193 マイセン 料理をしているキューピット ポーセリン人形 ロイテリッツ作

193 マイセン 料理をしているキューピット ポーセリン人形 ロイテリッツ作

通常価格 ¥446,000
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この愛らしく美しいキューピット作品は1876年にエルンスト・アウグスト・ロイテリッツ(Ernst August Leuteritz 1818年 ~ 1893年)によってモデルされました。
製作されたのは1880年 ~ 1890年の間です。
ロイテリッツはドイツのドレスデン(Dresden)と言う町のアート学院でアートについて学びました。
そののち1849年~1886年の間、マイセン製作工場のチーフを勤めました。
彼は、シリーズ作品や壷、時計などを多くデザインする人物として知られています。
ロココ時代にはクラシックスタイルの物も多く製作しました。
ベグマン(Bergmann)と言う人物は「19世紀後半、マイセン製作工場で勤めた中で、彼は最も生産力の有した営利的な人物であった。」と言う言葉を残しています。

この作品の中心にいるのは、料理で忙しいアモア(AMOR ポルトガル語で愛)のフィギュアです。
この愛らしいキューピットは火で囲まれたオーブンの上に座っています。
ヘアネットの帽子(Jelly Bag Cap) をかぶったキューピットは忙しそうにポリッジ(オートミールなど水や牛乳で煮たお粥のようなもの)をかき混ぜています。
キューピットは土台となる四角形のベースに固定されています。
土台はロカイユ(貝殻,小石などのモチーフを特徴とするヨーロッパの 18~19世紀の装飾様式。)を使用した装飾で飾られたベースによって支えられています。

キューピットの翼部分を見ておわかりいただける通り、細部までとても丁寧に作られたこの作品は、マイセンならではの細やかな職人技が見受けられる、とても素晴らしい作品です。

原材料には白のポーセリンが使用され、すばらしい光沢仕上げ、そして最古の塗装技術を取り入れながら塗装仕上げされた、優れた手作り陶器人形です。

こちらのフィギュアには1860年~1890年のマイセンの双剣マーク(贋作防止のため、マイセンの陶磁器には交差した2本の剣のトレードマークが1723年から用いられており、これは現在まで使われているトレードマークの中ではもっとも古くからあるものの一つ。なお、刃や鍔の傾きなどは年代によって変化している。)が記載されています。

その他に、モデル番号 K116 / 形成番号 143 と言う記載がされています。

全体的に非常に綺麗な状態の品物です。
修復もなく、欠けやひび割れ、細かな線もありません。

こちらの製品は新品ではなく骨董品であることをご了承ください。

デザイン者:  エルンスト・アウグスト・ロイテリッツ(Ernst August Leuteritz 1818年 ~ 1893年)
初期デザイン: 1876年
製造:     マイセン製作工場
寸法:     高さ15.25cm
製造年:    1880年 ~ 1890年

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