかに使い、素材を活かしてガラスを作りだしているのです。
人気の理由はこのように、ガラスの品質が常に発展し進化をとげているため、ガラス本来の美しい輝きを飽きることなく楽しめるからでしょう。
オールドバカラ(baccarat)グラス エリザベート(Elisabeth)
「エリザベート」は、エーデルワイスの花の装飾がエッチングによって、ガラス全体に描かれた可憐な作品となります。
「エリザベート」モデルの名前の由来は「シシィ」の愛称で、有名なハプスブルグ家に嫁いだ、バイエルン王家系の名家出身のエリザベートの名にちなんで名づけられたと言われています。
彼女は、1800年代のヨーロッパ宮廷の中で一番の美貌の持ち主として知られています。
長く美しい髪には、大好きなエーデルワイスの花をモチーフにした髪飾りを好んでつけていたそうです。
そんな王妃が愛したエーデルワイスの小花をモチーフに装飾した、バカラ・ガラスのエリザベートのシリーズが制作されたのです。
このシリーズには、ガラスの色が透明と緑の二色ございますが、緑ガラスは制作数が少なくとても希少でございます。
ちょっと贅沢なワインを飲みたいときにいかがでしょうか。
同時に優雅な時も過ごせます。
お部屋の雰囲気に合わせて、インテリアとして飾っていただいても素敵ですがフルーツカクテルを盛り付けたり、水をはって観葉植物を飾ったりと、
型破りの性格でも名の知れた「エリザベート」のように、使用用途も型破りにしてみてはいかがでしょう。
アロマオイルを注いでおくのもいいですね。
オールドバカラ(baccarat)グラス ミケランジェロ(Michelangelo)
こちらの作品はアンティークバカラでも特に人気のなるシリーズ「ミケランジェロ」でございます。
エッチングで描かれた、規則正しい軽やかな曲線の美しさが特徴で、見る人を魅了させる作品でございます。
「ミケランジェロ」のモデル名は、ご想像の通りイタリアのルネッサンスの巨匠ミケランジェロ(1475年~1564年)の名が由来とされています。
ルネッサンスのアラベスク文様を精巧に表現してあり、ヨーロッパの美しい芸術文化の歴史を感じさせる作品でございます。
このシリーズは1927年から1970年までの短い間に製作されていたモデルである為、
現在では市場での流通が少なく、人気もございますので入手困難な作品です。
また、デキャンタは2種類ございまして、足がある物と無い物がございます。
足がある物は流通していますが、足が無い物は生産数がかなり少ないため、かなりの入手困難品となっています。
さらに珍しい作品で、このモデルの模様に金彩を施した作品が存在します。
勿論、かなり希少な作品でございますので、ほとんどコレクターの手に渡り市場にでることは、まず無いといっても大袈裟な話ではございません。
オールドバカラ(baccarat) グラス レイラ別名ジェッダ(Leila & Jedda)
こちらの作品は、アールヌーボーを代表するデザイナーであるジョルジュ・シュバリエ(1916年から1970年までバカラとの共同制作で活躍しました)
デザインした「レイラ」でございます。
グラスの植物模様の中にカタツムリ、ウサギ、鹿、ツバメ、トンボ、インコ、犬、蝶などの様々な生物がたくさん描かれているのが特徴的な作品でございます。
「レイラ」のモデル名はペルシャで古くから語られている:ライラとマジュヌーンという話のストーリーに感銘を受け、青年が愛した「ライラ」という女性の名をつけたと言われています。
※(英語:ライラ=仏語レイラ)
このお話は、ライラに恋抱く青年や若くして亡くなってしまう「ライラ」の儚い非恋物語で実話であったといわれております。
この話には、多くの芸術家が感応されたそうで、バカラの「レイラ」もそのインスピレーションを受け製作された作品であると言われています。
様々な生き物の満ち溢れた生命力が描かれており、それが、隠し絵の様に散りばめられていて不思議と幻想的な世界観を感じる作品です。
そして、「レイラ」のモデルでは作品の大きさにより、描かれるている昆虫や動物のサイズも変わります。
単にサイズが小さくなったから、それに合わせて小さくするのではございません。
グラス全体のバランスを考慮して、描く動物や昆虫がそのサイズ合う様に変えてあります。
このように1つ1つ、デザイナーが丁寧に手掛けた作品でございます。
また、シュヴァリエは、バカラの中で初めて動物を題材にした作品を制作したデザイナーでもあります。
今でこそ、バカラでは動物をモチーフにしたデザインが豊富ですが、実は、その先駆者はシュヴァリエであったのです。
製品はステム部分をお持ちになり、指で軽く弾いていただくと「キーン」という美しい波長が響き渡ります。
高品質で、完成度が高い製品である事がおわかりいただけます。
一般的には、このモデルで金彩が使用されていない商品は流通しております。
上記の画像のような、縁と足に金彩が施してあるのは、希少でありながら、さらに金を使用しているため、高級で値段も3割程高くなる傾向にあります。
そのため、市場に出回ることがありません。
さらに、上記画像の商品よりもっと希少な品が動物、昆虫にまでにも金彩が施してある作品でございます。
当然ながら、これらの作品はほとんどがコレクターの手に渡り、市場に出てくる事はありません。
インテリアとして飾り棚で飾るだけで、もちろん美しい作品ですが、お友達がいらっしゃった時など、このような素敵なグラスでおもてなしをしたら、大変喜ばれるかと思います。
また、相手の方と贅沢な時間を共有するのも優雅ですね。
バカラ(baccarat)グラス ローハングラス(ROHAN)
ローハンはバカラの中でも特に高い人気で、現行のバカラにデザインを引き継いでいる数少ないモデルになります。
「ローハン」のモデルはフランスに「ROHAN」といわれる街があり、その街の名にちなんで作品の名にしたと言われています。
ローハンは、植物がS字に描かれたの幾何学模様となっています。
わかりやすい例えで、うろこ状パターンの模様といった感じでしょうか。
この、美しく繊細な曲線デザインは優雅な雰囲気を漂わせています。
今も昔も人気の高い魅力ある作品です。
このローハンのデザインは「アシッドエッチング」という腐食技法で製造されております。
150年以上の歴史あるモデルですので、同じローハンでも、その年代によって微妙にデザインに違いがあります。
1936年以前のローハンは職人の手で一つ一つ彫刻され、しっかりと溝が深く掘られていますので指でガラスの表面を触ると指に引っかかりを感じます。
ですが、年代が近代に近づけば近づくほど、ガラスの表面を電動ドリルで掘っていますので、溝が浅くなり指で表面を触っても、引っかかりがなく、つるつるとした触感となっています。
現在のように機械で自動で生産加工ができず、人の手によって制作する事しか出来なかった当時の時代背景が一番の理由でしょう。
オールドバカラ(baccarat)グラス ローズ(ROSE)
こちらの作品は約1925年~1930年のわずか、5年の間に製作された「ローズ」でございます。
※ 別名:フォントネー( FONTENAY)ともよばれています。
薔薇の産地で有名だった、パリ郊外の「フォントネー・オー・ローズ」からモデル名が由来しているようです。
こちらの作品は、レイラを手がけたデザイナーと同じ、ジョルジュ・シュバリエ(Georges Chevalier)がデザインした作品でございます。
年代から見ると、レイラをデザインをするより前に制作された作品となります。
ローズの幾何学模様がアシッドエッチング技法によって、グラス全体に拡大・縮小・分割をしながら連続して美しい配列を描いています。
プレートの部分にも描かれている作品もございます。
可憐で女性に人気がありそうな作品です。
このシリーズは、手のひらサイズくらいの小さなリキュールグラスから、シャンパングラス、デカンタまで多様なモデルがございます。
是非、コレクションとして、ローズのシーリーズを揃えたいところですが、製作期間がわずか、5年間という作品であると同時にフランス国内での人気が非常に高いため、現存されてる個数もわずかで、国外の市場に出回ることがほとんど無いといってもいいかもしれません。
このモデルではさらに珍しいデザインとしてガラスの縁取りに金彩が施されている物や、デカンタの注ぎ口を純銀とガラスを組込んで、その上からさらに、金彩を塗り仕上げられた高級モデルの作品もございます。
銀には純度を表わす「ミネルバの横顔」が刻印されています。
・「ミネルバの横顔」
フランスでは銀の純度を証明するための政府機関があります。
そこで認められると「ミネルバの横顔」の表示を刻印することが許されます。
銀の純度は80%と95%の二分類にされ、
・95%(純銀)以上の場合「ミネルバの横顔」の下左に数字1と下右にDと表示されたものが刻印されます。
・80%(ほぼ純銀)以上の場合は「ミネルバの横顔」の右下に数字2と表示された刻印がされます。
ですから「ミネルバ」の刻印があるということは、純銀の証ですので是非、フランスのシルバー製品を購入する際は参考にしてみてください。
このように、フランスでは、ガラスメーカーと銀メーカーの共同制作によって手がけられた作品がいくつかございます。
この記事をお読みになっている方なら、皆様ご存知の有名ブランド2社「クリストフル」・「バカラ」こちらのブランドメーカーのコラボ商品もあります。
上記画像:バカラとクリストフルのコラボ商品
そもそも、この様な製品は上流階級で身分の高い人からのオーダー品として制作されたものです。
ご想像の通り、お値段もかなり上がり、生産数少なく限られていますのでレアで入手困難な製品です。
バカラ(baccarat)グラス リド(Lido)
「リド」は三角錐のスリムなフォルムで、ステムとプレートが一体になっているのが特徴的な作品です。
また、アシッドエッチング技法で縦と横に幾何模様が交差するデザインが、アールデコをそのまま表現したようなな作品です。
こちらは、1930年頃に制作されたモデルでございます。
「リド」とお聞きになると、フランスのシャンゼリゼに世界中で有名な「LIDO」というキャバレーから名づけられたのでは?と思いになる方も少なくないかと思います。
しかし、バカラの「リド」が制作された時代(1930年)が早く、第二次世界大戦後にその店名を「RIDO]と変え再オープンしたキャバレーのほうが後に名づけられています。
時代背景から見て、当時流行っていたヴェネツィアのリゾート地「リド島」からこのシリーズのモデル名が付けられたようです。
見た目とはちがい、手にしっかりと馴染む商品でとても使い易いです。
シリーズは130ml、180ml、250mlと入る容量の違う作品やデカンタがあります。
このグラスで、ヴェネツィアのリド島のリゾートを感じさせるような、贅沢な時間を優雅にすごしたいですね。
小さめのグラスにはオリーブやチーズを盛り付けテーブルに並べ、シリーズの全部を使用して華やかなテーブルコーデにしてはいかがでしょう。
このように、フランスを代表する高級ガラスブランドのバカラは、非常にたくさんの素晴らしいデザインを残しています。
特に現在でも人気のあるモデルはシャトーブリアンではないでしょうか。
ローハンと非常に似ているモデルであり、ローハンとの決定的な違いはリムの部分がチューリップ状になっていることです。
このシャトーブリアンは生産数自体が少なかった為、現在まで残っているグラスはほとんどありません。
なので現在でも重宝されたモデルなのですね。
下記はバカラのシャトーブリアンになります。
現代のバカラで特に印象的なモデルはプレステージではないでしょうか。
プレステージとは、威信・威光・名声の意味になります。
エッチングの部分に24金をすり込んで焼き付けるという、手間と時間を掛けて仕上げられています。
ナポレオン3世の妃が贈り物にしたと伝えられ、贅沢な美術品ともいえるグラスです。
口径だけでなく、脚台にもゴールドトリムが施されていて、名前の通り威厳のあるたたずまいです。
このようにクリスタルと言えばバカラを思い出すほど、世界的に有名なフランスのクリスタルメーカーです。
当たり前のことながら「完璧を維持する」というポリシーのもと、高品質で透明感のある手づくりクリスタルを製造しています。
その技術の高さは約40名以上の「MOF(フランス最優秀職人)」を輩出したことでも証明されています。
また完成に至るまでの段階で多くの製品を排除するなどチェックの厳しさも、その美しさを支えているのです。
計算され尽くしたバランスの美しさと、力強さから、荘重な雰囲気を感じさせます。
下記はバカラのプレステージになります。
現代バカラの代表作品
LOLA(ローラ)
2009年に発表された新しいタイプのグラスシリーズ。
こちらのローラは「ベガ」シリーズをデザインしたサヴィネル・ロゼ」がデザインを手がけた作品です。
「ローラ」とは地中海周辺に住む女の子に良く名づけられる名前です。
グラスはさざ波が交互に連なったようなデザインをしていますので、液体を注がれたグラスには太陽の陽射しが地中海の穏やかな小波にキラキラと差込むような輝きを放っています。
とても幻想的な光の乱射を優雅に楽しめることができます。
この、作品はバカラガラスのなかでもクリスタルが薄く軽いため口触りがとても優しいガラスになっています。
重量感もバカラクリスタルの中では軽量となっています。
日中の陽射しが差込む時間帯にこのグラスで贅沢に冷えたアルコールをいただきたいですね。
「パルメ」
こちらのシリーズは形状よりも装飾デザインが有名なシリーズモデルです。
1939年に大統領の別荘で使用するためにデザインされました。
パルメのエッチングは楽園にすむ夢想の鳥をモチーフにしてデザインされました。
グラス全体に施された鳥と植物の絵は独特な世界観を漂わせています。
羽ばたく鳥の躍動感が伝わり眺めているだけで心が癒され優雅な気分になります。
グラスの下部から底面かけてクリスタルの厚みがあり、ガラスのカットが深く彫られることにより、グラスを持ち上げた時の輝き放つ光がとても美しく魅了されます。
こちらのシリーズには、タンブラー、ワイングラス、シャンパングラスなど多くのシリーズがありますので、自分の好みに合ったグラスを選ぶといいですね。
長く愛されるデザインでもありますので、お持ちになっていても長く愛用できる品としておすすめです。