214 マイセン 三人の興味深き子供達 (シリーズ作品 “美しきアート”) ケンドラー作
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この作品は1764年頃にデザインされました。
デザインしたのはマイセン造形物の基礎を築いたと言われるヨハン・ヨアヒム・ケンドラー Johann Joachim Kändler (June 15, 1706年 ~ May 18, 1775年)です。
マイセンの中でも非常に人気の高い彫刻師です。
彼は15歳でドレスデン宮殿の宮廷彫刻師の弟子となりました。
1730年に宮廷彫刻師となった翌年、マイセン工房の型師に、そして1733年には主任型師に昇格されました。
ケンドラーは皇帝に委託された動物の彫像や日本宮の礼拝堂用の使徒像のための型づくりを、前任の型師キルヒナーとともに作りましたが、キルヒナー亡き後はひとりでその仕事にいどみました。
ケンドラーによって躍動感ある動物やロココ様式の優雅な人形、食器などまでがデザインされ、今も世に残り多くの人たちから愛されています。
彼の製作した名作シリーズ作品 “羊飼いのフィギュア” “コメディアンの子供” “ガーデナーの子供達(アシエとの協同作品)” などは、とても有名で、多くのコレクターから人気のある作品です。
この作品の原材料には白のポーセリンが使用され、すばらしい光沢仕上げ、そして最古の塗装技術を取り入れながら塗装仕上げされた、優れた手作り陶器人形です。
この作品は “美しきアート”(THE FINE ARTS)のシリーズ作品の中の一つになります。
この作品のユニークなところは、モデルとなっている子供達が三方を向いているので、どこの角度からでも正面になりえると言うところです。
三人の裸の子供達は、それぞれの持っている道具を熱心に見たり取り扱っています。
一人の男の子は青い布を腰に巻き、座り込み、地球儀を股に置いて、手には紙とペンを持っています。
二人目の男の子は、ラベンダー色の布を右肩からかけ、左手で望遠鏡を持ち、望遠鏡を高くあげ、左目で覗き込んでいます。
三人目の男の子は黄色い布を巻き、左手には定規、右手には距離を測るための道具を持っています。
フィギュアが固定されている土台は円形で、ベースのところどころが金色で装飾されており、細部までとても丁寧に作られたこの作品はマイセンならではの細やかな職人技が見受けられる、とても素晴らしい作品と言えます。
こちらのフィギュアには19世紀のマイセンの双剣マークが記載されています。
その他に、モデル番号 A 12 / 形成番号 51 と言う記載があります。
ひび等のない良好なコンディションです。
こちらの製品は新品ではなく骨董品(アンティーク品)であることをご了承ください。
デザイン者: ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー Johann Joachim Kändler (June 15, 1706年 ~ May 18, 1775年)
初期デザイン: 1764年
製造窯: マイセン製作工場
寸法: 高さ11.5cm
製造年: 19世紀 1880年頃